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引っ越しでベッドは解体が必要?自分でやる場合の手順と、業者に任せる範囲

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引っ越しの日が近づいて、部屋でいちばん大きいベッドの前で手が止まる。ドライバーを買ってきて自分でバラすべきなのか、当日そのまま任せていいのか——見積もりの前にここで迷う方はとても多いです。

結論から言うと、ベッドフレームの解体は「自分でやるかどうか」を先に決める問題ではありません。引越し業者が当日どこまでやるかは、見積書に書かれる作業内容で決まります。国土交通省が定める標準引越運送約款にも、見積書へ作業内容を記載すると明記されています。

この記事では、当メディア編集部が国土交通省の標準引越運送約款と原状回復のガイドライン、引越し各社およびベッドメーカーが公開しているQ&A・サポートページを調べ、解体が必要になる条件、業者に任せられる範囲、自分でやる場合の手順とネジの管理までを整理しました。フレームの解体と搬出に絞った記事です。処分・買取の手順とマットレスの梱包は、それぞれ別の記事へご案内します。

読者
来週引っ越しなのですが、ベッドは自分で解体しておいたほうがいいのでしょうか。工具はドライバーが1本あるだけです。
編集部
その判断、先に業者さんに投げてしまって大丈夫です。解体・組み立てを当日やってもらえるかどうかは、見積書の「作業内容」の欄に書いてあります。まずそこを確認する順番でいきましょう。

【一言でいうと】引っ越しのベッド解体は「自分でやるか」より先に「見積書に書いてあるか」

家具を運ぶ作業の様子
写真はイメージです

ベッドフレームの解体は、引越し業者の作業員が当日行う場合と、有料のオプションになる場合と、依頼者側で用意しておく場合があります。どれになるかは業者・プラン・ベッドの構造によって変わるため、「大手なら無料でやってくれる」と決めつけずに、見積もりの場で作業内容として確認するのが確実です。

下の表は、ベッドの解体・組み立てが誰の作業になるかを4パターンに整理したものです。自分がどれに当てはまるかは、見積書の記載で判断できます。

パターン 誰がやるか 費用の扱い 当てはまりやすいベッド この記事の該当箇所
作業員が当日対応 引越し業者のスタッフ 見積書の作業内容に含まれる場合がある 国内メーカーの一般的なフレーム 標準作業に含まれるか
有料オプション 引越し業者、または業者が手配する専門業者 附帯サービスの料金として別途 海外製・特殊な工具が必要なもの 標準作業に含まれるか
依頼者が事前に解体 自分(または家族) 費用はかからないが時間と工具が必要 組立家具・イケア製品など、業者が扱わない旨の案内があるもの 自分で解体する前の確認/手順
解体せずに運ぶ 引越し業者のスタッフ 追加なしのことが多い 搬出経路を通り、積載にも余裕があるフレーム 解体は必要?

※2026年8月時点で各社が公開している案内をもとに当メディア編集部が類型化したものです。実際の扱いは業者・プラン・家具により異なります。

ベッドの解体は必要?解体しないで運べるケースと、必要になるケース

空室・引越し前後の部屋の様子
写真はイメージです

「シングルだから大丈夫」「ダブルだから絶対に解体」という決まりはありません。解体が必要かどうかを決めているのは、ベッドのサイズそのものではなく、通り道と車の積み方です。

通るかどうかは「フレームの最長辺」と「経路のいちばん狭い場所」で決まる

日本通運は、引越しのよくあるご質問でベッドやワードローブなどの大きい家財の分解・組立てについて、「分解しないと搬出できない大きな家財がある場合は、基本的に当社の作業スタッフにて分解し、転居先への運搬搬入後、組立てを行います」と案内しています。判断の起点は「分解しないと搬出できない」かどうかだということです。

採寸するのはベッドではなく経路のほうです。旧居と新居の玄関ドアの有効幅、廊下の曲がり角、階段の踊り場、エレベーターの奥行きと扉幅のうち、いちばん狭い箇所がフレームの最長辺を下回るなら解体が前提になります。ヘッドボードだけ外せば通る、という中間の答えになることもあります。

積載スペースの都合で分解をお願いされることもある

経路を通っても、トラックに載せるときに分解を求められることがあります。日本通運はスチールラックやカラーボックスの事前分解について、「他の家財を積載するスペースがなくなる可能性がある場合には、事前の分解をお願いする場合があります」と説明しています。荷物量に対してトラックが小さいほど、この事情が出てきます。

