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羽アリを見かけた、床がきしむ、あるいは訪ねてきた業者に「床下にシロアリがいます」と言われた——きっかけは違っても、そこから先に出てくる悩みはほとんど同じです。「シロアリ駆除っていくらかかるの?」「自分でなんとかできないの?」「この業者に頼んでいいの?」の3つではないでしょうか。
シロアリ駆除の料金は、1階の床面積に単価をかけて計算するのが一般的です。ところがその単価は工法や業者によって幅があり、相場を知らないまま見積書を見ても、高いのか妥当なのか判断できません。さらにやっかいなのが、その不安につけこむ「点検商法」の存在です。
この記事では、当メディア編集部が複数社の公開料金・公益社団法人日本しろあり対策協会(出典:日本しろあり対策協会公式サイト)・独立行政法人国民生活センター(出典:国民生活センター公式サイト)・国税庁の公表情報を調べ、費用相場の幅、バリア工法とベイト工法の違い、自分でできる範囲の限界、見積書と保証書の見方、そして訪問営業への断り方と相談窓口までを順に整理しました。読み終えたときに「いくらが妥当で、どこを確認すればいいか」が自分で言えるようになることをゴールにしています。


- 01【一言でいうと】シロアリ駆除の費用相場と、自分でできる範囲
- 02シロアリの被害を放置するとどうなる?床下で起きていること
- 03シロアリ駆除は自分でできる?市販の薬剤でできること・できないこと
- 04シロアリ駆除の費用相場|坪単価・㎡単価と一軒家の総額の目安
- 05バリア工法とベイト工法の違い|費用・効き方・向いている家
- 06シロアリ駆除の保証期間は5年が目安とされる|保証書で確認したいこと
- 07シロアリ駆除業者の選び方|資格・見積書・保証書・追加費用
- 08【注意】シロアリの「点検商法」・不安をあおる訪問営業への対処
- 09公的な相談窓口と、費用の負担を軽くする制度
- 10シロアリ駆除でよくある質問(FAQ)
- 11まとめ
【一言でいうと】シロアリ駆除の費用相場と、自分でできる範囲
結論からお伝えします。シロアリ駆除の料金は1階の床面積(坪・㎡)×施工単価で決まるのが一般的で、執筆時点(2026年7月)に各社が公開している情報を見ると、単価はおおよそ1坪あたり5,000円台〜12,000円台、1㎡あたり1,300円台〜2,600円台の幅に収まっています。30坪前後の一戸建てなら、十数万円〜36万円程度がひとつの目安です。
そしてもうひとつの結論が、すでに被害が出ている駆除は、自分で完結させるのが難しい作業だということ。予防的な処理の一部は市販品でもできますが、床下全面の土壌処理や、玄関・浴室まわりの穿孔注入は個人の装備では届きません。まずは「どこまで自分で、どこから業者か」を整理しておきましょう。

| 状況 | 自分でできること | 業者に頼んだほうがよいこと |
|---|---|---|
| まだ被害を確認していない | 床下点検口からの目視、羽アリの種類の確認、換気・湿気対策 | 床下全体の調査(無料調査を行う業者が多い) |
| 羽アリや蟻道を見つけた | 写真を撮って記録する、市販品の使用は製品表示の範囲内で | 被害範囲の特定と、木部処理+土壌処理の施工 |
| 柱や床の変化がある | 被害箇所を踏み抜かないよう安全確保 | 駆除に加え、木部の補修・交換の要否判断 |
| 訪問業者に契約を迫られた | その場で契約しない、相見積もりを取る | —(先に消費生活センター等へ相談) |
この記事では、この表の右側に進む前に知っておきたいこと——相場・工法・保証・業者選び・点検商法——を順に見ていきます。
シロアリの被害を放置するとどうなる?床下で起きていること

