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コバエの駆除方法|大量発生を今すぐ減らす手順と発生源の探し方

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ゆうべは数匹だったのに、朝になったらシンクの上を十数匹が飛んでいる——コバエの大量発生は、増え方が急なぶん焦りますよね。手で払っても、殺虫スプレーをまいても、翌日にはまた同じ数だけ飛んでいる、という状態でこのページにたどり着いた方も多いはずです。

先に結論をお伝えします。コバエの駆除は「いま飛んでいる成虫を減らす作業」と「卵と幼虫がいる発生源を取り除く作業」を、同じ日に両方やるのが基本です。成虫だけを何度倒しても、発生源が残っているかぎり同じ場所から次の世代が出てきます。逆にいえば、発生源さえ見つけて断てば、数字は数日で目に見えて減っていきます。

この記事では、当メディア編集部が公益社団法人東京都ペストコントロール協会(出典:東京都ペストコントロール協会公式サイト)や保健所などの公開情報と、殺虫剤メーカーが公式に案内している使用上の注意を調べ、大量発生してしまった部屋で今日から進められる順番に整理しました。スプレーとくん煙剤の使い分け、見かける場所から発生源を絞り込む方法、数日でぶり返す理由、そして自分の部屋では収まらないときの相談先と費用の目安まで見ていきます。

読者
キッチンと洗面所にコバエが大量発生してしまって、スプレーで倒しても次の日にはまた飛んでいます。どうすれば駆除しきれるんでしょうか。
編集部
飛んでいる成虫はスプレーやトラップで減らせますが、それだけだと発生源に残った幼虫が次々に羽化してきます。今日のうちに「成虫を減らす」と「発生源を断つ」を両方やるのが近道ですよ。

【一言でいうと】コバエの駆除は「成虫を減らす」と「発生源を断つ」の2段構え

コバエは、体長5mm以下の小さなハエやカに似た羽虫をまとめて呼ぶ通称です。公益社団法人東京都ペストコントロール協会の解説でも、コバエは特定の1種を指す言葉ではなく、ショウジョウバエ類・ノミバエ類・チョウバエ類・キノコバエ類などの便宜的な総称だと説明されています。

そして同協会は、これらの防除について生ゴミの処理や清掃といった環境対策と、エアゾール・捕獲トラップなどの薬剤対策を組み合わせる必要があるとしています。公益社団法人日本ペストコントロール協会(出典:日本ペストコントロール協会公式サイト)も、飛ぶ虫の駆除は一般に発生源への処理が効果的だと案内しています。市販の殺虫剤だけで解決する話ではない、というのが専門団体に共通した考え方です。

段階 やること 主に使うもの 手ごたえの目安
①成虫を減らす(応急処置) いま飛んでいる個体を減らして、これ以上の産卵を抑える コバエ用エアゾール・空間噴射タイプ・置き型の捕獲トラップ その場〜数時間で数が減る。ただし一時的
②発生源を断つ(本命) 卵と幼虫が育っている場所そのものを取り除く・洗う ゴミ袋・ブラシ・パイプ用洗浄剤・新しい用土 作業日から数日〜2週間で新しい成虫が出なくなる

順番としては、①をやってから②に取りかかるほうが作業しやすくなります。飛び回る虫が減れば、排水口をのぞいたりゴミ箱を出したりする作業のストレスがぐっと下がるからです。ただし①だけで終わらせると、数日後にほぼ同じ状態に戻ります。ここが「駆除できない」と感じる最大の分かれ道です。

