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タイヤ交換や車の買い替え、物置の片付けで出てきた古タイヤの処分に困っていませんか。「粗大ごみで出せるだろう」と思って自治体に問い合わせると、「タイヤは収集できません」と断られてしまうことがほとんどです。ネットで交換だけ安く済ませたら、外した古タイヤ4本が手元に残ってしまった、というケースも少なくありません。
この記事では、タイヤの処分方法を「①ガソリンスタンド・カー用品店に持ち込む」「②タイヤ販売店・整備工場で引き取ってもらう」「③売る・譲る」「④不用品回収業者にまとめて頼む」の4つのルートに整理し、オートバックス・イエローハットなどの処分費の目安や、ホイール付きタイヤの扱い、費用を抑えるコツまで、公式情報をもとに分かりやすく解説します。ご自身の状況に合った処分方法が選べるようになります。


タイヤの処分方法4つの比較早見表

タイヤの処分方法は大きく分けて4つあります。まずは全体像を早見表で確認しましょう。タイヤの本数、ホイール付きかどうか、急いでいるかどうかに合わせて選んでください。
| 処分方法 | 費用の目安(1本) | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①ガソリンスタンド・カー用品店 | 約300〜1,000円+ホイール脱着費 | 持ち込みが必要 | 数本を近場で手早く処分したい人 |
| ②タイヤ販売店・整備工場で引き取り | 交換費に込み〜数百円 | 交換とセットなら楽 | 新しいタイヤに交換する人 |
| ③売る・譲る | 0円〜(値がつけばプラス) | 出品・査定の手間 | 溝が残る・ホイール付きのタイヤがある人 |
| ④不用品回収業者に頼む | 数千円〜(まとめて) | 依頼するだけ | 大量・他の不用品もまとめたい人 |
ポイントは、タイヤは自治体で処分できないため、どの方法でも処分費がかかるのが基本という点です。次の章で「タイヤは何ゴミなのか」を、自治体が収集しない理由から見ていきましょう。
【一言でいうと】タイヤは何ゴミ?自治体では処分できない

結論からいうと、自動車のタイヤは「適正処理困難物」にあたり、多くの自治体では可燃ごみ・不燃ごみ・粗大ごみのいずれでも収集していません。タイヤは焼却や破砕がしにくく、通常のごみ処理施設では適正に処理するのが難しいためです。一般社団法人日本自動車タイヤ協会(JATMA)によると、廃タイヤは1994年に適正処理困難物に指定されています(出典:JATMA公式サイト)。
そのため、家庭から出るタイヤは一般廃棄物として、タイヤ販売店やカー用品店などに処理費を支払って引き取ってもらうのが基本的な流れになります。代表的な自治体の公式案内を見てみましょう。
| 自治体(例) | タイヤの扱い | 案内内容 |
|---|---|---|
| 横浜市 | 市では収集しない(処理困難物) | 販売店、または資源循環局事務所に相談するよう案内 |
| 名古屋市 | 収集しない(適正処理困難物) | タイヤもホイールも自治体では処分できず、販売店等へ |
このように、「タイヤは自治体では出せず、販売店やカー用品店で処分する」というのが多くの自治体に共通した案内です。ホイール付きの場合もホイールごと自治体では収集されないことが多いため、まずはお住まいの自治体のルールを確認したうえで、次の方法①以降を検討しましょう。
※分別区分は執筆時点の各自治体公式サイトの情報です。地域により異なるため、必ずお住まいの自治体で最新ルールをご確認ください。
方法①ガソリンスタンド・カー用品店に持ち込む(オートバックス・イエローハット等)

