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庭でも玄関でも、シーズンに入ると何度もムカデを見かける——。市販の薬剤を買ってきて家のまわりにまいてみたものの、雨が降るたびに手応えがなくなり、そろそろ業者に頼んだほうがいいのかと迷っている方は少なくありません。ただ、いざ検索してみると「〇〇円〜」という金額ばかりが並び、その料金で何をしてもらえるのかが見えてきません。
この記事では、当メディア編集部が害虫駆除サービスの公開料金ページと公的機関の公表資料を調査し、ムカデ駆除を業者に頼んだときに実際に行われる作業と、料金がどの単位で決まるのかを整理しました。実名のランキングは掲載していません。見積もりを受け取ったときに、その金額が何に対する対価なのかを自分で判断できるようにするのがねらいです。
なお、室内でムカデを見つけたときにその場でどうするかは本記事の範囲外です。屋外の発生源と建物のまわりを、業者がどう扱うのかに絞ってお伝えします。


【一言でいうと】ムカデ駆除の業者は何をしてくれる?
ムカデ駆除の業者に頼めるのは、どこが発生源かを調べたうえで、建物の外周や床下に薬剤を処理し、季節に合わせて再訪するという一連の作業です。室内で1匹に出くわしたときの対処とは目的が違い、家のまわりの環境ごと変えていく作業だと考えると輪郭がつかめます。
逆にいえば、落ち葉を片づける・すき間をふさぐ・製品の表示どおりに薬剤をまくといった作業は、住んでいる人にもできることです。業者に頼む価値が出るのは、その作業が届かない場所にあるときと、シーズンを通して続けるのが難しいときだと整理できます。

| 場面 | 住んでいる人にできること | 業者に頼めること |
|---|---|---|
| 発生源をつかむ | 落ち葉・雑草・置きっぱなしの植木鉢など、思い当たる場所を片づける | 建物のまわりを見て回り、どこが発生源になっているかを調べたうえで作業範囲を提案する |
| 建物のまわりの処理 | 市販の薬剤を、製品の表示にある使用場所と使用量の範囲でまく | 床下や基礎の立ち上がりを含む外周に、業務用の薬剤で処理する |
| 侵入口をふさぐ | サッシやダクトまわりの目に見えるすき間をふさぐ | 侵入口になりやすい箇所を含めた対策を作業に組み込む |
| 続けること | 雨で流れたら自分でまき直す | 年間の回数を決めた定期管理として、季節ごとに実施する |
| 室内で見つけたとき | この記事では扱いません(別記事で解説) | スポットの作業で室内の養生を伴う場合がある |
※作業の内容は事業者やプランによって異なります。表は当メディア編集部が各社の公開ページをもとに整理したもので、特定の事業者の優劣や順位を示すものではありません(2026年8月時点)。
業者に頼む範囲と自分でやる範囲|屋外の発生源が残っていると繰り返す

ムカデが潜む場所は屋外にある
株式会社ダスキンのコラムでは、ムカデが好むのは「湿度が高く、暗くて狭い場所」で、日中は土の中や落ち葉の下、朽ちた木の中、石垣の隙間などに潜んでいると説明されています。同じページでは、落ち葉や雑草、植木鉢を放置しているとムカデが潜みやすい環境になるとして、定期的な掃除・手入れと薬剤の散布が挙げられています(ダスキン「ムカデを侵入させないための対策・見つけた時の駆除方法をご紹介」)。
ここから分かるのは、室内で見かける個体は「屋外から入ってきたもの」として扱うほうが筋が通るということです。室内側だけを対処しても、外に隠れ場所が残っていればシーズン中に何度も繰り返すことになります。
自分でまく薬剤と、業者の外周処理は「続けられるか」で差が出る
家庭向けのムカデ用粉剤にも、まく場所と量はきちんと決められています。たとえばムカデ粉剤EXの製品ページには、使用場所として庭・土間・玄関前・裏庭・資材置場・家や庭のまわりが挙げられ(床下への散布は使用上の注意で農薬用マスクの着用を求める記載があります)、使用量は帯状散布で1mあたり15g(幅5〜10cm)、全面散布で1平方メートルあたり150g、直接散布で1平方メートルあたり50〜150gと示されています。
同じページには「激しい降雨などにより土と一緒に本剤が流れてしまう場合は散布し直してください」という注意も記載されています(KINCHO園芸「ムカデ粉剤EX」)。自分でまく場合、天候に合わせてまき直しを続けられるかどうかが、実際には大きな分かれ目になります。
業者への切り替えを考えたい状況
次のような状況にあてはまるときは、自分の作業を増やすよりも、一度専門の事業者に見てもらったほうが早いことがあります。いずれも「頑張りが足りない」という話ではなく、作業の届く範囲の問題です。
- 家のまわりを片づけて薬剤もまいたのに、シーズン中に何度も見かける
- 床下や基礎の立ち上がり、擁壁の裏など、自分では手が届かない場所が発生源になっていそう
- 小さな子どもやペットがいて、自分で薬剤を扱うことに不安がある
- 敷地の植栽や共用部が関係していそうな賃貸・集合住宅に住んでいる(まずは管理会社や貸主への相談から)
- 高齢などの事情で、外周をまわり続ける作業そのものが負担になっている
なお、室内でムカデを見つけたときの動き方や、「殺してはいけない」という言い伝えの真偽については別の記事で扱っています。ヤスデとの見分けが必要なときも、そちらをご覧ください。
ムカデ駆除を業者に頼んだときの料金の目安|課金の建て方が3通りある