シロアリの被害がやっかいなのは、木材を表面からではなく内部から食べ進めるため、外から見ても気づきにくい点にあります。表面の板一枚を残して中が空洞になっていた、というケースが起こり得るのはこのためです。
被害が進むと、土台や柱といった建物を支える部分の強度に影響が出る可能性があります。床が沈む・きしむ、ドアや窓の建て付けが悪くなるといった変化は、その手前のサインとして挙げられることが多いものです。ただし、これらは湿気や経年でも起こるため、シロアリだけが原因だと決めつけることはできません。
だからこそ、あわてて工事を決めるのではなく、まず調査で被害の有無と範囲を確かめる順番が大切です。日本の住宅で被害の多いヤマトシロアリ・イエシロアリは対応できる業者が多く、調査自体は無料で受け付けている会社も少なくありません。
なお、家の中で羽アリを見つけた場合、それがシロアリの羽アリなのかクロアリの羽アリなのかで、必要な対応はまったく変わります。触角の形・胴のくびれ・4枚の翅の長さで見分けられるので、判断に迷うときは先に種類を確かめてください。
シロアリ駆除は自分でできる?市販の薬剤でできること・できないこと

市販のシロアリ用薬剤には、エアゾール(スプレー缶)、粒剤、希釈して使う液剤・乳剤、ベイト剤(毒餌)などがあります。このうちエアゾールと粒剤について、株式会社アサンテ(出典:株式会社アサンテ公式サイト)は木材の内部まで殺虫成分を行きわたらせるのが難しく、駆除よりも予防向きだと説明しています。すでに木材の中に入り込んだシロアリには届きにくい、ということです。
もうひとつの壁が施工範囲です。シロアリ対策は木部への処理と土壌への処理の両方が必要とされますが、床下は高さが数十センチしかなく、作業には厚手の服・ヘッドライトに加え、ゴーグルや防じん機能のあるマスクなどの装備が要ります。同社は、床下作業で配管や配線に触れて水漏れや断線を起こす危険性にも触れています。
さらに、玄関まわりや在来工法の浴室のように床下に入れない場所は、コンクリートなどに穴を開けて薬剤を注入する処理が必要になり、これは一般の方には難しい作業です。液剤・乳剤も数年で効果が切れるとされ、5年に1度程度の再処理が前提になります。
くん煙剤(バルサンなど)でシロアリは駆除できる?
部屋で使うくん煙剤・くん蒸剤は、多くが室内に出てくる害虫を対象にした製品で、床下の土壌や木材内部にいるシロアリまで薬剤を届かせることは想定されていません。製品ごとに適用害虫と使用方法が定められているため、表示にない用途に使わないことが大前提です。
殺虫剤全般に共通しますが、使用の際は必ず製品の表示・使用方法に従い、小さなお子さんやペット、食品への配慮、換気や火気の注意を守ってください。使用後に体調の変化を感じた場合は、自己判断せず医療機関に相談しましょう。
シロアリ駆除の費用相場|坪単価・㎡単価と一軒家の総額の目安

