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庭のリフォームや草むしり、駐車スペースの模様替え、実家の片付けや引越しなどで、使わなくなった砂利がまとまって出てきて困っていませんか。「とりあえずゴミ袋に入れて集積所に出せばいい」と思って調べてみると、多くの自治体で「砂利や石は収集できません」と案内されていて、手が止まってしまう方がとても多いのではないでしょうか。
実は、砂利や石は土と同じく「自然物」とみなされ、多くの自治体で家庭ごみとして収集していません。焼却できず、水を含むと非常に重く、ごみ処理施設を傷めるおそれもあるためです。だからといって公園や空き地に撒いてしまうと不法投棄になり、思わぬトラブルにつながることもあります。
この記事では、当メディア編集部が各自治体の公式サイト・ホームセンターの公式情報などを調査し、砂利の処分方法を4つに整理して比較しました。あわせて、重い庭石の扱い、処分費用の目安、捨てるときの注意点まで解説します。少量から庭全面の大量まで、ご自身の状況に合った方法が見つかりますので、順番に見ていきましょう。


砂利の処分方法4つの比較早見表

まずは全体像を早見表で確認しましょう。砂利の主な処分方法は、大きく分けて次の4つです。費用の目安や手間、向いている人をまとめました。量が少しなのか、庭全面のように大量なのかで、選ぶ方法が変わってきます。
| 処分方法 | 費用の目安 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①自治体で処分する | 無料〜(指定袋代等) | やや大 | 少量で、お住まいの自治体が砂利を回収している人 |
| ②ホームセンター・購入店・施工業者に相談 | 店舗・業者による | 中(要事前確認) | 購入店や施工業者が引き取りに対応している人 |
| ③少量なら再利用する・売る/譲る | 0円〜 | 中 | 今後も庭づくりを続ける人・まだ使える砂利がある人 |
| ④不用品回収業者に頼む・処分場に持ち込む | 数千円〜(要見積もり) | 小〜中 | 大量・急ぎ・庭石や他の不用品もある人 |
費用を抑えたいなら①②③、量が多い・急ぎ・重い庭石もあるなら④が基本の考え方です。ただし①の自治体回収は、そもそも砂利を受け付けていない自治体が多い点に注意が必要です。次の章で「砂利は何ゴミなのか」を見ていきましょう。
【一言でいうと】砂利は何ゴミ?多くの自治体で収集不可(庭石も同じ)

結論からお伝えすると、砂利や石は「自然物」とみなされ、多くの自治体で家庭ごみとして収集していません。可燃ごみにも不燃ごみにも該当しないケースが大半で、重量のある庭石も同じ扱いです。
理由は主に2つあります。1つは、砂利や石・砂が「廃棄物(人が捨てるごみ)」に当たらない自然物であること。もう1つは、日本のごみ処理の基本である焼却で砂利は燃えず、施設の焼却炉や破砕機を傷めたり詰まらせたりするおそれがあることです。水を含むと非常に重く、収集車に負担がかかる点も、回収を避ける自治体が多い一因です。
ただし、すべての自治体で一律にNGというわけではありません。「少量の小石・砂利なら燃えないごみで出せる」自治体も一部あります。下の早見表で、対応の違いを整理しました(いずれも執筆時点の各自治体公式情報です)。
| 自治体の例 | 砂利・石の扱い | ポイント |
|---|---|---|
| 世田谷区 | 収集できない | 土・砂・石は廃棄物に該当しない/施設故障の恐れ。処理業者に依頼 |
| 練馬区 | 収集できない | 石・土は処理困難。メーカー/購入店の引き取りか専門業者へ |
| 横浜市 | 少量なら燃えないごみ | 少量の小石・砂利は少量ずつ。縁石・敷石など大きな石材は粗大ごみ |
このように対応は自治体によって分かれます。まずはお住まいの自治体のルールを確認することが、砂利を処分する第一歩です。同じ品目でも自治体で扱いが違うため、必ずご自身の地域を確認してください。
※分別区分は執筆時点の各自治体公式サイトの情報です。地域により異なるため、必ずお住まいの自治体で最新ルールをご確認ください。
方法①自治体で処分する(少量の砂利のみ/多くは収集不可)