ムカデ駆除の料金を調べていると金額の幅が大きく感じられますが、その多くは何を単位に課金しているかが事業者によって違うことから生じています。公開されている料金を並べると、大きく3通りの建て方に分かれます。
| 課金の建て方 | 公開されている料金 | どういう条件の料金か |
|---|---|---|
| 面積で決まる | 12,000円〜30,000円 | くらしのマーケット「ムカデ・ヤスデ駆除」の相場として、延べ床面積10平米あたりの金額が示されているもの。ページに税込・税抜の表記はありません |
| 1回ごとのスポット | 27,500円(税抜25,000円)〜 | ダスキン「不快害虫駆除サービス」の1回ごとの標準料金。対象はクモ・ムカデ・ヤスデ・ダンゴムシ・ナメクジ・カメムシ・アリ等 |
| 外周の長さ+年6回の定期 | 初回13,200円(税抜12,000円)〜/2〜6回目6,600円(税抜6,000円)〜×5回/初年度合計46,200円(税抜42,000円)〜/次年度以降は年間39,600円(税抜36,000円)〜 | ダスキン「戸建の虫さん侵入お断りサービス」の一戸建て向け・外周32mまでの料金例。対象はムカデ・ヤスデ・ダンゴムシ・ゴキブリ |
※出典=くらしのマーケット「ムカデ・ヤスデ駆除」/ダスキン「不快害虫駆除サービス」/ダスキン「戸建の虫さん侵入お断りサービス」(いずれも2026年8月時点)。条件の異なる料金のため単純比較はできません。特定の事業者の優劣や順位を示すものではありません。
面積で決まるタイプ
事業者と利用者をつなぐマッチングサイトでは、面積を基準にした相場が示されていることがあります。くらしのマーケットの「ムカデ・ヤスデ駆除」では、延べ床面積10平米あたりの相場として12,000円〜30,000円と記載されています。
同じページには、このカテゴリのすべてのサービスに共通する作業内容として「作業内容の事前説明/被害状況の確認と説明/薬品の塗布や噴射/作業場所の簡易清掃/養生(屋内の場合)」が挙げられ、表示されている料金はこれらを含むと説明されています。何が料金に含まれているかが先に決まっている点は、見積もりを読むうえで参考になります。
1回ごとのスポットで決まるタイプ
ハウスクリーニングや害虫駆除を手がける事業者では、1回ごとの標準料金を出しているところもあります。ダスキンの不快害虫駆除サービスは1回ごと27,500円(税抜25,000円)〜で、事前調査を行ったうえでクモ・ムカデ・ヤスデ・ダンゴムシ・ナメクジ・カメムシ・アリ等を駆除するとされています。
同ページには「サービス料金は害虫の種類数や作業規模によって異なりますので、お見積りさせていただきます」「料金は標準的な金額です。作業内容や状況およびサービス日時によって料金は変動する場合があります」との注記があります。掲載金額は出発点であって、確定額ではないという前提で読む必要があります。
外周の長さと年間の回数で決まるタイプ
年間を通した定期管理という形もあります。ダスキンの戸建の虫さん侵入お断りサービスは、ムカデ・ヤスデ・ダンゴムシ・ゴキブリを対象に、害虫の生態や季節の活動状況に合わせた年6回の定期管理で侵入を予防するというもので、同ページには「薬剤散布は家屋の外周のみなので家の中に入らず作業完了」と記載されています。
料金例は外周32mまでという条件つきで、初年度は初回13,200円(税抜12,000円)〜と2〜6回目6,600円(税抜6,000円)〜が5回、合計46,200円(税抜42,000円)〜、次年度以降は年間39,600円(税抜36,000円)〜とされています。外周32mを超える場合は1mごとに初回412円(税抜375円)、2回目以降176円(税抜160円)が加算される旨も同ページに明記されています。
追加費用が発生する条件
金額そのものより、あとから加算される条件のほうが総額を左右することがあります。ダスキンの両ページには、サービスカーの駐車スペースが用意できず有料駐車場を利用する場合の駐車料金、渡船や連絡橋等の有料の移動手段を利用する場合の実費、土日・祝日・その他の休業日および夜間の作業で追加の費用が発生する場合があること、契約後のキャンセルや予定変更でキャンセル料金をいただく場合があることが、いずれも注記として書かれています。
これらは特定の事業者に固有の話ではなく、訪問して作業するサービスに共通してあり得る加算の型です。他社に見積もりを取るときも、同じ観点で確認しておくと総額の見通しが立ちます。害虫の種類をまたいだ料金の決まり方は、別の記事で横断的にまとめています。
広告の「〇〇円〜」で呼ぶ前に|国民生活センターが公表した害虫駆除トラブル