費用の話に入る前に、計算の土台を押さえておきます。シロアリ駆除は床下を施工するため、料金の基準になるのは建物全体の延べ床面積ではなく「1階の床面積」です(株式会社アサンテの解説による)。1階の床面積 × 施工単価=施工料金、というシンプルな式で概算できます。
そのうえで、執筆時点(2026年7月)に確認できた各社の公開情報を並べたのが次の表です。掲載は単価の出典として示すもので、特定の業者を推奨するものではありません。税表記や含まれる作業範囲が各社で異なる点にご注意ください。
| 公開元 | 公開されている単価 | 保証・付帯(公開情報) |
|---|---|---|
| 株式会社アサンテ(自社コラム/2024年11月時点の公開情報調査として掲載) | バリア工法 1坪6,200〜8,300円/ベイト工法 1坪9,300〜12,000円 | 同社は5年保証・年1回の定期点検を掲げている |
| サンキョークリーンサービス(自社の料金表) | 予防工事 1坪7,260円・1㎡2,200円(税込)/駆除工事 1坪8,470円・1㎡2,566円(税込) | 5年間・1年目/3年目/5年目に無料定期点検 |
| シロアリ110番(シェアリングテクノロジー株式会社) | 1㎡あたり1,320円(税込)〜 | 対応エリア・加盟店により条件が異なる旨の注記あり |
このように、単価は1坪あたり5,000円台〜12,000円台、1㎡あたり1,300円台〜2,600円台のレンジに散らばります。同じ「シロアリ駆除」でも、工法・薬剤・保証・アフターフォローのどこまでが単価に含まれるかが違うため、金額だけの比較にはあまり意味がありません。
坪数別の総額イメージも見ておきましょう。次の表は株式会社アサンテが公開している坪数別の費用相場です。
| 1階の床面積 | バリア工法 | ベイト工法 |
|---|---|---|
| 20坪 | 124,000〜166,000円 | 186,000〜240,000円 |
| 30坪 | 186,000〜249,000円 | 279,000〜360,000円 |
| 40坪 | 248,000〜332,000円 | 372,000〜480,000円 |
| 50坪 | 310,000〜415,000円 | 465,000〜600,000円 |
注意したいのが、面積が小さい家ほど単価どおりにならないことです。同社は基本の広さを20坪と設定している業者の場合、施工面積が10坪でも20坪分で計算されると説明しています。小さめの住宅では、まず最低施工面積の設定を確認しておくと見積もりの読み違いを防げます。
また、被害がすでに出ている「駆除」は、被害のない状態で行う「予防」より作業量が増えるため金額が上がる傾向にあります。土台や柱の交換・補修が必要な場合は、その工事費が別途かかります。
バリア工法とベイト工法の違い|費用・効き方・向いている家

見積書に出てくる工法は、大きく2種類です。バリア工法は床下の土壌と木部に薬剤を処理して防護帯をつくる方法で、株式会社アサンテは即効性が高く費用が比較的安い一方、散布時のにおいが気になる方には向かない場合があると説明しています。
もう一方のベイト工法は、薬剤を混ぜたベイト剤(毒餌)を設置し、巣に持ち帰らせることでシロアリを減らしていく方法です。においを感じにくいのが特徴とされますが、費用面ではバリア工法より高めになります。
| 比較軸 | バリア工法 | ベイト工法 |
|---|---|---|
| やり方 | 床下の土壌・木部に薬剤を処理する | ベイト剤(毒餌)を設置し巣に持ち帰らせる |
| 費用の傾向 | 比較的安い(1坪6,200〜8,300円) | 高め(1坪9,300〜12,000円) |
| 効き方 | 即効性が高いとされる | 時間をかけて巣ごと減らしていく |
| 気をつける点 | 散布時のにおいが気になる場合がある | 設置後の定期的な確認・交換が前提になる |
どちらが優れているという話ではなく、床下の構造・被害の状況・薬剤のにおいへの許容度で選ぶものです。ベイト工法は設置後も定期的な点検と交換が前提になるため、初期費用だけでなく、継続してかかる費用の有無まで見積書で確かめておきましょう。
シロアリ駆除の保証期間は5年が目安とされる|保証書で確認したいこと

「シロアリ駆除の保証は5年」とよく言われます。この5年という数字の背景にあるのが、公益社団法人日本しろあり対策協会の防除施工標準仕様書が「五年を目途に再処理をする」としている点です。同協会に登録された者が認定薬剤を用い、この標準仕様書と安全管理基準に基づいて処理を行う仕組みになっています。
ただし、これは5年間シロアリが出ないと約束するものではありません。あくまで再処理の目安であり、実際の保証年数・保証内容は業者ごとに定めるものなので、契約前に保証書の中身を読むことが欠かせません。
- 保証期間は何年か(開始日は施工日か、引き渡し日か)
- 期間内に再発した場合、無償で再施工されるのはどの範囲か
- 建物の損害に対する修理保証が付くのか、付くならその上限額はいくらか
- 定期点検は年に何回あり、費用は保証に含まれるのか
- 保証の対象外になる条件(増改築、床下の状況変化、他社施工部分など)
珍しい種類のシロアリが発生した場合など、そもそも保証が付かないケースがあることにも触れられています。保証書が発行されない、あるいは口頭でしか説明されない場合は、その時点で慎重に判断したほうがよいでしょう。
シロアリ駆除業者の選び方|資格・見積書・保証書・追加費用

