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引っ越しが決まった瞬間から、業者の予約、役所の届出、荷造り、ゴミ出し、住所変更と、やることが一気に押し寄せてきます。「何から手を付ければいいのか分からない」「期限のある手続きを落としそうで怖い」という不安は、初めての引っ越しでも2回目でも変わりません。
実は、引っ越しでやることは「予約→手続き→荷造り→当日→引越し後」の5段階に整理すると、順番で迷わなくなります。期限が決まっているのは役所と一部のライフラインだけで、それ以外は前倒しできる作業だからです。
この記事では、当メディア編集部がデジタル庁・横浜市・日本郵便株式会社・東京都水道局・国土交通省の公開情報を調査し、1か月前から引越し後までのやることリストを時系列で整理しました。荷造りや役所手続きの詳しいやり方は、それぞれ専門の記事へ案内します。


【一言でいうと】引っ越しでやることは「予約→手続き→荷造り→当日→引越し後」の5段階

引っ越しでやることは、大きく分けると①業者と住まいの予約(1か月前〜)②役所・ライフラインの手続き(2週間前〜)③荷造りと不用品処分(並行)④当日の作業⑤引越し後14日以内の手続きの5段階です。先に全体像を早見表で確認してください。
| 段階 | 時期の目安 | 主なやること |
|---|---|---|
| ①予約 | 1か月前〜 | 賃貸の解約連絡/引越し業者の見積もり・予約/新居の契約 |
| ②手続き | 2週間前〜 | 転出届/郵便の転居届/電気・ガス・水道・ネットの連絡 |
| ③荷造り | 2週間前〜前日 | 荷造り/不用品の処分・粗大ごみの申込/旧居の掃除 |
| ④当日 | 引越し当日 | 搬出・搬入の立ち会い/旧居の明け渡し・鍵の返却 |
| ⑤引越し後 | 14日以内が目安 | 転入届/マイナンバーカード・運転免許証などの住所変更 |
期限がはっきり決まっているのは⑤の転入届(引っ越した日から14日以内)です。ここから逆算して、①と②を前倒しするのが段取りの基本になります。
引っ越しやることリスト|1か月前から当日までの時系列と順番
5つの段階を、そのままチェックリストとして使える形で並べました。まず図解で流れをつかんでから、各時期の項目を確認してください。

1か月前〜2週間前にやること
この時期の中心は「日程を確定させる作業」です。賃貸住まいの場合、解約の連絡は賃貸借契約書に予告期間(1か月前までなど)が定められているのが一般的なので、真っ先に契約書を確認してください。予告期間は契約によって異なります。
- 賃貸の解約連絡(契約書の予告期間を確認)
- 引越し業者の見積もりを取り、日程を予約する
- 新居の契約・初期費用の支払い・レイアウトの検討
- 不用品の仕分けを始める(粗大ごみは申込が先)
- 転校・転園がある場合は学校・自治体へ確認
2週間前〜1週間前にやること
役所とライフラインの連絡をまとめて片付ける時期です。転出届は引っ越し前に出せるほか、マイナンバーカードがあればオンラインでも提出できます(詳しくは次の章)。郵便の転居届は登録までに数営業日かかるため、早めに出すほど安心です。
- 転出届の提出(窓口・郵送・オンライン)
- 郵便局の転居届(e転居・窓口・ポスト投函)
- 電気・ガス・水道の使用中止と開始の連絡
- インターネット回線の移転・解約手続き
- 使わない部屋・季節ものから荷造りを本格化
前日までにやること
前日は「当日動けるようにする準備」に集中します。冷蔵庫や洗濯機は水抜きなどの準備が必要な場合があるため、お使いの機種の取扱説明書に従って前日までに済ませるのが安全です。
- 冷蔵庫の中身を使い切り、電源まわりの準備をする
- 貴重品・すぐ使う物を「当日持ち運ぶ箱」に分ける
- 旧居の掃除(退去立ち会いに備える)
- スマホの充電・現金の用意・当日の動線確認
引越し当日にやること
当日は立ち会いの連続です。搬出前に部屋の傷や荷物の点数を確認し、旧居では忘れ物がないか全部屋・収納・ベランダをチェックしてから明け渡します。ガスの開栓は立ち会いが必要になる場合があるため、事前に案内された時間帯を空けておきましょう。
- 搬出の立ち会い・貴重品の自己管理
- 旧居の最終確認・明け渡し・鍵の返却
- 新居での搬入立ち会い・家具の配置指示
- ガス開栓などライフラインの立ち会い対応
引越し後14日以内にやること
引越し後の最優先は転入届です。新しい住所に住み始めた日から14日以内という期限があり、マイナンバーカードの住所変更もあわせて行います。そのほかの住所変更は、本人確認に関わるもの(運転免許証など)から順に進めると効率的です。
- 転入届(または同一市区町村内なら転居届)の提出
- マイナンバーカードの住所変更
- 運転免許証・自動車関係の住所変更
- 銀行・保険・クレジットカード・通販サイトなどの住所変更
引っ越し業者の予約と見積もりの段取り

