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立川市の不用品回収と粗大ごみの出し方|ポイント制の料金と持ち込み

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立川市で粗大ごみの出し方を調べると、最初に「ポイント」という見慣れない単位に出くわします。ソファーは3ポイント、スプリング式ベッドマットは5ポイント——では、そのポイントは結局いくらなのか。ここでつまずいて、そのまま「電話1本で全部持っていきます」というチラシに手が伸びる、という流れはとても起こりやすいものです。

先にお伝えすると、立川市のポイントは料金そのものではなく、申し込んだ品目の合計ポイントを、300円券と1,000円券の組み合わせに置き換えるための単位です。1〜3ポイントなら300円、20ポイントで2,000円。上限は1回の収集で20ポイントまでと決まっています。

この記事では、当メディア編集部が、立川市の公式ページ(粗大ごみの収集方法・粗大ごみの持ち込み方法・ごみ出しのルール・事業系ごみの出し方・無許可の回収業者に関する注意喚起ほか)と、環境省のQ&A、独立行政法人国民生活センターの報道発表、e-Gov法令検索の条文を調査して整理しました(※2026年8月時点)。記事に社名が出てくる事業者は、立川市自身が公式ページの一覧に載せているところに限り、どのページのどの一覧に掲載されているかを併記しました。どこが良いという評価やおすすめの順番は、この記事では付けていません。

読者
立川市でタンスと布団とマットレスを処分したいんです。市のページを見たら「ポイント」と書いてあって、いくらになるのか分からなくて…。
編集部
ポイントは金額に換算する仕組みなので、表を1回見れば迷わなくなります。持ち込むという手もありますし、逆に「これは市では受け付けない」という品目もあります。順番に見ていきましょう。

【一言でいうと】立川市の不用品はどこに頼むのが基本?

立川市で家庭から出た不用品を処分するルートは、①市に申し込んで自宅前まで収集に来てもらう(ポイント制・事前申込)②自分で市の施設に持ち込む(10キログラムあたり300円)③市が示す注意点を踏まえて事業者に依頼する——の3つです。①と②は立川市が公式ページで手順と金額を公開しており、③は「どの許可を持っているか」を確かめるところから始まります。

立川市の不用品処分は3つのルートで決まるの図解
当メディア編集部作成

まず①の骨格を押さえておきます。立川市「粗大ごみの収集方法」は「粗大ごみは品目ごとにポイントが決められており、収集の際には、お申込みの合計ポイントに応じた粗大ごみ処理券が必要となります。」と説明しています。処理券は1,000円券と300円券の2種類で、合計ポイントを料金に換算する表が同じページに載っています。申し込みはインターネットが24時間365日、電話は粗大ごみ受付センター(042-531-5311)が月曜日から金曜日の午前9時から午後4時まで(祝日、年末年始を除く)です(出典:立川市 粗大ごみの収集方法の「粗大ごみインターネット受付」「粗大ごみ受付センター」および「粗大ごみ収集料金一覧」/2026年8月時点)。

②は、量が多いときや急ぐときの現実的な選択肢です。市の施設に直接持ち込む場合、粗大ごみ処理券も事前の予約も要りません。手数料は一般家庭の燃やせないごみ・粗大ごみで「10キログラムにつき300円」(10キログラム未満は四捨五入)です(出典:立川市 粗大ごみの持ち込み方法の「その他・注意事項」/立川市 総合リサイクルセンターへの資源・ごみの持ち込みの「料金(処理手数料)とお支払い方法」/いずれも2026年8月時点。市のページに税区分の記載はないため税表記なし)。

③については、立川市がはっきりと線を引いています。「ご家庭で不用となった粗大ごみや家電製品等の回収には、市から一般廃棄物収集運搬業許可を受けていることが必要です。」——このあと本文で見るとおり、この一文が依頼先を選ぶときの最初のふるいになります(出典:立川市 不用品の処分に無許可の回収業者を利用しないでくださいの「無許可の回収業者にご注意ください」/2026年8月時点)。

立川市の粗大ごみは「一辺30cm以上」から?