図解
当メディア編集部作成

以下では、①の具体的なやり方、②の発生源の絞り込み方と手順、そしてそれでも収まらないときの考え方を順に説明します。

今すぐコバエを減らす|飛んでいる成虫への対処と薬剤の使い分け

ゴム手袋とエプロンで掃除を始める女性
写真はイメージです

まずは目の前の数を落とします。市販品はタイプごとに向いている場面が違うので、いまの状況に合うものを選ぶと無駄がありません。

タイプ 効き方 向いている場面 使うときに気をつけること
直接噴射のエアゾール 噴霧した個体にその場で作用する 数匹が目の前を飛んでいるとき 食品・調理器具にかからないようにする。火気に注意
空間に噴射するワンプッシュ式 部屋の空間に薬剤を広げる 部屋じゅうを飛び回っていて追いきれないとき 適用畳数を守る。人やペットがいない状態で使う
置き型の捕獲トラップ においなどで誘い込んで捕らえる 数日かけて少しずつ減らしたいとき 誘引されない種類もある。置き場所は発生源の近くへ
くん煙剤・くん蒸剤 部屋全体に薬剤を行き渡らせる 複数の部屋にまたがって飛んでいるとき 養生と換気の手間が大きい。卵には効かないとされる
捕虫器(光で誘引するタイプ) 紫外線などで誘引して捕獲紙で捕らえる 厨房や店舗など、薬剤を使いにくい場所 光に集まる種類が対象。設置場所で結果が変わる

「コバエ 駆除 電気」で探される電撃タイプや捕虫器は、業務用の世界では定番の道具です。株式会社ダスキン(出典:ダスキン公式サイト)の飛翔害虫定期管理サービスでは、虫が好む紫外線で誘引して捕虫紙で捕らえる仕組みの捕虫器を設置し、チョウバエ・ノミバエ・ユスリカ類など光に集まる飛翔害虫を対象にしていると案内されています。裏を返せば、光に寄ってこない種類には期待しにくい道具ということでもあります。

くん煙剤を使うなら、準備のほうに時間をかける

広い範囲に一度に効かせたいときに選ばれるのがくん煙剤です。ただし、部屋を閉め切って薬剤を充満させる方法なので、準備を省くとあとで困ることになります。

レック株式会社が「バルサン(出典:バルサン公式サイト)」のよくあるご質問で案内している内容によると、外に出している食品や食器にはカバーをかけること、布団・寝具類・衣類にもカバーが必要なこと、火災報知器は煙で誤作動するためカバーすること、使用後は30分程度しっかり換気すること、ペット(哺乳類)は必ず屋外へ出すこと、が挙げられています。水槽と魚は家の外へ出し、3日間は戻さないようにという記載もあります。

もうひとつ押さえておきたいのが、卵には効果がないため、卵がかえるころの約2週間後にもう一度使うよう案内されている点です。1回で終わりにする前提で計画を立てると、2週間後に「効かなかった」と感じることになります。煙が触れた食器は水洗いしてから使う、という記載もあわせて確認しておいてください。

殺虫剤を使うときに守りたいこと
  • 使い方・用量・注意事項は製品ごとに違うため、必ずパッケージの表示どおりに使う。適用害虫や適用場所の記載も確認する
  • 東京都保健医療局が発行する「くらしの安全シリーズ 殺虫剤正しく使って安全な暮らし」では、乳幼児・高齢者・病気の方やペットがいるところでむやみに使わないこと、口や眼への侵入・皮膚への付着・ガスの吸入を避けることが呼びかけられています
  • 保管は子どもの手が届かない場所で。飲食物の容器へ移し替えない
  • 誤って飲み込んだ場合や眼に入った場合は自己判断で対処せず、医師の診察を受ける
  • 台所で使うときは、まな板・食器・調理器具をいったん片付けてから。作業後は手を洗う

コバエ駆除の本命は発生源|見かける場所から種類を絞り込む

食器を洗い整理する様子
写真はイメージです

ここからが本題です。コバエと呼ばれる虫は種類ごとに育つ場所がはっきり違うため、「どこで多く見かけるか」を手がかりにすると発生源をかなり絞り込めます。アース製薬株式会社(出典:アース製薬株式会社公式サイト)の解説でも、コバエという名前のハエは存在せず、種類によって発生場所が異なると説明されています。