どの方法を選ぶにしても、最初にすべきなのが自治体ルールの確認です。少量で、砂利を回収してくれる自治体なら、費用をかけずに処分できる可能性があります。次の手順で確認しましょう。
1自治体サイトの「ごみ分別辞典」で「砂利」「石」を検索する
多くの自治体は公式サイトに品目別の分別一覧(分別辞典・ごみ分別アプリ)を用意しています。「砂利」「石」「砂」で検索し、収集の可否と区分(燃えないごみ/収集不可)を確認しましょう。判断がつかないときは清掃事務所に電話で問い合わせると確実です。
2収集不可の場合は「代わりの処分方法」の案内を確認する
収集不可の自治体でも、公式サイトに「販売店・購入店に引き取りを相談」「専門の処理業者に依頼」といった代替方法の案内が載っていることがあります。案内に沿って次の一手を決めます。
3少量なら出せる自治体は「量」と「異物除去」の条件を守る
少量なら燃えないごみで出せる自治体でも、一度に多量に出さない・少量ずつ・異物(ごみ・雑草・根)を取り除くといった条件が定められています。よく乾かし、指定の袋・収集日を守って出しましょう。
実際の自治体の対応例を見てみましょう。世田谷区では、土・砂・石・ブロック・レンガは「廃棄物に該当しない、または清掃工場などのごみ処理施設の故障につながる恐れがある」として区では収集できないと明記し、処理業者への依頼を案内しています(世田谷区公式サイト・執筆時点)。
練馬区でも、石・土は処理が困難なものとして「区では収集できないもの」に挙げられ、「メーカーまたは購入店に引き取ってもらうか、専門の処理業者に処理を依頼してください」と案内されています(練馬区公式サイト・執筆時点)。
一方、横浜市では、少量の小石・砂利は一度に多量にならないよう少量ずつ「燃えないごみ」の収集日に出せるとしつつ、縁石・敷石・石材など大きなものは粗大ごみとして扱うと案内しています(横浜市公式サイト・執筆時点)。同じ砂利でも「少量か、大量か」「小石か、大きな庭石か」で扱いが変わるため、必ずご自身の自治体を確認してください。庭全面分のようにまとまった量は、少量回収の対象外になりやすいので、次の方法②以降を検討したほうがスムーズです。
方法②ホームセンター・購入店・施工業者に相談する(コメリ・カインズ 等)

「ホームセンターなら砂利を引き取ってくれるのでは」と考える方は多いのですが、ここは注意が必要です。コメリ・カインズ・コーナン・ビバホームなど、多くのホームセンターは砂利や石の回収を行っていません。砂利・石は自然物かつ重量物で、店頭回収の対象外としているところが大半です。
園芸用土の回収サービスを行っている店舗はありますが、その場合でも石や砂利は対象外とされています。たとえばカインズの園芸用土回収でも、苗のポットやラベル・ネットとともに「石」は取り除いて出すルールで、砂利そのものは受け付けていません(カインズ お客様サポート・執筆時点)。「土を回収している店=砂利も回収してくれる」ではない点に気をつけましょう。
そこで現実的なのが、砂利を購入した店舗や、庭・外構をつくった施工業者、造園業者・石材店への相談です。購入店では「自店で買った分に限り引き取り可」といった条件付きのケースがあり、外構・造園業者や石材店では砂利・庭石の有料回収に対応していることがあります。いずれも店舗・業者や時期によって可否や費用が異なるため、持ち込みや引き取りを頼む前に、必ず電話などで対応可否・費用・持ち込み方法を確認してください。庭のリフォームと同時なら、工事を頼む業者に「古い砂利の撤去・処分も含めて」見積もってもらうのがスムーズです。
方法③少量なら再利用する・売る/譲る

捨てる前に検討したいのが、砂利を捨てずに再利用する方法です。砂利は洗って乾かせば繰り返し使え、処分費用もかかりません。今後も庭づくりを続ける方や、少量が余った方にはとくにおすすめです。おもな再利用のアイデアは次のとおりです。
再利用しきれない場合は、必要としている人に譲るのも選択肢です。地域の掲示板アプリ(ジモティーなど)では、砂利や庭石を「引き取り希望者に無料で譲ります」と募集している例が見られます。とくに大きな庭石は、和風庭園の資材として欲しい方や造園関係の需要があることもあります。ただし、砂利は重く送料が高くつくため、基本は「取りに来てもらえる」近隣の相手を探すのが現実的です。受け渡し場所や搬出の負担を事前にすり合わせておきましょう。
売る・譲るのが難しい量や状態のものは、無理に抱え込まず、次の方法④や自治体・購入店ルートに回すのがおすすめです。
方法④不用品回収業者に頼む・処分場に持ち込む(大量・急ぎ・庭石も)