やることリストの中で最初に動くべきなのが業者の予約です。希望日が埋まると日程そのものを組み直すことになり、後ろのすべての段取りがずれてしまうためです。特に3〜4月は引っ越しの依頼が集中しやすい時期とされ、直前になるほど選択肢が狭まります。
見積もりは1社だけで決めず、複数社の条件を比べるのが基本です。日程・荷物量・作業内容によって金額が大きく変わるため、同じ条件で比較すると判断しやすくなります。予約を何日前までにすべきかの目安や、時期ごとの動き方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
役所・ライフライン・住所変更の手続きでやること

手続き系のやることは「期限があるかどうか」で優先順位を付けます。ここでは期限や所要日数が公式に示されているものを、一次情報とあわせて整理します。
役所の手続き|転出届と転入届
市区町村をまたいで引っ越す場合は、旧住所地への転出届と新住所地への転入届が必要です。例えば横浜市は、転入届について窓口での転入届の案内で「新しい住所に住み始めた日から14日以内」に届け出るとし、引越し前に届出をすることはできないと明記しています。一方、転出届の案内では、転出届は引っ越し前でも後でも提出でき、オンラインや郵送でも受け付けるとしています。
マイナンバーカードを持っている場合は、デジタル庁が案内する引越し手続オンラインサービスを使うと、マイナポータルから転出届の提出と、転入届を出すための来庁予約ができます。ただし転入届そのものは窓口での手続きが必要です。窓口や受付方法の詳細は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の公式サイトが確認先になります。
ライフライン|電気・ガス・水道は早めの連絡が基本
電気・ガス・水道は、旧居の「使用中止」と新居の「使用開始」を各事業者へ連絡します。例えば東京都水道局は、使用開始・中止の手続き案内で、引っ越しに伴う使用開始申込みと中止届は3〜4日前までに手続きするよう案内しています。連絡の期日や方法は地域・事業者ごとに違うため、検針票や契約書類で契約先を確かめて連絡してください。
ガスの開栓は係員の訪問・立ち会いが必要になる場合があります。引越しシーズンは訪問予約も混み合いやすいので、日程が決まったらライフラインの連絡は早い段階でまとめて済ませるのがおすすめです。
郵便局と民間サービスの住所変更
日本郵便株式会社の転居・転送サービスに転居届を出すと、旧住所あての郵便物が届出日から1年間、無料で新住所に転送されます。同社は登録までに3〜7営業日かかるとしているため、引っ越しの1週間以上前に出しておくと切り替えがスムーズです。スマホから申し込める「e転居」も用意されています。
銀行・保険・クレジットカードなどの住所変更は、転送期間のうちに順次進めれば間に合います。役所の窓口別の手続き一覧や必要書類は、こちらの記事で詳しくまとめています。
荷造りと不用品処分はセットで進める

荷造りを始めると、必ず「もう使わない物」が出てきます。荷造りと不用品処分を同時に進めると、運ぶ荷物が減って引っ越し自体も楽になります。梱包を進めながら「持っていく/処分する」を箱単位で分けていくのがコツです。
注意したいのは粗大ごみです。自治体の粗大ごみ収集は申込制で、申込から収集日まで日数がかかることが多く、引っ越し直前の申込では退去日に間に合わないことがあります。不用品の仕分けは1か月前の段階から始め、粗大ごみの申込は真っ先に済ませておきましょう。
荷造りの順番や部屋別の詰め方、処分と片付けの進め方は、それぞれ次の記事で詳しく解説しています。ゴミ出しが退去日に間に合わなそうな場合の対処法もあわせて確認してください。
引っ越しのやることでつまずきやすいポイント

編集部が各機関の案内を調べる中で見えてきた、順番を間違えやすいポイントをまとめました。どれも「先にやるべきことを後回しにした」ことが原因になりがちです。
- 粗大ごみの申込が遅れる → 収集日が退去日に間に合わない。仕分けと申込は1か月前から
- 転出届を出さずに引っ越す → 新住所で転入届が出せず、旧住所地とやり取りする二度手間に
- 郵便の転居届を直前に出す → 登録まで3〜7営業日かかり、切り替え前の郵便物が旧住所へ
- 旧居の掃除を当日に残す → 搬出後は時間がなく、退去立ち会いまでに終わらない
- ガス開栓の予約を忘れる → 新居に入ってもお湯が使えない日ができる
共通する対策は、期限や所要日数があるものから逆算して予定を組むことです。この記事の時系列リストを上から順に消していけば、大きなつまずきは避けられます。
引っ越しのやることに関するよくある質問(FAQ)
※本記事の手続き・期限・サービス内容は執筆時点(2026年7月)の各機関・各社公式サイトの公開情報です。届出の窓口・受付方法・期日は自治体や事業者によって異なるため、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ
引っ越しでやることは「予約→手続き→荷造り→当日→引越し後」の5段階に分ければ、順番で迷いません。最初に賃貸の解約連絡と業者の予約で日程を固め、2週間前から転出届・郵便の転居届・ライフラインの連絡をまとめて済ませ、荷造りと不用品処分は並行して進めます。
期限がはっきり決まっているのは、引っ越した日から14日以内の転入届です。ここから逆算し、日数のかかる粗大ごみの申込と郵便の転居届を早めに動かすことが、抜け漏れなく引っ越しを終える一番の近道です。役所手続き・荷造り・見積もりのタイミングは、本文で紹介した各記事で詳しく確認してください。