公表されている相談事例
独立行政法人国民生活センターは2025年3月4日に「【広告の格安料金に要注意!】作業後に高額請求する害虫駆除トラブル」を公表しています。掲載されている相談事例は2件で、いずれもゴキブリ駆除のケースですが、広告の金額と請求額が食い違うという構図はムカデ駆除を依頼するときにも参考になります。
1件目は「約500円〜」と書かれていた事業者に電話し、作業後に「室内全体の燻蒸作業が必要」等と言われて約20万円を請求されたというもの(2024年8月受付・20歳代女性)。2件目は「約1,000円から」と記載されていた事業者に依頼し、作業後に作業請負契約書を提示されて料金は約50万円と言われたというものです(2024年8月受付・20歳代男性)。
同センターが2024年4月24日に公表した「ネットの価格と全然違う!?害虫・害獣駆除のトラブルにご注意」では、この種の相談が近年増加傾向にあり、2023年度は2022年度同期と比べて約1.5倍に増加していること、10〜20歳代が契約当事者となるケースが急増していることが示されています。
公表されているアドバイス
2025年3月4日公表のページには、消費者へのアドバイスとして次の4点が挙げられています。金額の話に見えて、実際には依頼する前の段取りをどう組むかという内容です。
- 極端に安い価格を表示するウェブサイトや広告には気を付ける(特に3ケタ台など極端な格安料金で依頼できることはまずない)
- 事業者への依頼が本当に緊急で必要なものか冷静に考える。賃貸住宅なら依頼前に管理会社や大家等に相談するのも一法で、複数社から見積もりを取って比較・検討する前提で話を聞く
- 料金や作業内容に納得できない場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いは避ける
- 事前の提示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、特定商取引法の訪問販売によるクーリング・オフが適用できる可能性がある
また、同ページでは「すぐに薬剤を撒かないと害虫が増えてしまう」などと不安をあおり、その場で契約させようとして他社と比較・検討する機会を奪うような事業者とは契約しないよう呼びかけています(独立行政法人国民生活センター(2025年3月4日公表)/同(2024年4月24日公表))。
おかしいと思ったときの相談先として案内されているのは、消費者ホットライン「188(いやや!)」です。これは最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等を案内する全国共通の3桁の電話番号で、個別の契約が違法かどうかの判断は当メディアでは行えません。迷った時点で相談してかまいません。
ムカデ駆除の業者を選ぶときに見積もりで確認する6項目