シロアリ駆除には、不用品回収業の許可のような「これがなければ営業できない」という国家資格はありません。だからこそ、資格・書面・保証という確認できる材料で見極める必要があります。次の5点を順に確かめてください。
1しろあり防除施工士などの資格者が施工するかを確認する
公益社団法人日本しろあり対策協会は昭和39年に「しろあり防除施工士」の資格制度を創設しており、有資格者は防除施工標準仕様書に則った施工を行い、登録更新の講習で最新情報を把握するとしています。誰が施工するのか、資格を持つ人が現場に入るのかを聞いてみましょう。
2見積書に単価・面積・薬剤名・工法が書かれているかを確認する
「シロアリ工事一式◯◯円」だけの見積書では、高いか安いかを判断できません。1階の床面積が何坪で、単価がいくらで、どの工法・どの薬剤を使い、どこまでの作業が含まれるのかが読み取れる見積書かどうかが、そのまま業者の姿勢を映します。
3保証書が発行されるか、範囲と上限を確認する
保証年数だけでなく、無償再施工の範囲、修理保証の有無と上限額、定期点検の回数、対象外条件までを書面で確認します。口頭説明のみで書面が出ない場合は、契約を急がない判断が安全です。
4追加費用が発生する条件を先に聞いておく
床下に入りにくい構造、玄関や浴室まわりの特殊作業、最低施工面積の設定、被害木材の補修などは、追加費用の対象になることがあります。「どういう場合に、いくら加算されるのか」を契約前に確認しておくと、作業後の食い違いを防げます。
5必ず複数社から見積もりを取って比べる
単価にも工法にも幅がある以上、1社だけでは妥当性を判断できません。同じ条件で2〜3社に出してもらえば、金額の差がどこから来ているのか(工法か、保証か、作業範囲か)が見えてきます。
反対に、契約を急がせる、値引きを持ちかけてその日のうちに決めさせようとする、床下の状況を写真や動画で見せてくれない、といった対応が続く場合は、いったん保留にする勇気を持ってください。
【注意】シロアリの「点検商法」・不安をあおる訪問営業への対処

「点検に来た」と言って訪問し、「工事をしないと危険」などと不安をあおって契約させる手口は、点検商法と呼ばれます。独立行政法人国民生活センターが公表しているPIO-NET登録件数では、点検商法の相談は2022年度8,166件、2023年度12,550件、2024年度19,215件と推移しています(2025年5月31日現在の集計)。
床下・シロアリはこの手口が使われやすい領域です。同センターの消費者トラブルFAQには「【点検・床下】『シロアリがいる』と写真を見せられ、訪問した業者に駆除を依頼した。解約したい。」という相談が掲載されており、回答では特定商取引法の定める書面の受領日を1日目として8日以内ならクーリング・オフできると案内されています。クーリング・オフ期間が過ぎた後でも、事実と異なる説明で契約させられたときなどは取り消しできる場合があるとも書かれています。
金額の面では、広告表示との落差にも注意が必要です。同センターが2025年3月4日に公表した害虫駆除トラブルの注意喚起では、ウェブ広告に「約500円〜」とあった業者に依頼して約20万円を請求された、「約1,000円から」の表示で依頼して約50万円と言われた、といった相談事例(いずれもゴキブリ駆除に関するもの)が紹介されています。同センターは3ケタ台など極端な格安料金で依頼できることはまずないとしています。
- その場で契約書にサインしない。「家族と相談してから返事します」で十分に断れます
- 床下に入れる前に、社名・所在地・連絡先が書かれた名刺や書面を受け取る
- 「今日中なら割引」「このままでは家が倒れる」といった急がせる言葉は、いったん距離を置く合図と考える
- 他社と比較・検討する機会を奪おうとする事業者とは契約しない
- 金額や作業内容に納得できないときは、その場での支払いを避ける
- すでに契約してしまったら、書面の受領日から8日以内かどうかを確認し、書面または電磁的方法で通知する
ひとりで判断しようとせず、契約前でも契約後でも、次に紹介する公的な窓口に相談してください。無料で、しかも中立の立場から答えてもらえます。
公的な相談窓口と、費用の負担を軽くする制度