資源ごみの分別回収ボックス
写真はイメージです

粗大ごみの解説では「一辺が30センチ(あるいは50センチ)を超えるものが粗大ごみ」という説明を本当によく見かけます。ところが立川市の基準はセンチメートルではありません。立川市「ごみ出しのルール」の「分別の徹底を」の項は、「袋で出す収集品目は、袋の口をしばって、片手で持てるていどの重さにして出してください。袋に入らない大きさの資源やごみは、粗大ごみ扱いとなります。」と書いています。判定の基準は、市の指定収集袋に入るかどうかです。

しかも同じ項には続きがあり、市は「袋に入っても粗大ごみ扱いや、市では収集できないものもあります。」とも注意しています。つまり袋に収まっても粗大ごみになる品目が存在するということで、サイズだけでは判定しきれません(出典:立川市 ごみ出しのルールの「分別の徹底を」/2026年8月時点)。実際、市の品目別ポイント表にも「ふとん(指定収集袋に入らないもの)」「照明器具(指定収集袋に入らないもの)」「加湿器(家庭用)(指定収集袋に入らないもの)」といった書き方が並んでいて、袋に入るかどうかが分岐点として使われています。

では、その袋がいくらなのか。立川市では平成25年11月から燃やせるごみと燃やせないごみが有料化されており、指定収集袋は10枚1組で販売されています。次の表のとおり、大袋(40リットル)は10枚で800円ですから、1枚あたり80円です。袋に押し込めるものは1枚80円、押し込めないものは最低300円の粗大ごみ——これが立川市の分かれ目になります(出典:立川市 家庭ごみ指定収集袋の「指定収集袋の種類と価格」/立川市 ごみ出しのルールの「家庭ごみの戸別収集・有料化を実施しています」/いずれも2026年8月時点)。

指定収集袋の種類 10枚1組の価格(税表記) 1枚あたり(編集部計算) 出典(値ごと)
特小袋(5ℓ) 100円(税表記なし) 10円 価格=立川市「家庭ごみ指定収集袋」の「指定収集袋の価格(10枚1組)」/1枚あたりは編集部による割り算
小袋(10ℓ) 200円(税表記なし) 20円 価格=同上の同じ表/1枚あたりは編集部による割り算
中袋(20ℓ) 400円(税表記なし) 40円 価格=同上の同じ表/1枚あたりは編集部による割り算
大袋(40ℓ) 800円(税表記なし) 80円 価格=同上の同じ表/1枚あたりは編集部による割り算
袋に入らない大きさのもの 粗大ごみ扱い(最低300円) 今回確認した資料に記載なし 粗大ごみ扱いになる旨=立川市「ごみ出しのルール」の「分別の徹底を」/最低300円=立川市「粗大ごみの収集方法」の「その他・注意事項」

※価格は燃やせるごみ専用・燃やせないごみ専用のいずれも同額です(立川市「家庭ごみ指定収集袋」2026年6月2日更新時点の掲載)。市のページに税込・税抜の別の記載はありません。

立川市の粗大ごみの料金はポイントでどう決まる?

家具を運ぶ作業の様子
写真はイメージです

ここでもう一つ、ネット上で流通している説明を確かめておきます。「立川市の粗大ごみは1,000円からしか出せない」という趣旨の記述が、比較サイトや回収業者のページで見られます。立川市「粗大ごみの収集方法」の「その他・注意事項」は、「300円が最低料金となります。」と書いています。ポイント別料金表でも、1〜3ポイントは300円券1枚で300円です。

誤解の出どころは、同じページのすぐ上にあります。市は「なお、下記文言がある粗大ごみ処理券300円券は引き続きご利用いただけます。」としたうえで、その文言として「300円は単独では利用できません。1,000円券が別途必要になります。」「300円券は一度に3枚までご利用いただけます。」の2つを挙げています。これは旧デザインの券に印字されている文言で、市はその券も引き続き使えると案内しているという位置づけです。券面の文字だけを読むと「300円券は単独では使えない」と受け取ってしまいますが、現行の料金表は1〜3ポイント=300円券1枚で成立しています(出典:立川市 粗大ごみの収集方法の「粗大ごみ収集料金一覧」および「その他・注意事項」/2026年8月時点)。

合計ポイントと金額の対応は次のとおりです。1回の収集で申し込めるのは最大20ポイントまでで、金額の上限は2,000円になります(※2026年8月時点)。

合計ポイント数 必要な粗大ごみ処理券 購入金額(税表記) 出典(値ごと)
1〜3ポイント 300円券1枚 300円(税表記なし) すべて立川市「粗大ごみの収集方法」の「ポイント別料金表」
4〜6ポイント 300円券2枚 600円(税表記なし) すべて同ページの同じ表
7〜9ポイント 300円券3枚 900円(税表記なし) すべて同ページの同じ表
10ポイント 1,000円券1枚 1,000円(税表記なし) すべて同ページの同じ表
13ポイント 1,000円券1枚+300円券1枚 1,300円(税表記なし) すべて同ページの同じ表
20ポイント(1回の上限) 1,000円券2枚 2,000円(税表記なし) 金額=同ページの同じ表/1回の上限=同ページ「その他・注意事項」