ここまでの内容を、問い合わせの場で使える形にまとめます。6項目とも、同じ言い回しで複数社にたずねるのが要点です。同じ質問をすることで、金額以外の違いが見えてきます。
1どこに、どんな作業をするのかを「場所の名前」で挙げてもらう
「外周に処理します」だけでは範囲が分かりません。玄関前・勝手口・基礎の立ち上がり・床下換気口・裏庭・擁壁の裏など、作業する場所を名前で挙げてもらいます。庭だけなのか、建物のまわりまでなのかで金額は変わります。
2料金が面積・回数・外周の長さのどれで決まるのかを確認する
延べ床面積で決まるのか、1回ごとの作業規模で決まるのか、家のまわりの長さと年間の回数で決まるのかを先に聞きます。単位が分かると、提示された金額が高いのか妥当なのかを自分の家の条件に当てはめて考えられます。
3追加費用が発生する条件を、契約前に書面で確認する
駐車スペースが確保できない場合の駐車料金、規定の範囲を超えた分の加算、土日祝日や夜間の割増、キャンセルや日程変更の扱いなどです。口頭の説明だけで進めず、見積書か契約書の記載として残してもらいます。
4再訪や保証があるか、あるなら期間と回数を確認する
1回で終わる作業なのか、期間内の再訪が含まれるのか、含まれるなら何回までかを聞きます。「効かなかったらまた来ます」という口約束ではなく、期間と回数として決まっているかどうかが判断材料になります。
5家の事情を先に伝える
小さな子どもやペットの有無、水槽や池の位置、家庭菜園やプランターの場所、隣家との距離、洗濯物を干す場所などです。薬剤の使用場所には製品ごとの決まりがあるため、家の条件を先に共有しておくほど、当日の調整が少なくて済みます。
6やり取りが記録に残る方法で進める
見積もりの金額、作業範囲、追加費用の条件を、メールやメッセージなど後から読み返せる形で受け取ります。認識のずれが起きたときに、双方が同じ文面を確認できる状態にしておくことが、いちばん手前の備えになります。
口コミは何を見るか
マッチングサイトでは利用者の口コミが公開されており、事業者を絞り込むときの材料になります。ただし読むときは「効いた・効かなかった」という結果よりも、説明の分かりやすさ・連絡の取りやすさ・追加料金の扱いといった、自分でも確認できる項目に注目するほうが役に立ちます。
効果の感じ方は建物の構造や周囲の環境で変わるため、他の家の結果をそのまま自宅にあてはめることはできません。高い評価が並んでいる事業者であっても、見積もりの段階で6項目を確認する手順は変わらないと考えておくのが無難です。
業者が使う薬剤について、依頼の前に伝えておきたいこと

殺虫剤は、対象とする害虫によって制度上の位置づけが変わります。大日本除虫菊株式会社(KINCHO)の業務用殺虫剤の解説では、蚊・ハエ・ゴキブリ・トコジラミ・屋内塵性ダニ類などの衛生害虫を対象とするものが厚生労働省の区分として薬機法のもとに置かれ(第2類医薬品・防除用医薬部外品)、クロアリ・シロアリ・ハチ・ケムシ・ムカデ・クモなどの不快害虫を対象とする化成品は経済産業省の区分として化審法と家庭用生活害虫防除剤の自主基準のもとにある、と整理されています(KINCHO「殺虫剤と対象害虫と法的関係」)。ムカデ向けの薬剤は、蚊やゴキブリ向けのものとは別の枠組みで扱われているということです。
いずれの区分であっても、適用害虫・使用場所・使用量は製品の表示に従うのが原則です。先に挙げたムカデ粉剤EXの製品ページを例にとると、使用場所と使用量が定められているだけでなく、使用上の注意として次のような記載があります。
- 散布中や散布当日は、散布区域に小児やペットが立ち入らないようにする
- 粉末が水槽、池、河川などに入らないように注意する
- 食用作物にかからないように注意する
- 激しい降雨などで土と一緒に流れてしまった場合は、散布し直す
これはそのまま、依頼の前に事業者へ伝えておくべき家の条件のリストになります。金魚を飼っている、庭でミニトマトを育てている、隣家との距離が近い、子どもが素足で出る土間がある——こうした事情は、作業範囲や薬剤の選び方に影響します。
また、薬剤を使ったからといって二度と姿を見なくなるとは限りません。効果の続き方は建物の条件や周囲の環境、天候によって変わるため、「完全に駆除できる」という説明があった場合は、その根拠と再訪の扱いをあわせて確認しておきたいところです。
なお、ムカデをはじめとする昆虫は鳥獣保護管理法の対象ではありませんが、それは何をしてもよいという意味ではありません。近隣への薬剤の飛散、ペットや水生生物への影響、集合住宅の管理規約や共用部の扱いといった配慮は、法律の対象かどうかとは別に残ります。屋外の小さな虫が減れば、それをエサにするクモの巣も張られにくくなるという関係もあります。
業者を探す前に使える窓口|自治体の相談とペストコントロール協会