特に、専用ボックスを使う単身向けの定額プランは箱の内寸が決まっています。同社は単身パックLについてベッドの解体・組立てサービスの扱いで「専用ボックスに入らないベッドやマットについてはお引き受けが不可となります」としています。定額プランを検討しているなら、ベッドを運ぶ前提が成り立つかを最初に確かめてください。

解体・組み立ては引越し業者の標準作業に含まれる?各社が公開している記載

標準引越運送約款は「作業内容を見積書に書く」と定めている

引越しの運送には、国土交通省が定める標準運送約款のうち標準引越運送約款が使われます。現行の条文は同約款のPDFで読むことができ、最終改正は令和七年国土交通省告示第百九十三号です。

この約款の第三条第二項では、見積りを行ったときに発行する見積書の記載事項が列挙されており、その第八号が「荷送人及び荷受人並びに当店が行う作業内容」です。誰が何をやるのかは、口頭の印象ではなく見積書に書かれる建てつけになっているということです。

費用の書き方も定められています。同条第三項は、運賃等の記載を「積込み、取卸し、搬出及び搬入作業、荷造り作業、開梱作業等に応じて運賃等の内容ごとに区分してわかりやすく記載します」としています。さらに第十八条第三項では「申し込みを受けた運送に附帯するサービスを行ったときは、これに係る料金を収受します」と定めており、附帯サービスに料金が発生し得ることが前提になっています。

4社の公開記載を並べて読む(同じ「対応します」でも条件が違う)

実際にどこまでやるかは各社が公開しています。以下は2026年8月時点で各社の公式Q&Aに掲載されている記載を、そのまま並べたものです。金額や範囲を一般化した相場ではありません。

会社(公式Q&A) 公開されている記載の要点 対応できない家具についての記載 料金についての記載
サカイ引越センター 家具やベッドなどの分解・組み立てが必要な作業は当社の作業員が対応する 当該ページに記載なし 当該ページに記載なし
アート引越センター そのまま運べないものは当社にて分解のうえ梱包し、新居で組み立てる イケアのような海外製品などメーカーによっては対応できないものがある 対応できない場合は有料オプションとして専門業者による分解・組み立てを案内
日本通運 分解しないと搬出できない大きな家財は基本的に作業スタッフが分解し、搬入後に組立てを行う ネジ穴が潰れる・工程が複雑な家具は組立てを断らざるを得ないケースもある 単身パックLは家財の解体2,200円・組立て3,300円(いずれも税込)
ハート引越センター 搬出の際に分解が必要な家財は自社スタッフが分解し、新居で組立も行う イケア製品または特殊な物は依頼者側での対応をお願いしている 当該ページに記載なし

※出典:サカイ引越センター「荷造り」アート引越センター「引っ越しの際、ベッドの解体はお願いできますか?」日本通運「ベッドの解体・組立てサービスは単身パックLに含まれますか?」(金額は単身パックLの場合)/ハート引越センター「分解や組み立てが必要な家具はどうすればいいですか?」。いずれも2026年8月時点。

同じ「対応します」でも、海外製への線引き、断る可能性の明示、金額の建て方はそれぞれ違います。アート引越センターは家具の分解組立に関する別のご質問で、「家具の種類によっては、一度組み立ててしまうと再度分解組立ができないものもございますので、お見積りの際にご確認ください」とも案内しています。

見積もりのときに確認したい4項目

図解
当メディア編集部作成
  • 見積書の作業内容に「ベッドの分解・組立」が書かれているか(口頭の合意だけにしない)
  • その作業が運賃に含まれるのか、附帯サービスとして別料金なのか(税込か税別かも一緒に)
  • 自社で対応できない構造だった場合にどうなるのか(専門業者の手配か、依頼者側での対応か)
  • 見積書に事業許可番号が記載されているか(標準引越運送約款 第三条第二項第七号の記載事項)

引越しでトラックを使って荷物を運ぶ事業は、国土交通省 近畿運輸局の案内によれば、普通トラックを使う一般貨物自動車運送事業は運輸局長の許可が必要で、軽トラックを使う貨物軽自動車運送事業は運輸支局長への届出が必要とされています。許可と届出で制度が異なるため、見積書の許可番号の欄はそのまま事業者の性格を確かめる材料になります。

