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実家じまいや遺品整理、引越しの片付けで出てきた古い写真アルバムや卒業アルバムを前に、「捨てたいけれど、思い出をゴミに出すのは気が引ける」「顔写真や名前が載ったものをそのまま捨てて大丈夫かな」と手が止まっていませんか。アルバムは何ゴミになるのか分かりにくいうえに、思い出の品だけに心理的なハードルも高く、処分をつい後回しにしてしまいがちです。
この記事では、アルバムの手放し方を「①自治体のごみに出す」「②写真をデータ化して残す」「③お焚き上げ・供養に出す」「④不用品回収・遺品整理業者に頼む」の4つに整理し、名古屋市・横浜市・広島市など自治体の公式ルールをもとに、金具付きアルバムの分別・卒業アルバムの個人情報対策・供養の考え方まで分かりやすく解説します。思い出と個人情報の両方に配慮しながら、ご自身に合った方法を選べるようになります。


アルバムの捨て方4つの比較早見表

アルバムの手放し方は大きく分けて4つあります。まずは全体像を早見表で確認しましょう。急いでいるか、思い出をどう残したいか、個人情報が気になるかに合わせて選んでください。
| 方法 | 費用の目安 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①自治体のごみに出す | 無料〜数百円(大型は粗大ごみの場合あり) | 分別・個人情報対策が必要 | 費用をかけず自分で処分したい人 |
| ②写真をデータ化して残す | 自分で0円〜/代行は1冊・1枚単位で有料 | スキャンの手間または依頼 | 思い出をデジタルで残したい人 |
| ③お焚き上げ・供養に出す | 寺社・サービスにより幅(1箱数千円〜が目安) | 持ち込みまたは郵送 | 気持ちよく手放したい・故人の品を供養したい人 |
| ④不用品回収・遺品整理業者に頼む | 数千円〜(他の不用品と一括) | 依頼するだけ | 大量・急ぎ・他の遺品もまとめたい人 |
ポイントは、アルバムは「捨てる」だけでなく「データ化して残す」「供養して手放す」という思い出への配慮ができるという点です。次の章で、まずは基本となる「アルバムは何ゴミなのか」を金具付きアルバムの分別とあわせて見ていきましょう。
【一言でいうと】アルバムは何ゴミ?金具付きアルバムの分別

結論からいうと、アルバムは多くの自治体で「燃やすごみ・可燃ごみ」として処分できますが、区分は自治体によって分かれます。写真の台紙や表紙に紙・ビニール・金属など複数の素材が使われているため、扱いが統一されていないためです。代表的な自治体の公式ルールを見てみましょう。
| 自治体(例) | アルバムの区分 | ポイント |
|---|---|---|
| 名古屋市 | 可燃ごみ | 指定袋に入れて可燃ごみへ |
| 横浜市 | 燃やすごみ | プラスチックのみでできたものはプラスチック資源へ |
| 広島市 | 資源ごみ | ひもでしばってまとめて出す |
| 神戸市 | 燃えるごみ | 紙台紙は燃えるごみ・不燃素材は分別 |
このように、同じアルバムでも名古屋市や横浜市は燃やすごみ、広島市は資源ごみと自治体で扱いが分かれるため、まずはお住まいの自治体のルールを確認することが大切です。
もう一つ注意したいのが、留め具にビス(金具)を使った金具付きアルバムやバインダー式アルバムです。金属の留め具や分厚いプラスチックの表紙は、紙の台紙とは区分が変わることがあります。分別できる場合は、金具・留め具を外して不燃ごみや金属ごみに、台紙は可燃ごみに分けるのが基本です。外し方や区分は自治体で異なるため、判断に迷ったら自治体の分別辞典で確認しましょう。
※分別区分は執筆時点の各自治体公式サイトの情報です。地域により異なるため、必ずお住まいの自治体で最新ルールをご確認ください。
方法①自治体のごみに出す(燃やす/資源・金具は分別)

もっとも費用を抑えられるのが、自治体のごみとして処分する方法です。ただしアルバムは個人情報を含み、素材も混在しているため、「区分の確認」「個人情報の対策」「金具の分別」の3点を押さえてから出すと安心です。次の手順で進めましょう。
1お住まいの自治体でアルバムの区分を調べる
自治体のごみ分別辞典(品目検索)で「アルバム」を調べます。名古屋市は可燃ごみ、横浜市は燃やすごみ(プラスチックのみのものはプラスチック資源)、広島市は資源ごみとして「ひもでしばって出す」と案内されています(出典:名古屋市・横浜市・広島市公式サイト)。区分は執筆時点のもので、自治体により異なります。
2顔写真や名前が写った部分の個人情報対策をする
卒業アルバムなどは、氏名・顔写真・学校名・卒業年度といった個人情報が載っています。そのまま出すのが不安な場合は、顔や名前の部分を黒く塗りつぶす、細かく裁断するなどの対策をしてから出すと安心感が高まります。
3金具・分厚い表紙を分別する
ビス式・バインダー式アルバムの金属の留め具や、不燃素材の表紙は、分別できる場合は台紙(可燃)と分けて不燃ごみ・金属ごみへ出します。留め具を外す際は、けがに注意しましょう。分別方法は自治体で異なります。
4指定の出し方で収集日に出す
可燃ごみは指定袋に入れて、資源ごみは広島市のように「ひもでしばる」など、自治体の出し方に従って収集日に出します。大きすぎるアルバムや大量の場合は粗大ごみ扱いになることもあるため、その際は自治体の受付で確認してください。
手数料は、可燃ごみ・資源ごみとして出せる場合は原則無料〜指定袋代程度です。紙の本や雑誌をまとめて処分するときの分け方は、本の処分方法の記事もあわせて参考にしてください。
方法②写真をデータ化して残してから手放す