迷ったときに相談できる窓口
契約トラブルや強引な勧誘については、消費者ホットライン「188(いやや)」が入口になります。最寄りの市区町村・都道府県の消費生活センター等につながる全国共通の3桁番号です。
工事の内容や見積書そのものに不安がある場合は、住宅専門の窓口もあります。公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが運営する「住まいるダイヤル」(03-3556-5147/受付10:00〜17:00、土日祝休日・年末年始を除く)は国土交通大臣の指定を受けた相談窓口で、建築士の資格を持つ相談員が電話で対応しています。リフォームの見積書に関する相談も受け付けています。
費用の負担を軽くできる可能性のある制度
国税庁のタックスアンサーでは、雑損控除の対象となる損害の原因のひとつに「害虫などの生物による異常な災害」が挙げられています。さらに質疑応答事例では、シロアリによる損害の修復にかかる必要かつ通常の支出は雑損控除の対象になり得る一方、将来の損害防止のための支出(=予防のための費用)は対象外という考え方が示されています。
つまり、被害が出てからの駆除・修復の費用と、被害のない家で行う予防工事とでは扱いが分かれるということです。個別の判断は状況によって変わるため、領収書を保管したうえで、所轄の税務署に確認してください。自治体がシロアリ駆除そのものに補助金を出す例は限られますが、住宅リフォームの補助制度の一部に該当する場合があるため、お住まいの自治体の住宅担当窓口に問い合わせてみる価値はあります。
複数社に見積もりを依頼したいとき
相場観を持ったうえで比べるなら、登録事業者の料金や口コミを一覧で確認できるマッチングサービスを使う方法があります。作業内容と金額を事前に見比べてから依頼先を決められるため、その場で契約を迫られる状況を避けやすくなります。
工事にあたって床下の荷物を移動したり、被害を受けた家具・木材を処分したりする必要が出ることもあります。まとまった量になりそうなときは、回収業者の選び方をまとめた記事もあわせてご覧ください。
シロアリ駆除でよくある質問(FAQ)
※本記事の費用相場・保証内容は、2026年7月(執筆時点)に各社が公開している料金表・解説ページをもとに整理したもので、特定の業者を推奨するものではありません。税表記や作業範囲は各社で異なります。相談件数・事例は独立行政法人国民生活センター、制度に関する記載は国税庁・公益社団法人日本しろあり対策協会・公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターの公表情報に基づく執筆時点の内容です。薬剤は必ず製品の表示・使用方法に従ってお使いください。
まとめ
シロアリ駆除の料金は「1階の床面積 × 施工単価」で決まり、公開されている単価は1坪あたり5,000円台〜12,000円台、1㎡あたり1,300円台〜2,600円台に幅があります。バリア工法は費用が抑えめで即効性、ベイト工法は高めだがにおいが少ないという違いがあり、金額だけを並べても比較にはなりません。見積書に単価・面積・工法・薬剤・作業範囲が書かれているかを確認しましょう。
自分でできるのは予防的な処理や日常の湿気対策までで、床下全面の土壌処理や玄関・浴室の穿孔注入は個人の装備では届きません。保証は「五年を目途に再処理」という標準仕様書の考え方が背景にありますが、年数より中身(再施工の範囲・修理保証・定期点検・対象外条件)を保証書で読むことが大切です。
そして何より、訪問業者にその場で契約を迫られたら、いったん断って複数社に見積もりを取ってください。点検商法の相談は年々増えており、契約後でも書面受領から8日以内ならクーリング・オフができます。迷ったら消費者ホットライン「188」や住まいるダイヤルへ。羽アリの見分け方や、工事にともなう不用品の処分については関連記事もご覧ください。