いきなり事業者を探す前に、公的な窓口に相談するという道もあります。ここで押さえておきたいのは、自治体は原則として駆除作業そのものを行わないという点です。
横浜市のよくある質問には「害虫等の駆除は発生源を所有又は管理する方が対応していただくこととなっています」と記載されており、各区の福祉保健センター生活衛生課環境衛生係で「駆除方法の説明」「駆除機材の貸出し」「駆除業者の案内」について相談できると案内されています(横浜市「ねずみ・害虫を駆除してほしい。」)。
東京都多摩立川保健所のページでも「保健所では、防除や駆除作業は実施しておりません」と明記されたうえで、相談者自身が実施できる対策についてアドバイスしていること、害虫駆除業者団体の連絡先として公益社団法人 東京都ペストコントロール協会を紹介していることが書かれています(東京都多摩立川保健所「相談・同定・駆除方法等について」)。窓口の対応範囲は自治体によって違いがあるため、お住まいの市区町村の生活衛生の担当課を確認してみてください。
紹介先として名前が挙がるペストコントロール協会について、公益社団法人日本ペストコントロール協会はペストコントロールを「人に有害な生物の活動を、人の生活を害さないレベルまでに制御する技術」と説明しています。生き物を全滅させるのではなく、生活に影響のない範囲まで減らす・繁殖させないようにするという考え方です(公益社団法人日本ペストコントロール協会「ペストコントロールとは」)。同協会のサイトには都道府県協会のページがあり、地域の協会をたどることができます。
ムカデ駆除を依頼してから作業が終わるまでの流れ

1家のまわりの状況を整理してから問い合わせる
いつごろから・どのあたりで・週に何回くらい見かけるのかをメモにしておきます。建物の種類(一戸建てか集合住宅か)、庭や駐車場の有無、床下があるかどうかも伝えると、見積もりの精度が上がります。
2現地調査と見積もりを受ける
発生源になっていそうな場所と、作業する範囲の説明を受けます。この段階で前述の6項目を確認し、金額の内訳と追加費用の条件を書面で受け取ります。
3作業日までに家の側で準備する
サービスカーの駐車スペース、洗濯物や布団の取り込み、ペットのケージや水槽の移動、家庭菜園やプランターの位置の共有、隣家への一声などです。準備の内容は事業者から案内があるはずなので、指示に沿って進めます。
4当日の作業と、どこに何をしたかの説明を受ける
作業後に、処理した場所と使った薬剤の種類、当日と翌日以降の注意(立ち入りの制限や換気など)を確認します。写真で記録を残してくれる事業者もあります。
5完了後の様子見と、再訪・定期の相談
しばらく様子を見て、見かける頻度の変化を記録します。契約に再訪が含まれている場合はその期間内に、含まれていない場合は改めて相談するかどうかを判断します。玄関まわりの掃除など、自分でできる手入れも並行して続けると効果的です。
ムカデ駆除の業者依頼についてよくある質問(FAQ)
※本記事に記載した料金・サービス内容・注記は、2026年8月時点で各事業者が公開しているページおよび公的機関の公表資料にもとづくものです。条件によって金額は変わり、内容は予告なく変更される場合があります。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。また本記事は特定の事業者を推奨したり、優劣や順位を示したりするものではありません。
まとめ
ムカデ駆除を業者に頼むというのは、屋外の発生源を調べ、建物の外周や床下を処理し、季節に合わせて続けるという作業を任せることです。料金は面積・1回ごとの作業規模・外周の長さと年間の回数のいずれかを単位に組み立てられており、自分の家がどの単位で見積もられているかが分かれば、金額の意味が読み取れるようになります。
問い合わせのときは、作業する場所・課金の単位・追加費用の条件・再訪や保証・家の事情・記録の残る連絡という6項目を、同じ言い回しで複数社にたずねてみてください。広告の「〇〇円〜」だけで急いで決めないことが、国民生活センターが繰り返し注意喚起している高額請求のトラブルから距離を置く一番の方法です。
害虫の種類ごとに料金の決まり方がどう違うのかは、横断でまとめた記事もあわせてご覧ください。