よく見かける場所 可能性の高い種類 育っている場所 まず手をつけるところ
三角コーナー・果物・空き缶のまわり ショウジョウバエ類 傷んだ果物や野菜、漬け物などの発酵した食品、ゴミ箱の底にたまった残りかす 生ゴミの排出とゴミ箱の丸洗い
キッチン全体・素早く歩き回る ノミバエ類 わずかな生ゴミ、排水系、ゴミ箱の底の残りかす。動物質を好む シンク下・冷蔵庫下・こぼれた食品の確認
浴室・洗面所・トイレの壁に止まる チョウバエ類(ホシチョウバエ・オオチョウバエ) 下水口のスカム(ぬめり)、水回りの目地にたまった汚れなど水分の多い場所 排水口と排水トラップのぬめり落とし
観葉植物の鉢のまわり クロバネキノコバエ類 腐葉土などの腐った植物質が多い湿った場所、鉢植えの土 用土の交換と水やりの見直し

この対応関係は、公益社団法人東京都ペストコントロール協会が公開しているコバエ類の解説に基づいています。同協会によると、ノミバエ類は家屋内に入り込んだハクビシンやアライグマ、ネズミなどの巣や糞、動物の死体からも発生するとされています。キッチンをどれだけ掃除しても収まらない場合に、天井裏や床下が疑わしくなるのはこのためです。

絞り込みのコツは、朝いちばんに家じゅうを一周して「どの部屋のどこに何匹いるか」を数えてみることです。多くが浴室の壁に止まっているなら排水系、キッチンのゴミ箱に集まっているなら生ゴミ、鉢の土の表面から立ち上がるなら観葉植物、と当たりを付けられます。卵や幼虫がどんな姿でどこにいるのかは、別の記事で詳しく取り上げています。

発生源を断つ手順|キッチン・排水口・観葉植物の3か所を順に

スプレー洗剤と布でキッチンを拭き掃除する様子
写真はイメージです

当たりが付いたら、その場所を実際に片付けます。3か所とも同じ日にやるのが理想ですが、時間がなければ「いちばん多く見かける場所」から着手してください。

キッチン|生ゴミとゴミ箱の底を先に片付ける

1生ゴミを袋ごと屋外へ出す

三角コーナーと排水口のネットの中身を、袋の口を縛って屋外またはベランダのふた付き容器へ移します。次の回収日まで室内に置かないだけで、産卵場所がひとつ消えます。
果物のヘタ、飲みかけの缶やペットボトル、酒類の空き瓶も同じ扱いです。すすいでから出すと、においが残りにくくなります。

2ゴミ箱を空にして底を洗う

袋を替えるだけでは、袋と本体のすき間や底に落ちた汁気が残ります。中身を出したら本体を丸洗いし、しっかり乾かしてから新しい袋をセットします。
東京都ペストコントロール協会の解説でも、ショウジョウバエ類・ノミバエ類の環境対策として生ゴミの処理とゴミ箱の洗浄が挙げられています。ここが定番の発生源ということです。

3シンクまわりと家電の下を確認する

シンクの排水口のごみ受け、ディスポーザーの内側、冷蔵庫や食器棚の下に転がった食品のかけらは見落としがちです。懐中電灯で照らして確認します。
ペットフードの食べ残しや、植木の受け皿にたまった水も同じく発生の条件になります。

浴室・洗面所|排水口のぬめりを物理的に落とす

浴室・水回りを掃除する様子
写真はイメージです

チョウバエ類が育つのは、排水口の内側にたまった石けんかすや皮脂まじりのぬめり(スカム)の中です。東京都ペストコントロール協会も、防除法として床や排水溝まわりの清掃が必要だとしています。薬剤を吹き付けるより、ぬめりそのものをブラシでこすり落とすほうが確実です。

手順としては、ヘアキャッチャーと排水トラップの部品を外し、細いブラシで内側の壁面をこすります。外した部品も一つずつ洗い、元に戻したうえでパイプ用の洗浄剤を表示どおりの量・時間で使うと、届かない奥のぬめりにも働きかけられます。

なお、排水管には樹脂製のものが多く使われています。熱湯を勢いよく流す方法が紹介されることもありますが、配管の材質によっては傷めるおそれがあるため、この記事ではおすすめしません。掃除は手で扱える温度のお湯とブラシ、それに専用の洗浄剤で行うほうが無難です。洗剤を混ぜて使うことも避けてください。