※抜粋です。同じ表には11〜12ポイント1,200円、14〜15ポイント1,500円、16ポイント1,600円、17〜18ポイント1,800円、19ポイント1,900円も並びます。市のページに税区分の記載はありません。

品目ごとのポイントは、同じページの「お申込みの多い品目のポイント(50音順)」で確認できます。ソファーは3ポイント、テーブルは2ポイント、学習机・机は3ポイント、扇風機は2ポイント、掃除機は2ポイント。重量物ではスプリング式ベッドマットが5ポイント、ベッド(ベビーベッド含む)が3ポイント、ソファーベッドや介護用ベッド・二〜三段ベッド・ロフトベッドは5ポイントと差が付いています。自転車は20インチ以下・折りたたみ含むが2ポイント、22インチ以上が3ポイント、電動アシスト自転車が5ポイントです(出典:立川市 粗大ごみの収集方法の「お申込みの多い品目のポイント(50音順)」/2026年8月時点)。表にない品目は、ごみ分別辞典「ごみサク」か申し込み時の確認になります。

運用面で見落としやすいのが2つあります。ひとつは「同一世帯について、収集日から1か月以内に再度の収集はできません。」という制限で、20ポイントで足りない量を翌週に分けて出す、という組み立てができません。もうひとつは出し方で、市は「収集日の午前8時までに、戸建住宅の場合は玄関先、集合住宅の場合は集積所等に処理券を貼った状態で粗大ごみをお出しください。」と指定しています。また市は、ベッド・物置・大型室内遊具等を解体してから出すよう求めています(出典:同ページの「粗大ごみ受付センター」および「その他・注意事項」/2026年8月時点)。

立川市は粗大ごみを持ち込みできる?どこへ運ぶ?

引越しトラックへの積み込みの様子
写真はイメージです

持ち込みはできます。ただし立川市は品目によって持ち込み先の施設が分かれる点に注意が必要です。木製の粗大ごみやふとんなど燃やせるものはクリーンセンターたちむにぃ、金属やプラスチックを材料とするそれ以外の粗大ごみは総合リサイクルセンターです。行き先を間違えると運び直しになります(出典:立川市 粗大ごみの持ち込み方法の「持ち込み先の施設」/2026年8月時点)。

ルート 手数料(税表記) 予約・処理券 受付時間 出典(値ごと)
市の戸別収集(自宅前まで) 合計ポイントに応じて300円〜2,000円(税表記なし) 事前申込制。処理券を貼って出す 電話は月曜日から金曜日の午前9時から午後4時(祝日、年末年始を除く)/インターネットは24時間365日 金額と申込制=立川市「粗大ごみの収集方法」の「ポイント別料金表」「その他・注意事項」/受付時間=同ページ「粗大ごみインターネット受付」「粗大ごみ受付センター」
クリーンセンターたちむにぃへ持ち込み(机等の木製の粗大ごみ、ふとん等燃やせるもの) 家庭ごみ 10キログラムあたり300円(税表記なし) 粗大ごみ処理券の事前の購入や予約は不要 月曜日から金曜日(祝日を含む)午前8時30分〜正午、午後1時〜午後4時(年末年始を除く) 対象品目=立川市「粗大ごみの持ち込み方法」の「持ち込み先の施設」/手数料・予約・受付時間=立川市「クリーンセンターへの燃やせるごみの持ち込み」の「手数料とお支払い方法」「受付日時について」
総合リサイクルセンターへ持ち込み(それ以外の粗大ごみ) 一般家庭 10キログラムにつき300円(10キログラム未満は四捨五入・税表記なし) 粗大ごみ処理券や予約は不要(オンラインでの事前受付は可) 月曜日〜金曜日(祝日も受付、年末年始を除く)午前8時30分〜正午、午後1時〜午後4時 対象品目=立川市「粗大ごみの持ち込み方法」の「持ち込み先の施設」/手数料・予約・受付時間=立川市「総合リサイクルセンターへの資源・ごみの持ち込み」の「料金(処理手数料)とお支払い方法」「注意事項」「受付」
市の許可を受けていない事業者による搬入 今回確認した資料に記載なし 認められていない 今回確認した資料に記載なし 立川市「クリーンセンターへの燃やせるごみの持ち込み」の「クリーンセンターからのお願い」