手元にあるタイヤを手早く処分したいときにまず候補になるのが、ガソリンスタンドやカー用品店への持ち込みです。オートバックスやイエローハットなど、多くの店舗で古タイヤの処分(引き取り)を有料で受け付けています。次の手順で進めましょう。
1ホイール付きかタイヤのみかを確認する
ホイール付きのタイヤは、処分時にタイヤとホイールを分ける「脱着」作業が加わるため、タイヤのみより費用が高くなります。ホイール(特にアルミホイール)が付いている場合は、方法③の「売る」も検討する価値があります。
2近くの店舗に処分費と持ち込み可否を電話で確認する
処分費は車種・店舗によって異なります。JATMAも、引き取りを希望する店舗へ事前に電話し、処分費と引き取り方法を確認するよう案内しています。他店で購入したタイヤの持ち込みも受け付けているか、あわせて確認しましょう(出典:JATMA公式サイト)。
3店舗にタイヤを持ち込み、処分費を支払う
オートバックスでは廃タイヤ処分が1本440円〜(税込)、ホイール付きの場合はホイールの取り外し費用として550〜1,100円が別途かかるのが目安です(出典:オートバックス公式サイト)。イエローハットでも同様に、一般消費者のタイヤは自治体で回収されないため店舗での有料処分を案内しています(出典:イエローハット公式サイト)。ガソリンスタンドでは1本300〜1,000円程度が目安です。
まとめると、タイヤのみなら1本あたり数百円、ホイール付きは脱着費が加わって高くなるのが持ち込み処分の相場観です。金額は店舗や車種で変わるため、複数の店舗に費用を確認してから持ち込むと安心です。
方法②タイヤ販売店・整備工場・ディーラーで引き取ってもらう(購入・交換時)

新しいタイヤに買い替える予定があるなら、タイヤ販売店・整備工場・カーディーラーで、交換と同時に古いタイヤを引き取ってもらうのが手間の少ない方法です。JATMAによると、タイヤ交換時の引き取りや下取りは販売店側で対応でき、この場合は販売店の廃棄物として処理されます(出典:JATMA公式サイト)。
交換とセットの場合、処分費が交換工賃に含まれていたり、単体で持ち込むより割安になったりすることがあります。取り付け作業のついでに古タイヤを預けられるため、自分で運ぶ手間や置き場所の心配も減ります。見積もりの際に、古タイヤの処分費が別途かかるのか、工賃に含まれるのかを確認しておきましょう。
一方、交換や購入を伴わず処分だけを頼む場合は、店舗によって引き取りを断られることや、方法①と同様に処分費がかかることがあります。すでに交換を済ませてしまった場合は、購入した店舗や近くのカー用品店・ガソリンスタンドに相談してみてください。
方法③売る・譲る(ホイール付き・溝が残るタイヤ)

まだ十分に使えるタイヤであれば、捨てずに売る・譲ることで処分費をかけずに手放せる可能性があります。特にホイール付きのタイヤは需要があり、値がつきやすい傾向があります。
一般に、売却が期待できるのは「溝が十分に残っている(スリップサインが露出していない)」「製造からおおむね3〜5年以内」「目立つひび割れや損傷がない」「アルミホイールが付いている」といった条件を満たすタイヤです。イエローハットも、スリップサインが一部でも露出しているタイヤは一般道で使用できず売却が難しい一方、アルミホイールが付いたタイヤは売却しやすいと案内しています(出典:イエローハット公式サイト)。逆に、ひび割れや偏摩耗が進んだ古いタイヤは、買取が難しく処分に回すことになります。
売り先としては、タイヤ・ホイールの買取に対応した専門店やリサイクルショップ、フリマアプリ・ネットオークション、地域の譲渡掲示板などがあります。フリマアプリでは中古タイヤやホイールセットが取引されていますが、価格は銘柄・サイズ・溝の残り・年式で大きく変わるため、金額はあくまで目安です。タイヤは重く送料も高くなりやすいので、近くで引き取ってもらえる出張買取や店頭持ち込みも含めて検討しましょう。
方法④不用品回収業者にまとめて頼む(大量・他の不用品もあるなら)