観葉植物|土を替えるのがいちばん早い

庭の手入れをする様子
写真はイメージです

鉢のまわりを小さな黒い虫が飛ぶ場合、クロバネキノコバエ類の可能性があります。東京都ペストコントロール協会は、観葉植物から発生した場合は土の交換が必要だとし、屋外では腐葉土や刈った草を放置しないことを挙げています。

実際の対応としては、腐葉土やバークを多く含む用土から、赤玉土や鹿沼土のように有機物の少ない用土へ替える、表面数センチだけでも無機質の材料で覆う、といった方法があります。受け皿にたまった水を捨て、土の表面が乾いてから水をやる習慣に切り替えるだけでも、産卵に向く条件が減ります。植物の種類によって適した用土は違うため、植え替えの前に管理方法を確認してください。

手軽に数を減らしたいときは、家にある材料でトラップを作る方法もあります。ただし誘引されやすい種類とそうでない種類があるため、作り方と向き不向きは別の記事にまとめました。

駆除しても数日でまた出るのはなぜ?

掃除も薬剤もひととおりやったのに、3日後にまた飛んでいる。この現象には理由があります。コバエは卵から成虫までの期間がとても短く、しかも薬剤は卵まで届きにくいためです。

種類 幼虫 成虫の寿命
ショウジョウバエ類 約1日 約4日 約4日 約30日
ノミバエ類 約1日 約3日 約10日 約10日
ホシチョウバエ 約2日 9〜15日 約2日 5〜32日
クロバネキノコバエ類 4〜7日 8〜20日 3〜5日 4〜10日

出典は公益社団法人東京都ペストコントロール協会の解説です。ショウジョウバエ類なら、卵・幼虫・蛹を合わせておよそ9日で成虫になる計算になります。今日いる成虫をすべて倒しても、発生源に卵や幼虫が残っていれば、数日おきに次の世代が羽化してくるわけです。

図解
当メディア編集部作成

ぶり返すときによくある原因を並べておきます。心当たりのあるものから見直してみてください。

  • 発生源がまだ残っている——キッチンだけ片付けて、浴室の排水口や鉢の土に手を付けていないケースが最も多い
  • くん煙剤を1回で終えている——卵には効かないとされ、約2週間後の2回目までが1セット
  • 発生源が2か所以上ある——種類が混ざっていると、片方を断っても数が半分にしか減らない
  • ゴミ箱の本体や排水トラップの部品を洗っていない——袋やごみ受けの交換だけでは残りかすが残る
  • 発生源が専有部の外にある——共用の排水管、隣室、建物の排水槽など、自分では触れない場所

数が落ち着いてきたら、次は出さないための管理に切り替えていく段階です。ゴミの出し方や網戸、置き型グッズの使い分けといった予防側の話は、別の記事で整理しています。

集合住宅・飲食店でコバエが出たときの進め方

住宅の外観・住まいの様子
写真はイメージです

マンションやアパートでは、専有部分の掃除だけでは届かない範囲があります。各住戸の排水は共用の縦管を通って建物の外へ出ていくため、共用部の配管や排水槽、あるいは他の住戸が発生源になっている場合、自室をどれだけきれいにしても数が減りません

目安としては、自室の排水口とゴミまわりをすべて処理して2週間ほど様子を見ても数が変わらないとき、あるいは長く使っていない部屋の排水口から出てくるときです。この段階になったら、管理会社や管理組合、大家さんへ状況を伝えてください。建物全体の点検や共用部の清掃につながることがあります。

飲食店や事務所の場合は事情が少し変わります。飲食店では、令和3年6月1日に施行された改正食品衛生法によりHACCPに沿った衛生管理が制度化され、施設の衛生管理と食品の取り扱いに関する計画を作り、実施状況を記録・保存することが求められています(港区の案内より)。コバエの発生は、その衛生管理の記録に直結する問題として扱われます。