※2026年8月時点で立川市が公開している内容です。手数料は10キログラム単位で計量し、10キログラム未満は四捨五入されます。市のページに税区分の記載はないため税表記なしとしています。

どちらの施設も、持ち込めるのは市民本人に限られます。総合リサイクルセンターのページは「持ち込みは市民本人に限ります。」としたうえで、運転免許証、国民健康保険証、住所が記載された身分証明書、直近の公共料金領収証、消印付郵便物など市内在住を確認できるものを持参するよう求めています。本人が持ち込めない事情があるときは、あらかじめ電話で問い合わせるという手順です(出典:立川市 総合リサイクルセンターへの資源・ごみの持ち込みの「注意事項」/2026年8月時点)。

金額の感覚をつかむために、重さで並べてみます。10キログラムで300円ですから、たとえば計量で40キログラムなら1,200円、100キログラムなら3,000円です。戸別収集の上限が1回20ポイント=2,000円であることを踏まえると、点数が多くて総重量が軽い(布団や衣装ケースのような)ものは持ち込みが有利になりやすく、重い家具が1〜2点だけなら戸別収集のほうが安く収まりやすいという関係になります。ただし持ち込みには運搬手段と、施設まで運ぶ人手が必要です。なお、キャッシュレス決済は総合リサイクルセンターが令和7年11月から、クリーンセンターが令和7年11月4日から開始しています(出典:前掲の各ページ/2026年8月時点)。

立川市の「許可業者一覧」に家庭の不用品回収は載っている?

作業員が住宅で作業する様子
写真はイメージです

「不用品回収は市の一般廃棄物収集運搬業の許可を持っている業者を選べばよい」——これは正しい原則です。ただし立川市の場合、その先で一度立ち止まる必要があります。立川市が公表している許可業者の一覧を開くと、家庭の粗大ごみを回収すると書いてある社が見当たらないのです。

一覧そのものは公開されています。立川市「事業系ごみの出し方」の「1日当たりの事業系一般廃棄物の量が10キログラム以上の事業所(多量排出事業者)の場合(その2)」という項に「立川市の一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧(五十音順)」が掲げられ、社名・所在地・電話番号・収集可能品目が20社分並んでいます。なお、この一覧に許可番号の欄はありません。市が公表しているのはこの4項目までなので、照合は社名と電話番号で行うことになります。編集部がこの表の「収集可能品目」の列を1社ずつ確認したところ、記載されていたのは紙・機密書類・缶・びん・ペットボトル・生ごみの組み合わせだけで、家具・布団・粗大ごみといった記載は20社のいずれにもありませんでした。そもそもこの一覧は、事業所がごみの処理を委託する先として掲載されているものです(出典:立川市 事業系ごみの出し方の「事業系一般廃棄物の排出方法」内「立川市の一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧(五十音順)」/2026年8月時点)。

立川市に所在する許可業者(五十音順・抜粋) 所在地 電話番号 市が掲載している収集可能品目 出典(値ごと)
株式会社葵環境開発 立川市泉町935-27 042-525-9990 紙、機密書類、缶、ペットボトル、生ごみ すべて立川市「事業系ごみの出し方」の「立川市の一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧(五十音順)」
高根商事株式会社 立川市西砂町3-22-5 042-560-5350 紙、機密書類、缶、びん、ペットボトル、生ごみ すべて同ページの同じ一覧
有限会社立川栄清社 立川市上砂町5-65-9 042-520-8395 紙、機密書類、缶、びん、ペットボトル、生ごみ すべて同ページの同じ一覧
株式会社田邉商店 立川市一番町5-5-1 042-520-0075 紙、機密書類、缶、びん、ペットボトル、生ごみ すべて同ページの同じ一覧
中川産業株式会社 立川市富士見町1-2-6 042-529-3491 紙、機密書類、缶、びん、ペットボトル、生ごみ すべて同ページの同じ一覧
松浦商事株式会社 立川市幸町3-16-1 042-535-6001 紙、機密書類、缶、びん、ペットボトル、生ごみ すべて同ページの同じ一覧

※上の一覧は立川市「事業系ごみの出し方」に掲げられた許可業者の表で、家庭の家具・布団などの粗大ごみを収集品目に挙げている社は、20社のいずれにもありませんでした(同一覧の「収集可能品目」欄を1社ずつ確認)。