自分で解体する前に確認する5つのこと|説明書・保証・工具・人手・床

作業員が住宅で作業する様子
写真はイメージです

業者に頼まず自分で解体する場合も、いきなり工具を当てないでください。先に潰しておく確認が5つあります。

1組立説明書が手元にあるか探す

説明書には部品の名称と組み立ての順番が載っています。逆順にたどれば解体の手順になりますし、再組み立てのときに向きを間違えません。見当たらない場合は、メーカーの公式サイトで型番から説明書が公開されていないかを先に探してください。それでも出てこない構造のものは、自分で外さない側に倒すほうが安全です。

2分解すると保証や強度がどうなるかを確かめる

組立家具のなかには、分解を前提に作られていないものがあります。日本通運も「一度分解するとネジ穴が潰れて組立てが困難になるもの」があると案内しています。購入店やメーカーのサポートページに分解に関する記載があるか、あるなら何と書かれているかを見ておくと、あとで判断がぶれません。

3ネジの頭に合う工具をそろえる

イケアは組立て用工具のページで、ドライバーは「ネジ頭の溝にぴったり合ったサイズを選ぶことも重要です」「サイズが合わないとドライバーが滑ってしまいネジ頭の溝が潰れてしまうことがある」と説明しています。同ページは、欧州で一般的なポジドライブのネジが多く使われており、専用のドライバーのほうが力が加わりやすいとも案内しています。ネジ頭をなめてしまうと、その1本のせいで作業全体が止まります。

4持ち上げる人手を確保する

ベッドフレームは、最後の1本を外した瞬間に自立しなくなります。板が倒れる方向に人がいると危険ですし、1人だと支えながらネジを回すことになって姿勢に無理が出ます。2人で作業できる時間を確保できないなら、その時点で業者に任せる判断に切り替えて構いません。

5床と壁を養生してから始める

賃貸なら、傷は費用の話になります。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」についてのページでは、原状回復を「賃借人の居住、使用により発生した建物価値の減少のうち、賃借人の故意・過失、善管注意義務違反、その他通常の使用を超えるような使用による損耗・毀損を復旧すること」と定義し、その費用は賃借人負担としています。同ガイドラインの本文(再改訂版)にある修繕分担表では、床の【賃借人の負担となるもの】に「引越作業等で生じた引っかきキズ」が挙げられています。毛布や段ボールを敷くだけでも違います。

なお、実際の負担がどうなるかは賃貸借契約の内容によります。心配な箇所がある場合は、作業前後の写真を残しておくと話が早く進みます。冷蔵庫や洗濯機の扱いで迷っている方は、家電側の準備をまとめた記事もあわせてご覧ください。

ベッドフレームの解体・組み立ての手順とネジの管理

引越しの荷物と新居の様子
写真はイメージです

解体そのものより、再組み立てのほうが失敗しやすい作業です。外す順番と部品の管理を記録に残しながら進めてください。

1寝具・マットレス・引き出しの中身を先にどける

マットレス、すのこや床板、引き出しの中身まで下ろして、フレームだけの状態にします。床板は枚数が多く順番があるものもあるので、外した順に重ねて置くと戻すときに迷いません。

2外す前に、金具まわりを写真で撮る

ヘッドボードとサイドフレームの接合部、金具の向き、座金の入り方をスマホで撮っておきます。新居で「この金具はどっち向きだったか」と手が止まる場面が確実に減ります。

3床板・すのこ→サイドフレーム→ヘッド/フットボードの順に外す

支えている部材を最後に残す考え方です。先に骨格を抜くとフレームが倒れます。途中でフレームが傾き始めたら、無理に押さえず一度手を止めて支え役を呼んでください。

4ネジと金具を、外した箇所ごとに袋分けする

すべてを1つの袋にまとめると、新居で長さの近いネジを取り違えます。ジッパー付きの小袋に「ヘッド側・4本」のように書いて分け、袋ごとまとめてフレームにテープで留めておくと紛失しません。

5部材を養生して、板の面同士を合わせて運ぶ

角と塗装面が当たると欠けます。毛布や緩衝材を巻き、板は面を合わせて重ね、ネジ穴のある小口を上にして運びます。長い部材は2人で持ち、階段では下側の人が高さを決めます。