「アルバムはかさばるから減らしたいけれど、思い出は残したい」という場合に向いているのが、写真をデータ化(デジタル化)してから、現物のアルバムを処分する方法です。データにしておけば場所を取らず、家族と共有したり、色あせを防いだりできます。
データ化の方法は、大きく3つあります。自宅のスキャナーやスマートフォンの写真スキャンアプリを使って自分で取り込む方法、コンビニや家電量販店のスキャンサービスを使う方法、そして写真・アルバムのデータ化を専門に行う代行サービスに依頼する方法です。枚数が多い場合や、アルバムに貼ったまま取り込みたい場合は、代行サービスが便利です。
費用は、自分で行えば実質0円から始められますが、時間と手間がかかります。代行サービスは写真1枚あたり・アルバム1冊あたりの料金設定が一般的で、枚数に応じて費用が変わります。データ化してからなら、現物は方法①の自治体のごみや方法③の供養で手放しても、思い出はデジタルで残せるので、心理的なハードルが下がります。
方法③お焚き上げ・供養に出す(宗派・寺社で異なる)

故人の写真や、顔が写ったアルバムをゴミとして捨てることに強い抵抗がある場合は、お焚き上げで供養してから手放すという選択肢があります。お焚き上げは、想いのこもった品を神社やお寺で祈りを捧げたうえで焼く儀式で、写真・アルバム・人形などの思い出品が対象になります。
依頼先には、地域の神社・お寺のほか、写真やアルバムの供養を郵送で受け付けているサービス、遺品整理業者が提供する供養オプションなどがあります。遠方でも郵送で対応してもらえるサービスもあるため、近くに頼める寺社がない場合でも利用しやすくなっています。
費用は寺社やサービスによって幅がありますが、ダンボール1箱あたり数千円〜1万円程度を目安とする例が見られます。ただし、供養の作法・受付の可否・費用は宗派や寺社によって異なります。金額だけで選ぶのではなく、故人の宗教・宗派に合った寺社かどうかも含めて、事前に問い合わせて確認しましょう。着物などほかの思い出品もあわせて供養したい場合は、着物の処分方法の記事も参考になります。
方法④不用品回収・遺品整理業者にまとめて頼む(急ぎ・大量)

実家じまいや遺品整理で大量のアルバム・写真が出てきた、他の家財もまとめて片付けたい、急いでいる——そんなときに現実的なのが不用品回収業者や遺品整理業者への依頼です。仕分けから搬出・処分まで任せられるので、量が多くても一度に片付きます。
ただし業者選びには注意が必要です。不用品回収を適正に行うには「一般廃棄物収集運搬業許可」(または市町村の委託・提携)が必要で、この確認が取れない無許可業者は、不法投棄や高額請求などのトラブルの原因になります。特にアルバムや写真は個人情報を含むため、回収後の取り扱い(データ消去や機密文書としての処理)や、供養に対応してもらえるかどうかも、依頼前に確認しておくと安心です。複数社を比較できる一括見積もりサービスを使うと、料金や対応内容を見比べやすくなります。
一括見積もりサービスの利用者については、Web上では「遺品のアルバムを一度に片付けられて助かった」という声が見られます。一方で「思い出の品なので、もう少し丁寧に扱ってほしかった」という指摘もあり、写真やアルバムの扱い方を見積もり時に確認しておくと安心です。
アルバム・写真を捨てるときの注意点

アルバム、とくに卒業アルバムを処分するときは、個人情報と安全の両面で気をつけたい点があります。次のポイントを確認しておきましょう。
特に気をつけたいのが、顔写真や名前を含むアルバムをそのままゴミ集積所に出すことです。第三者の目に触れるリスクを減らすため、気になる部分は黒く塗る・細かく裁断するなどの対策をしてから出すと安心です。裁断が大変な量の場合は、郵便局や専門業者の機密文書溶解サービスを使う方法もあります。
また、思い出の品は一度手放すと元に戻せません。処分を決める前に、本当に残したい写真がないかを見返し、必要ならデータ化しておくと、後悔なく片付けられます。気持ちの整理がつかないうちは、無理に急いで処分しなくても大丈夫です。
アルバムの捨て方でよくある質問(FAQ)
※料金・手数料・自治体の区分等は執筆時点の各公式サイト・自治体情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ
アルバムの処分は、「思い出」と「個人情報」の2つに配慮しながら方法を選ぶことが大切です。多くの自治体で燃やすごみ・可燃ごみとして出せますが、名古屋市=可燃、横浜市=燃やす、広島市=資源ごみと区分が分かれるため、まずはお住まいの自治体で確認しましょう。改めて4つの方法を振り返ります。
| 方法 | こんな人に |
|---|---|
| ①自治体のごみに出す | 費用をかけず自分で処分したい人 |
| ②写真をデータ化して残す | 思い出をデジタルで残したい人 |
| ③お焚き上げ・供養に出す | 気持ちよく手放したい・故人の品を供養したい人 |
| ④不用品回収・遺品整理業者に頼む | 大量・急ぎ・他の遺品もまとめたい人 |
捨てる前に残したい写真をデータ化し、気になる個人情報は対策をしておけば、後悔なく手放せます。大量にある・急いでいる・他の遺品もまとめて片付けたいという場合は、許可(一般廃棄物収集運搬業許可または市の委託・提携)を確認したうえで不用品回収・遺品整理業者に依頼するとスムーズです。ご自身の気持ちに無理のない方法で、思い出を大切に整理しましょう。