砂利が大量にある、すぐに片付けたい、重い庭石があって自分では運べない、あるいは庭石のほかにも家具や家電などの不用品もまとめて処分したい——そんなときに現実的なのが不用品回収業者への依頼です。自宅まで引き取りに来てくれるので、重い砂利や庭石を自分で運ぶ必要がありません。
ただし依頼先選びには注意が必要です。不用品回収を適正に行うには「一般廃棄物収集運搬業許可」、または市町村からの委託・提携が必要で、この確認が取れない無許可業者は避けてください。「無料回収」をうたって回ってくるトラックや、極端に安い業者に頼むと、後から高額請求されたり、回収物が不法投棄されたりするトラブルの原因になります。許可の有無を必ず確認し、事前に見積もりを取りましょう。
砂利ならではの注意点として、砂利は水を含むと見た目以上に重くなるため、見積もり時には「土のう袋でおよそ何袋分あるか」「庭のどこからどう運び出すか(庭→門→道路までの動線や段差)」を具体的に伝えると、当日の追加料金を避けやすくなります。複数社を比較できる一括見積もりサービスを使うと、料金や対応エリアを見比べやすく、相場からかけ離れた業者を避けやすくなります。
一括見積もりサービスの利用者については、Web上では「重い庭石や大量の砂利をまとめて運び出してもらえて助かった」という声が見られます。一方で「量の見立てが甘く、当日に追加料金がかかった」という指摘もあり、見積もり時に量と搬出動線をできるだけ正確に伝えておくと安心です。
また、自分で運べる量なら、自治体の処理施設(クリーンセンター等)や、砂利・残土を受け入れている建材店・処分場に持ち込む方法もあります。ただし施設によって砂利・石の受け入れ可否や料金、持ち込み方法(要予約・車種の制限など)が大きく異なるため、持ち込み前に必ず対応可否を電話で確認してください。重い砂利や庭石を無理に運ぶとけがや事故につながるので、運搬に不安がある場合は業者の出張回収を利用しましょう。
砂利・庭石の処分費用の相場・目安

砂利の処分費用は、量(重さ・体積)や搬出のしやすさ、庭石のような重量物が含まれるかどうかで大きく変わります。方法別の費用の目安を整理しました。あくまで目安であり、実際の金額は見積もりで確認してください。
| 処分方法 | 費用の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| ①自治体(少量のみ) | 無料〜(指定袋代等) | 収集する自治体でも量に上限。多くは対象外 |
| ②購入店・施工・造園/石材店 | 店舗・業者による | 購入分のみ引き取りや有料回収など条件はさまざま |
| ③再利用・売る/譲る | 0円〜 | 再利用なら費用ゼロ。譲渡は搬出・受け渡しの負担 |
| ④不用品回収業者・処分場 | 数千円〜数万円 | 量・搬出動線・庭石の有無で変動。要見積もり |
目安として、不用品回収業者に頼む場合は土のう袋数袋程度の少量で数千円から、庭全面のように量が多い・重い庭石を含む・搬出が大変なケースでは数万円になることもあります。トラックの積み放題プランに他の不用品とまとめて含めると、砂利だけを単品で頼むより結果的に割安になることもあります。量が多いときは「1袋いくら」より「まとめていくら」で見積もりを取り、複数社を比べるのがコツです。費用・条件は執筆時点のもので、業者や地域により異なります。
なお、「砂利を無料で回収します」と宣伝する業者もありますが、あとから高額な追加費用を請求されたり、不法投棄されたりするトラブルもあります。「無料」だけを理由に飛びつかず、許可の有無と総額を必ず確認しましょう。
砂利を処分するときの注意点

砂利の処分では、良かれと思ってやった行為が法律違反になってしまうことがあります。次の点に注意してください。
とくに気をつけたいのが、「少しくらいなら」と近所や公園に撒いてしまうことです。善意で他人の土地や畑に「あげる」場合も、勝手に運び込むとトラブルになりかねないため、必ず一言確認しましょう。正規のルートで処分するのが、結果的に安全で早い方法です。
また、重い庭石を動かすときは、無理な体勢で持ち上げると腰を痛めたり、落として足を傷つけたりする危険があります。ひとりで持ち上げられないものは、台車を使う・複数人で運ぶ・それでも難しければ搬出も任せられる回収業者を利用するなど、無理のない方法を選んでください。
砂利の処分でよくある質問(FAQ)
※料金・手数料・自治体の区分等は執筆時点の各公式サイト・自治体情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ
砂利は土と同じく、多くの自治体で「収集できないもの」に指定されている、少し扱いに困る品目です。しかし、①自治体(少量のみ)②ホームセンター・購入店・施工業者③再利用・売る/譲る④不用品回収業者・処分場という4つの選択肢を知っておけば、少量から大量まで、ご自身に合った方法で処分できます。
費用を抑えたいなら少量回収・再利用を、量が多い・急いでいる・重い庭石や他の不用品もまとめたいなら不用品回収業者を選ぶのが基本です。公園や集積所に無断で捨てるのは不法投棄になるため、必ず正規のルートで処分してください。業者に頼む際は、一般廃棄物収集運搬業許可または市町村の委託・提携の有無を確認し、安心して任せられる依頼先を選びましょう。