※立川市外に所在する許可業者を含め、一覧は全20社です。市は同じ箇所で、料金や収集頻度、排出場所は各業者に問い合わせるよう案内しています。上記は2026年8月時点で立川市が掲載している内容の転記であり、編集部が各社を推薦するものではありません。

もう一点、知っておくと営業トークの見分けが付きます。立川市「一般廃棄物収集運搬業許可について」(2025年12月1日更新)は、「現在、本市の一般廃棄物処理計画に基づき、一般廃棄物収集運搬業許可業者による収集及び運搬事業が適切に遂行されているため、新規の許可申請は原則受け付けておりません。」と書いています。立川市の許可の枠は、原則として新しく増えない状態にあるということです(出典:立川市 一般廃棄物収集運搬業許可についての「新規の許可」/2026年8月時点)。

ここから導かれる結論は素っ気ないものですが、実用的です。立川市に住んでいて家庭の粗大ごみを処分するなら、市の戸別収集と持ち込みが基本のルートになります。片付け代行や引越しに伴う運び出しなど、廃棄物の収集運搬そのもの以外のサービスを事業者に頼む場面はありますが、その場合も「出たごみを誰がどの許可でどこへ運ぶのか」は、契約前に書面で確認しておくのが安全です。

チラシや巡回車の「無料回収」に頼んでよい?

日本の住宅の外観
写真はイメージです

立川市は、無許可の回収業者について専用のページを設けて注意を呼びかけています。判定の基準はシンプルで、「ご家庭で不用となった粗大ごみや家電製品等の回収には、市から一般廃棄物収集運搬業許可を受けていることが必要です。」「産業廃棄物収集運搬業及び処分業の許可や古物商の許可だけでは回収できません。」と書いています。「古物商許可取得済み」という表示は、家庭ごみを回収してよい根拠にはならないということです。

同じページは、無許可の回収業者の例として「軽トラックなどで町中を大音量で巡回」「空き地で回収」「チラシを各家庭に配布」「インターネットの広告」を挙げ、料金に関するトラブルとして「無料だと思って頼んだら、車に積んだ後に高額な料金を請求される」「最初に聞いた金額の倍以上の料金を請求される」といった型を示しています(出典:立川市 不用品の処分に無許可の回収業者を利用しないでくださいの「無許可の回収業者にご注意ください」「無許可の回収業者の例」「料金に関するトラブル」/2026年8月時点)。

国の側の説明も同じ向きです。環境省のQ&Aは、産業廃棄物処理業の許可と古物商の許可を持つ業者に依頼してよいかという問いに対して、「ご家庭の廃棄物を回収するには、市区町村の「一般廃棄物処理業許可」や委託が必要です。「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では回収できません。」と答えています(出典:環境省 廃棄物の処分に「無許可」の回収業者を利用しないでください!のQ3/2026年8月時点)。

金額の規模感も押さえておいてください。独立行政法人国民生活センターが2022年11月2日に公表した報道発表は、不用品回収サービスに関する全国の消費生活センター等への相談件数を、2018年度1,354件、2019年度1,457件、2020年度1,788件、2021年度2,231件と示しています。相談事例には「トラック詰め放題プランで依頼したが、当日荷台の囲いの高さまでしか載せられないと言われた」というものや、「軽トラックパック7,000円、2トントラックパック2万5,000円」という広告を見て申し込んだところ、当日は2トントラックで作業員3名が来訪し、積み込みが終わってから25万円を請求されたという事例も載っています。国民生活センターの同資料も「インターネットやチラシ等で広告を大々的に出している事業者が必ずしも一般廃棄物処理業の許可業者とは限りません。」と整理しています(出典:独立行政法人国民生活センター 不用品回収サービスのトラブルの「相談事例」「消費者へのアドバイス」および本文冒頭の年度別相談件数の記載/2026年8月時点)。

無許可での営業は、法律の側でも軽い扱いではありません。廃棄物の処理及び清掃に関する法律第25条第1項は、第7条第1項の規定に違反して一般廃棄物の収集若しくは運搬又は処分を業として行った者などについて「五年以下の拘禁刑若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」と定めています。同項第14号は第16条違反、つまり廃棄物を捨てた者にも同じ刑を科す構成です(出典:e-Gov法令検索 廃棄物の処理及び清掃に関する法律第五章 罰則 第二十五条第一項/2026年8月時点)。立川市のクリーンセンターのページも「市の許可を受けていない事業者などが第三者のごみを反復継続して収集運搬し、クリーンセンターに持ち込む行為は、法律違反となりますので絶対にお止めください。」と書いています(出典:立川市 クリーンセンターへの燃やせるごみの持ち込みの「クリーンセンターからのお願い」/2026年8月時点)。