また、厨房にはグリーストラップや排水槽といった、家庭にはない発生源があります。株式会社ダスキンのチョウバエ駆除サービスでも、排水溝や汚水槽、食べ物かすの堆積場所、冷蔵庫下などの掃除が難しい場所、シンクのオーバーフロー排水口が対象として挙げられています。営業しながらの対応になるため、事業所向けの定期管理サービスを検討する価値があります。

自分では収まらないときの相談先と費用の目安

調べ物をして検討する女性
写真はイメージです

発生源が見つからない、床下や天井裏が疑わしい、共用部が原因らしい——こうした状況では、相談先を3段階に分けて考えると迷いません。

1自分でできる範囲をやりきる(数百円〜数千円)

エアゾール、捕獲トラップ、パイプ用洗浄剤、新しい用土はいずれも市販されています。ここまでで解決するケースも多く、費用も数千円程度に収まります。
まずは前の章までの手順をひととおり終え、2週間ほど様子を見るのが出発点です。

2保健所・管理会社・大家さんに相談する(無料)

保健所は衛生害虫の相談窓口を持っています。東京都多摩小平保健所の「衛生害虫に関すること」のページでは、自宅で発生した虫について相談者自身が実施できる対策を助言し、自分で対応できない場合は害虫駆除業者団体の連絡先を紹介する、と案内されています。あわせて、保健所では防除や駆除作業そのものは実施していないとも明記されています。
賃貸や分譲であれば、管理会社・管理組合への連絡も並行して行っておくと、共用部が原因だった場合の対応が早くなります。

3専門業者に発生源の調査から依頼する

排水管の奥、排水槽、床下、天井裏など、住人が手を入れられない場所を調べてもらえます。成虫を減らすだけでなく、幼虫が育っている場所への処理までを含めて任せられるのが市販品との違いです。

費用の目安(執筆時点)

「くらしのマーケット」(運営=みんなのマーケット株式会社)のコバエ(チョウバエなど)駆除・居住住宅用のページでは、場所別の料金としてキッチン+リビング(LDK)が10,000円〜14,000円、キッチンのみ・トイレ・浴室・洗面所・冷蔵庫内がそれぞれ8,000円〜10,000円、洗濯機が9,000円〜10,000円と案内されています(執筆時点)。共通の作業内容には、飛来中のコバエ駆除および卵・幼虫駆除用の薬品の塗布や噴射、発生状況の確認と説明、養生、作業場所の簡易清掃が含まれると記載されています。

一方、株式会社ダスキンの「ターミニックス」チョウバエ駆除サービスでは、50m²(約15坪)までの初回標準料金が15,840円(税込・税抜14,400円)、4週間ごとの定期管理が5,280円(税込・税抜4,800円)と案内されています(執筆時点)。初回に成虫の駆除と汚泥への薬剤処理を行い、以降は幼虫駆除と発生源への定期処理を続ける組み立てです。1回で終わらせたいのか、発生源が繰り返すので定期で抑えたいのかで、選ぶプランが変わります

格安表示の広告には注意したい

依頼先を探すときに気をつけたいのが、極端に安い料金を掲げる広告です。独立行政法人国民生活センター(出典:国民生活センター公式サイト)は2025年3月4日、「【広告の格安料金に要注意!】作業後に高額請求する害虫駆除トラブル」と題した情報提供を行っています。

そこでは、「約500円〜」という表示を見て呼んだところ室内全体のくん蒸作業が必要と言われて約20万円を請求された事例や、「約1,000円から」の表示で依頼して作業後に50万円と告げられた事例が紹介されています。同センターは、数百円といった料金で依頼できることはまずないと考えること、不安をあおって即決を迫る事業者には応じないこと、複数の事業者から見積もりを取って比べること、そして賃貸住宅なら事業者へ依頼する前に管理会社や大家さんに相談することを呼びかけています。

実際に選ぶときは、電話口の金額ではなく、現地を見たうえでの作業範囲と総額を書面で受け取ってから判断してください。事業者ごとの料金と作業内容を並べて見比べたい場合は、内容が一覧で確認できるサービスから当たると手間が少なくなります。

\ 無料見積もり・詳細は公式サイトから /

くらしのマーケット 公式サイトはこちら

最新の料金・対応エリアは公式サイトでご確認ください

コバエの駆除に関するよくある質問(FAQ)

Q電気で捕まえるタイプの機器はコバエに効きますか?