タイヤが大量にある、車を持っていなくて店舗まで運べない、引越しや実家の片付けで他の不用品もまとめて処分したい——そんなときに便利なのが不用品回収業者への依頼です。自宅まで引き取りに来てもらえるので、重いタイヤを自分で運ぶ必要がありません。
ただし業者選びには注意が必要です。不用品回収を適正に行うには「一般廃棄物収集運搬業許可」(または市町村の委託・提携)が必要で、この確認が取れない無許可業者は、不法投棄や高額請求などのトラブルの原因になります。「無料回収」をうたい巡回してくるトラックや、極端に安い業者には特に注意し、依頼前に必ず許可の有無を確認しましょう。なお、タイヤは積み上げると火災リスクがあり受け入れ条件を設けている業者もあるため、本数と、ホイール付きかどうかを見積もり時に伝えておくとスムーズです。複数社を比較できる一括見積もりサービスを使うと、料金や対応エリアを見比べやすく、相場からかけ離れた業者を避けやすくなります。
一括見積もりサービスの利用者については、Web上では「タイヤも他の不用品もまとめて引き取ってもらえて楽だった」という声が見られます。一方で「タイヤの本数によって追加料金がかかった」という指摘もあり、見積もり時に本数と総額まで確認しておくと安心です。
タイヤの処分費用の相場・目安

タイヤの処分費用は、選ぶ方法や本数、ホイール付きかどうかで変わります。方法別の費用の目安を整理しました。あくまで目安であり、実際の金額は店舗・業者に確認してください。
| 処分方法 | タイヤのみ(1本) | ホイール付き(1本) | 備考 |
|---|---|---|---|
| ①ガソリンスタンド・カー用品店 | 約300〜1,000円 | +脱着費550〜1,100円 | オートバックスは処分1本440円〜(税込) |
| ②販売店・整備工場で交換時引き取り | 交換費に込み〜数百円 | 交換費に込みの場合あり | 交換とセットなら割安になりやすい |
| ③売る・譲る | 0円〜(値がつけばプラス) | 0円〜(アルミは値がつきやすい) | 溝・年式・銘柄で変動 |
| ④不用品回収業者 | 数千円〜(まとめて) | 数千円〜(まとめて) | 運び出し込み・大量向き |
目安として、タイヤのみ4本なら1,200〜2,000円前後、ホイール付き4本は脱着費が加わって数千円になることが多いです。本数が多い場合や運び出しが必要な場合は、不用品回収業者のほうが結果的に手間なく済むこともあります。「タイヤを無料で回収します」と宣伝する業者もありますが、あとから高額請求されたり不法投棄されたりするトラブルもあるため、「無料」だけを理由に飛びつかず、許可の有無と総額を必ず確認しましょう。費用・条件は執筆時点のもので、店舗や地域により異なります。
タイヤを処分するときの注意点

タイヤを処分するときは、安全と法律の両面で気をつけたい点があります。次のポイントを確認しておきましょう。
特に注意したいのが不法投棄です。タイヤをこっそり山林や空き地に捨てる行為は法律で禁止されており、罰則の対象になります。処分費を惜しんで違法な回収業者に渡した結果、そのタイヤが不法投棄され、依頼した側も責任を問われるケースもあります。多少の費用はかかっても、許可のある店舗や業者に正しく引き渡すことが、結果的に安心につながります。
また、ホイール付きのまま処分する場合は脱着費が加わることを見込んでおきましょう。ホイールだけを金属として売れることもあるため、アルミホイールが付いている場合は、外して売却できないか一度確認してみるのもおすすめです。
タイヤの処分でよくある質問(FAQ)
※料金・手数料・自治体の区分等は執筆時点の各公式サイト・自治体情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ
タイヤの処分は、「自治体では収集できない」を前提に、どこで有料処分するかを選ぶことが出発点です。少ない本数なら近くのガソリンスタンド・カー用品店への持ち込みが手軽で、新しいタイヤに交換するなら販売店・整備工場での引き取りが楽です。溝が残る・ホイール付きなら売却も検討しましょう。改めて4つの方法を振り返ります。
| 処分方法 | こんな人に |
|---|---|
| ①ガソリンスタンド・カー用品店 | 数本を近場で手早く処分したい人 |
| ②販売店・整備工場で交換時引き取り | 新しいタイヤに交換する人 |
| ③売る・譲る | 溝が残る・ホイール付きのタイヤがある人 |
| ④不用品回収業者に頼む | 大量・他の不用品もまとめたい人 |
大量のタイヤや運び出しが必要な場合、他の不用品もまとめて片付けたい場合は、許可(一般廃棄物収集運搬業許可または市の委託・提携)を確認したうえで不用品回収業者に依頼するとスムーズです。自分の状況に合った方法を選び、安全に片付けましょう。