片付け代行や引越しに伴う作業を事業者に頼むときは、国民生活センターが挙げている確認項目がそのまま使えます。同資料の「見積もりを取るときのポイント」には、「・市区町村のホームページ等から一般廃棄物処理業の許可業者を探す ・追加料金の有無を確認する ・作業内容、料金を明確に出してもらう ・キャンセル料を確認する」の4項目が並び、依頼後に無許可業者だと分かった場合は作業を断るよう付記されています。立川市の場合、1つ目の「市区町村のホームページ等から」に当たるのが、この記事で見てきた事業系ごみのページの許可業者一覧と、家電4品目のページの収集運搬業者一覧です。

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エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機は立川市で捨てられる?

家電を運び整理する様子
写真はイメージです

捨てられません。立川市は「家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)により、エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機は、市では処理できません。製造メーカー等がリサイクルを行うことになります。」と明記しています。粗大ごみの受付でも持ち込みでも、この4品目とパソコンは対象外です(出典:立川市 エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機の処分方法の冒頭/2026年8月時点)。なおパソコンには別のページがあり、市は連携・協力事業者であるリネットジャパンリサイクル株式会社の宅配便回収を案内しています。回収品目にパソコン本体が含まれる場合は1箱分の回収料金が無料で、無料になる箱は3辺(縦+横+高さ)合計140cm以内・重量20kg以下です。ブラウン管(CRT)モニターには別途処理費用がかかります(出典:立川市 ご家庭のパソコンの処分方法の「市の連携・協力事業者による回収」/2026年8月時点)。

立川市が示しているルートは3通りです。①購入した販売店・買替をする販売店に引取を依頼する(家電リサイクル料金+収集運搬料金)②郵便局で家電リサイクル券を購入し、自分で家電リサイクル品引取所へ持ち込む(家電リサイクル料金のみ)③家電リサイクル券を購入したうえで収集運搬業者に依頼する(家電リサイクル料金+収集運搬料金)。立川市内の引取所は日本通運株式会社 立川指定引取場所(立川市泉町935番地の1 株式会社立飛リアルエステート内222号棟/042-524-3217)で、受入は月曜〜金曜(祝日除く・一部土曜日営業)、時間は午前9時〜午前11時30分と午後1時〜午後4時30分です(出典:同ページの「処分の仕方」および「家電リサイクル品引取所」/2026年8月時点)。

③の収集運搬業者は、立川市がお住まいの町名ごとに担当を割り当てて公表しています。次の表は、その市公式ページに載っている内容の転記です。収集運搬料金は各社が定めるため、金額は市のページには掲載されていません(※2026年8月時点)。

お住まいの地域 担当業者 所在地 電話 収集運搬料金 出典(値ごと)
富士見町 中川産業株式会社 立川市富士見町1-2-6 042-529-3491 今回確認した資料に記載なし(市は担当業者に問い合わせるよう案内) 担当・所在地・電話=立川市「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機の処分方法」の「収集運搬業者一覧」/料金の扱い=同ページ「収集運搬料金や排出場所など」
柴崎町〔南口大通り(多摩モノレールの通り)東側〕、錦町 高杉商事株式会社 立川支店 立川市砂川町5-16-2 042-537-7921 今回確認した資料に記載なし(同上) すべて同ページの「収集運搬業者一覧」および「収集運搬料金や排出場所など」
柴崎町〔南口大通り(多摩モノレールの通り)西側〕、若葉町、幸町、柏町 松浦商事株式会社 立川市幸町3-16-1 042-535-6001 今回確認した資料に記載なし(同上) すべて同ページの「収集運搬業者一覧」および「収集運搬料金や排出場所など」
羽衣町、泉町、栄町 有限会社立川栄清社 立川市上砂町5-65-9 042-520-8395 今回確認した資料に記載なし(同上) すべて同ページの「収集運搬業者一覧」および「収集運搬料金や排出場所など」
曙町、高松町 株式会社田邉商店 立川市一番町5-5-1 042-520-0075 今回確認した資料に記載なし(同上) すべて同ページの「収集運搬業者一覧」および「収集運搬料金や排出場所など」
緑町、砂川町、上砂町、一番町、西砂町 高根商事株式会社 立川市西砂町3-22-5 042-560-5350 今回確認した資料に記載なし(同上) すべて同ページの「収集運搬業者一覧」および「収集運搬料金や排出場所など」