A光に集まる性質を持つ種類には有効な手段のひとつとされています。株式会社ダスキンの飛翔害虫定期管理サービスでは、紫外線で誘引して捕虫紙で捕らえる捕虫器が、チョウバエやノミバエ、ユスリカ類など光に集まる飛翔害虫を対象に使われています。ただし捕まえられるのは飛んでいる成虫だけで、発生源の幼虫には届きません。設置しても発生源を残したままだと、数は減りにくいままです。

Q観葉植物の土は全部入れ替えないといけませんか?

A東京都ペストコントロール協会は、観葉植物から発生した場合は土の交換が必要としています。とはいえ植物への負担もあるため、まずは表面の数センチを無機質の用土で覆う、受け皿の水を捨てる、土が乾いてから水をやる、といった方法から試す進め方もあります。それでも続くようなら、根を傷めない時期を選んで植え替えを検討してください。

Q賃貸で業者に頼む場合、費用は誰が払うのですか?

A契約内容や発生の原因によって扱いが変わるため、一律には決まっていません。共用の配管や建物側の構造が原因とみられる場合は、管理会社や大家さんが対応するケースもあります。国民生活センターも、賃貸住宅では事業者へ依頼する前に管理会社などへ相談するよう呼びかけています。自分で契約する前に、まず状況を伝えて負担の考え方を確認しておくと安心です。

Qめんつゆを使ったトラップは、どのコバエにも効きますか?

Aにおいで誘い込むしくみなので、発酵した食品や生ゴミに集まる種類には反応が期待できます。一方、排水口のぬめりで育つ種類や、鉢の土から出る種類は誘引されにくいとされ、置いても数が減らないことがあります。作り方と向き不向きは別の記事で詳しく扱っています。いずれにしても、トラップは成虫を減らす道具であって、発生源の処理の代わりにはなりません。

Q掃除も薬剤も試したのに減りません。次は何を疑えばいいですか?

A発生源が屋内の別の場所にある可能性を考えてみてください。天井裏や床下に動物が入り込んでいる場合、その巣や糞から発生することがあると東京都ペストコントロール協会は説明しています。また、共用の排水管や排水槽が原因のこともあります。自室で手が届く範囲をやりきっても変わらないときが、専門業者に調査を依頼する目安です。

※料金・サービス内容等は執筆時点で確認した各社・各機関の公開情報にもとづくものです。薬剤の効果や使用方法は製品ごとに異なるため、使用にあたっては必ずパッケージの表示と注意事項をご確認ください。体調に変化があった場合は医療機関へご相談ください。

まとめ|コバエの駆除は応急処置と発生源の除去を同じ日に

コバエの大量発生は、飛んでいる成虫を倒すだけでは終わりません。エアゾールやトラップで今日の数を落としたうえで、卵と幼虫が育っている発生源を同じ日に断つ——この2段構えが基本です。

発生源は、見かける場所から絞り込めます。ゴミ箱まわりなら生ゴミと本体の丸洗い、浴室や洗面所の壁に止まるなら排水口のぬめり落とし、鉢のまわりなら用土の交換です。ショウジョウバエ類は卵から成虫までおよそ9日という短さなので、発生源を残したままでは数日おきにぶり返します。くん煙剤を使うなら、食品・寝具・火災報知器の養生と、約2週間後の2回目までを一組と考えてください。

自室の処理をやりきっても変わらない場合は、共用の配管や床下・天井裏など、住人が触れない場所が原因かもしれません。管理会社や保健所への相談、そして専門業者という選択肢があります。費用は場所や作業範囲によっておおむね8,000円台から1万5,000円台の幅です。まずは今日、いちばん多く見かける場所の排水口かゴミ箱を開けるところから始めてみてください。

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