6新居では仮止めしてから、少しずつ本締めする

イケアの組立て部品取り付けのポイントは、1つのパーツに複数のネジを留めるときは「全体のネジを軽く手で『仮止め』をおこなってから、工具を使って少しずつ締めていくのがポイント」とし、1ヶ所ずつ強く締めると他のネジ穴と合わなくなったり家具が歪むことがあると説明しています。同ページは、組立て後は水平な場所に設置してぐらつきを確かめること、緩いとぐらつきや劣化の原因になるため定期的にネジの緩みを確認することも案内しています。

ネジは「1袋にまとめない」だけで再組み立てが変わる

再組み立てでつまずく原因の多くは、部品の紛失と取り違えです。長さが2mm違うネジを入れてしまうと、締まっているのに強度が出ない、あるいは反対側の板を突き抜ける、という結果になります。

イケアの同ページによれば、同社の組立てでよく使われるカムロックネジは「穴に埋め込んでしまうと取り外しがとても困難です」と説明されています。金具の種類によっては、外すこと自体が想定されていないと考えたほうが安全です。マットレスの運び方は別の記事にまとめています。

タイプ別の注意点|すのこ・収納付き・ロフト・二段・電動ベッド

引越しの荷物と新居の様子
写真はイメージです

同じ「ベッド」でも、構造が違えば手を出してよい範囲が変わります。難易度が上がる順に並べます。

すのこベッド・パイプベッド

すのこは、折りたたみ式やロール式なら分解せずに畳めることがあります。連結された板をつないでいる布テープや金具は消耗品で、外すと元に戻らないことがあるため、畳んで運べるならそのまま運ぶほうが確実です。

パイプベッドは部材が軽い一方、接合部のネジが細く本数が多いのが特徴です。工具のサイズが合っていないとネジ頭をなめやすいので、前章のとおり合う工具をそろえてから始めてください。

収納付き・跳ね上げ式

引き出し付きは、引き出しを抜くだけで本体が軽くなります。引き出しは中身を出して別に運び、本体側はレールの位置をそろえたまま養生してください。

跳ね上げ式は、床板を持ち上げるためのガスシリンダーやダンパーが組み込まれています。ここは張力がかかっている部品なので、構造が分からないまま外すのは避けてください。説明書に分解方法の記載がなければ、業者や購入店に扱いを相談する場面です。

ロフトベッド・二段ベッド

高さのあるベッドは、部材の点数と接合ボルトの本数が増えます。そして、再組み立ての精度がそのまま就寝時の安全につながります。前述のとおりアート引越センターは、家具の種類によっては一度組み立てると再度分解組立ができないものもあるとして、見積りの際の確認を案内しています。

作業を引き受けてもらえる場合でも、自社対応か専門業者の手配か、追加料金が出るのかは会社ごとに違います。同社は、自社で対応できないものは有料オプションとして専門業者による分解・組み立てを案内するとしています。子どもが使うベッドは、料金より「誰が組み立てて、誰が最終確認をするか」を先に決めてください。

電動ベッド・介護ベッド

モーターと配線が入る電動ベッドは、引越し業者の標準作業から外れることがあります。フランスベッドは、お客様サポートの引っ越しに伴う電動ベッド(介護ベッド含め)の分解・移動・組立てについての回答で、「引っ越しなどに伴う分解及び組立ては、有料にて承ります」「移動については弊社ではお引き受けできませんので、引越し業者等へご依頼ください。(弊社は運送業の認可がない為)」と案内しています。

パラマウントベッドの会員サービスサイトも、引っ越しサポートのページで「お引っ越し時のベッド分解、引っ越し先での組立を行います。(別途費用を承ります)」「ベッドの運搬に関しては、引っ越し運搬業者様にご依頼ください。」とし、分解・組立の対象は購入したActive Sleep BEDに限ると記載しています。解体・組立はメーカー、運搬は引越し業者という分業になるため、両方の日程を合わせる段取りが必要です。介護保険でレンタルしているベッドは、まず担当のケアマネジャーや貸与事業者へ連絡してください。

解体できない・組み立て直せないときの選択肢

引越しトラックへの積み込みの様子
写真はイメージです

解体できない構造で、経路も通らない。この状態になったときの出口は3つあります。無理に外して部材を割ってしまうより、早めに切り替えたほうが結果的に費用が抑えられることもあります。