※2026年8月時点で立川市が公開している一覧の転記です。編集部が各社を推薦・比較するものではありません。家電リサイクル券の金額は製造メーカー・大きさ等により異なります(同ページ)。

この6社は、前の見出しで見た「立川市の一般廃棄物収集運搬業許可業者一覧」にも社名が載っています。市が家電4品目の収集運搬先として町名ごとに割り当てているのは、この一覧に載る社の一部であるという関係です。逆にいえば、チラシに書かれた社名がこのどちらの一覧にも見当たらないなら、立川市の公表資料の範囲では裏づけが取れない、ということになります。

運び出せない・費用を抑えたいときに立川市で使える制度は?

調べ物をして検討する女性
写真はイメージです

先に、期待しすぎないための一文を置いておきます。立川市は「家の中から収集場所まで品物を運び出すことは行っておりません。」と明記しており、戸別収集は玄関先や集積所まで自分で出すのが前提です。持ち出しが難しい場合、市は立川市シルバー人材センターへの相談を案内しており、こちらは有料です(羽衣ワークセンター家事援助 042-523-5921、平日8時30分〜17時00分)(出典:立川市 粗大ごみの収集方法の「その他・注意事項」/2026年8月時点)。

費用の面では、立川市に粗大ごみ処理手数料の減免制度があります。対象は、生活保護を受けている世帯、世帯全員が市民税非課税で身体障害者手帳1級または2級・精神障害者保健福祉手帳1級・愛の手帳1度または2度の交付を受けている方がいる世帯、そして火災・水害などの災害にあった場合です。災害の場合は家財道具類を対象に手数料を免除のうえ、2トントラック1台分まで収集とされており、り災証明書(コピー可)が必要です。減免は電話申し込みの際に受付担当へ種類(生活保護・障害手帳等・災害)を伝える運用です(出典:立川市 粗大ごみ収集の減免制度の「生活保護を受けている場合」「障害者手帳等の交付を受けている場合」「火災・水害などの災害にあった場合」/2026年8月時点)。

申し込みから収集までの実際の流れは、次の4段です。

1品目とポイントを先に調べる

立川市「粗大ごみの収集方法」の品目別ポイント表か、ごみ分別辞典「ごみサク」で品目ごとのポイントを確認します。合計が20ポイントを超えると1回では申し込めないため、点数が多いときはこの段階で持ち込みとの併用を検討します。

2インターネットか電話で申し込む

インターネット受付は24時間365日(メンテナンス時を除く)、電話は粗大ごみ受付センター(042-531-5311)が平日の午前9時から午後4時までです。市は、休日明けと午前の時間帯は申し込みが集中してつながりにくいと案内しています。収集日は申込日の7日後から2か月先の収集日までが対象です。

3処理券を買うか、オンライン決済にする

立川市は「粗大ごみ処理券は、お申込み後に購入するようお願いします。」としています。合計ポイントに応じた枚数を市内の取扱店で購入するか、インターネット申込時にオンライン決済(クレジットカード5種およびPayPay)を選びます。オンライン決済を選んだ場合は紙の処理券の購入は不要で、併用はできません。

4収集日の午前8時までに出す

処理券に収集日・名前・品目名を記入し、品物に貼って出します。2枚以上あるときは1枚ずつ別の品物に貼ります。処理券を貼って残った台紙は領収書になるため、収集が終わるまで保管します。自転車・三輪車・一輪車は処理券をサドルに貼るよう指定されています。

なお市は、ポイントの払戻しも、誤って購入した処理券の払戻しもできないとしています。申し込みの前に券を買っておく、という順番だけは避けてください(出典:立川市 粗大ごみの収集方法の「粗大ごみ収集料金一覧」「その他・注意事項」「粗大ごみ受付センター」および「粗大ごみインターネット受付」内「オンライン決済の利用について」/2026年8月時点)。

立川市の不用品回収でよくある質問(FAQ)

Q立川市で自転車を粗大ごみに出すといくらですか。

A立川市の品目別ポイント表では、自転車(20インチ以下・折りたたみ含む)が2ポイント、自転車(22インチ以上)が3ポイント、自転車(電動アシスト自転車)が5ポイントです。1〜3ポイントは300円券1枚で300円、4〜6ポイントは300円券2枚で600円ですから、22インチ以上の自転車1台なら300円、電動アシスト自転車1台なら600円という計算になります(いずれも税表記なし)。市は、収集間違いを防ぐため処理券をサドルに貼るよう案内しています(※2026年8月時点)。

Qマットレスは立川市で何ポイントになりますか。

A同じ表で、スプリング式ベッドマットが5ポイント、ベッドマット(スプリングが入っていないもの)が3ポイントです。5ポイントなら300円券2枚で600円、3ポイントなら300円券1枚で300円になります(いずれも税表記なし)。スプリングが入っているかどうかで区分が変わるため、申し込みの際に確認してください(※2026年8月時点)。

Q粗大ごみ処理券はどこで買えますか。買いすぎた分は返金されますか。

A立川市は、粗大ごみ処理券・し尿処理券を市内の小売店などで取り扱っており、取扱店は「粗大ごみ処理券・し尿処理券取扱店一覧表」で確認できると案内しています。返金については、余ったポイントの払戻しも、誤って購入された処理券の払戻しもできないと明記しています。オンライン決済で購入した処理券も払い戻しはできませんが、未使用分は使用期限なく次回のオンライン決済申し込み時に使えます(※2026年8月時点)。

Q立川市の粗大ごみは即日で回収してもらえますか。

A立川市の戸別収集は事前申込制で、収集日は申込日の7日後から2か月先の収集日までが対象です。したがって即日の戸別収集は想定されていません。急ぐ場合は、市の施設への持ち込みが選択肢になります。持ち込みは粗大ごみ処理券も予約も不要で、受付は平日の午前8時30分から正午、午後1時から午後4時までです。ただし持ち込めるのは市民本人に限られ、身分証の提示が必要です(※2026年8月時点)。

Q引越しで一度に大量に出るときはどうすればよいですか。

A立川市は「引越しなどで一度に多量のごみが出るときは、市の処理施設へお持ち込みください。」と案内しています。戸別収集は1回20ポイントまで、しかも同一世帯は収集日から1か月以内の再収集ができないため、量が多い場合は持ち込みが基本の受け皿になります。市の無許可回収業者に関するページも、大量に処分する必要がある場合はごみ対策課へ電話するよう案内しています(※2026年8月時点)。

※この記事は、立川市の粗大ごみと不用品の処分方法を、立川市が公開している「粗大ごみの収集方法」「粗大ごみの持ち込み方法」「総合リサイクルセンターへの資源・ごみの持ち込み」「クリーンセンターへの燃やせるごみの持ち込み」「ごみ出しのルール」「家庭ごみ指定収集袋」「事業系ごみの出し方」「一般廃棄物収集運搬業許可について」「エアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機及び衣類乾燥機の処分方法」「ご家庭のパソコンの処分方法」「粗大ごみ収集の減免制度」「不用品の処分に無許可の回収業者を利用しないでください」の各ページ、環境省のQ&A、独立行政法人国民生活センターの2022年11月2日公表の報道発表、およびe-Gov法令検索の条文にもとづいて整理したものです。当メディアが実際に立川市で収集や回収を依頼して確かめたものではありません。掲載した金額はいずれも出典に税区分の記載がないため税表記なしとしています。ポイント・手数料・受付時間・担当業者は変更されることがあり、品目の区分は状態や大きさによって判断が分かれる場合があります。申し込みの前に必ず立川市の公式ページと粗大ごみ受付センターでご確認ください。立川市が家庭向けの不用品回収を行う事業者として社名を列挙した一覧は、今回確認した上記の立川市の各ページの範囲では見当たりませんでした。

まとめ|立川市の不用品は「袋・ポイント・持ち込み」の3点で決まる

立川市の判断は、大きさをセンチで測るところからは始まりません。まず指定収集袋に入るかどうか。入るなら大袋1枚80円の世界で、入らないなら粗大ごみ扱いになり、品目ごとのポイントを合計して300円から2,000円の間に着地します。1回20ポイントという上限と、同一世帯は収集日から1か月以内に再度の収集ができないという制限があるので、量が読めるうちに配分を決めておくと無理がありません。

そして、量が多いときの受け皿は持ち込みです。木製やふとんはクリーンセンターたちむにぃ、それ以外は総合リサイクルセンターへ。どちらも10キログラム300円で、処理券も予約も要りません。事業者に頼む場面では、立川市が公表している許可業者の一覧に家庭の粗大ごみを回収すると書いた社が見当たらないという事実から出発してください。古物商許可では家庭ごみを回収できない、と立川市も環境省も同じ言葉で書いています(※2026年8月時点)。

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