1つめは、窓やベランダから搬出入する吊り上げ・吊り下げです。作業条件と料金の考え方は、大型家具が運べない場合の記事で扱っています。2つめは、旧居で手放して新居で買い直す方法です。処分の方法と費用の比較はベッドの処分の記事、値がつく条件と売り方は買取の記事にまとめています。

3つめは、引越しに伴って出る不用品として引き取ってもらう方法です。ここで一点だけ注意があります。横浜市は「無許可」の廃棄物回収業者に注意!のページで、家庭で不要となったものを廃棄物として収集運搬する事業者は市から一般廃棄物収集運搬業の許可を受けなければならず、「産業廃棄物収集運搬の許可や古物商の許可では、ご家庭の廃棄物を収集運搬することはできません」と説明しています。

同ページには、許可を受けた事業者は軽トラック等で街宣しながら回収することはなく、収集車両に4桁の許可番号を表示している旨も書かれています。無料をうたって回ってくる車に、その場でベッドを載せてしまわないでください。なお同ページには、引越しごみについては許可を受けていない引越業者が収集運搬を行うことができる場合があるとして、市の担当課への問い合わせを案内する記載もあります。自治体によって扱いが異なる領域なので、引越し業者に引き取りを頼むときは、お住まいの市区町村の案内を確認してください。

引っ越しのベッド解体でよくある質問(FAQ)

Q自分で解体する場合、いつやるのがいいですか?

A引っ越し前日に済ませる方が多いです。解体すると当然その日から寝る場所がなくなるため、寝具の準備と合わせて日を決めてください。当日の朝に始めると、想定より時間がかかったときに作業全体が遅れます。

Q新居で組み立ててもらったあと、ぐらつきに気づきました。どうすればいいですか?

Aまずは作業した業者へ連絡してください。標準引越運送約款の第二十五条では、荷物の一部の滅失または損傷についての責任は「荷物を引き渡した日から三月以内に通知を発しない限り消滅します」と定められています。気づいた時点で早めに連絡し、状況が分かる写真を残しておくのが実務的です。実際の扱いは適用される約款と個別の契約によります。

Qマットレスも解体や圧縮が必要ですか?

Aマットレスはフレームと考え方が異なり、種類によって折り曲げや圧縮の可否が変わります。梱包方法や単品で送る場合の選択肢は、マットレスの引っ越しを扱った記事をご覧ください。

Q組立説明書が見つかりません。それでも自分で解体していいですか?

A型番からメーカー公式サイトの説明書を探すのが先です。構造が分からないまま外すと、戻せない・強度が出ないという結果になりやすいところです。特に跳ね上げ式やロフトタイプは、見積もりの段階で業者に扱いを相談する場面と考えてください。

Q軽トラックの運送業者にベッドだけ運んでもらうことはできますか?

A軽トラックで荷主の荷物を運ぶ事業は貨物軽自動車運送事業にあたり、国土交通省 近畿運輸局の案内では運輸支局長への届出が必要とされています。制度上の位置づけが一般貨物自動車運送事業とは異なるため、解体・組立まで頼めるかどうかは事業者ごとに違います。依頼前に作業範囲を確認してください。

※本記事は2026年8月時点で各機関・各社が公開している情報をもとに当メディア編集部が整理したものです。解体・組立が作業に含まれるか、料金がいくらになるかは、業者・プラン・家具の構造によって異なります。実際の作業範囲は必ず見積書の記載でご確認ください。法令・約款の解釈や個別の契約に関する判断は、事業者または専門の窓口にご相談ください。

まとめ

引っ越しでベッドを解体するかどうかは、フレームのサイズではなく、搬出経路のいちばん狭い場所と積載の都合で決まります。そして誰が作業するかは、標準引越運送約款が見積書の記載事項に定めている「作業内容」の欄で決まります。

各社の公開情報を並べると、自社の作業員が対応すると案内する会社、海外製など対応できないものがあると明示する会社、定額プランでは別途有料と金額まで示す会社があり、扱いは一様ではありませんでした。だからこそ、見積もりの場で「分解・組立は作業内容に入っているか」「入っていない場合はどうなるか」を口に出して確認する価値があります。

自分でやるなら、説明書と合う工具を先にそろえ、ネジは箇所ごとに袋分けし、床を養生してから始めてください。跳ね上げ式・ロフト・二段・電動ベッドのように、外すこと自体が想定されていない構造は無理をしない。運ばないという選択に切り替えたときの処分と買取は、それぞれの記事へ引き継ぎます。

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