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二人暮らしの引っ越し費用相場|同棲・夫婦の総額と初期費用

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同棲のスタート、結婚を機にした新居への住み替え、夫婦ふたりでの転居——二人暮らしの引っ越しは、単身向けの相場記事を読んでも「自分たちの場合はいくらなのか」がつかみにくいものです。荷物は2人分なのに、予算の目安は1人分の情報しか見つからない、という声も少なくありません。

先に目安をお伝えすると、2人世帯が引っ越し業者に支払う金額は、公開されている見積もりデータの平均で通常期なら7万〜9万円台、繁忙期なら10万〜13万円台です(2026年7月時点)。荷物をトラック1台にまとめられることが多いため、単身の単純な2倍にはならないのが一般的です。

この記事では、当メディア編集部が引越し侍とSUUMO引越し見積もりの公開データ、環境省の公表資料を調査し、二人暮らし・同棲・夫婦の引っ越しに絞って、距離別の相場、2か所から荷物を運ぶ同棲特有の頼み方、賃貸の初期費用まで含めた総額、だぶった家具・家電の扱いを整理しました。

読者
彼と同棲を始めることになって、ふたりともそれぞれの部屋から新居に引っ越します。荷物が2人分だと、引っ越し費用も単身の2倍かかってしまうんでしょうか?
編集部
実は、2倍になるとは限らないんです。二人暮らしの通常期の平均は8万〜9万円前後で、単身の平均の1.5倍程度に収まっています。さらに同棲なら、2か所の荷物を1台のトラックで運ぶプランで抑える方法もありますよ。順番に見ていきましょう。

二人暮らしの引っ越し費用相場はいくら?【2026年7月時点】

引越しの荷ほどきをする夫婦
写真はイメージです

2人世帯の引っ越し費用の平均を、集計方法の異なる2つの公開データで並べてみます。引越し侍は利用ユーザーの過去データからの概算値、SUUMO引越し見積もりは距離帯別データの全平均です。どちらのデータでも、通常期は8万〜9万円前後、繁忙期は10万〜13万円前後という水準でした。

データ 通常期の平均 繁忙期の平均
引越し侍(2人) 92,573円(5月〜1月) 132,278円(2月〜4月)
SUUMO引越し見積もり(2人家族・全平均) 79,505円(5月〜1月) 106,434円(2月〜4月)

出典:引越し侍「引っ越し費用の相場料金」SUUMO引越し見積もり「引越し料金相場」(いずれも2026年7月時点。税込/税抜の区分は出典に記載なし)

ただし、この平均はあくまで全国・全距離をならした数字です。引越し侍は2人での引越し全体の幅を7万円〜30万円としており、県内の近場か長距離かで金額のケタが変わります。また、2人世帯の繁忙期の平均を通常期と比べると約1.3〜1.4倍(編集部が上記2データから算出)で、時期の影響も無視できません。

距離・荷物量・時期という条件ごとの相場の読み方そのものを知りたい方は、世帯人数を問わない費用相場の記事が土台になります。

二人暮らしの引っ越し費用が単身と違う3つのポイント

図解
当メディア編集部作成

同じ「引っ越し」でも、2人世帯には単身と違う費用の増え方があります。見積もりを取る前に、次の3点を押さえておくと金額のブレに驚かずに済みます。

①荷物が2人分になり、トラックと人手が大きくなる

引越し侍の解説では、二人暮らしの引っ越しで使う段ボールは合計20箱〜30箱が平均的とされ、単身の10個〜15個前後と比べるとおよそ2倍です。荷物が増えるほど大きいトラックと多い作業人数が必要になり、料金の土台が上がります。逆にいえば、ふたりで荷物を減らせれば、そのぶん費用を下げる余地も大きいということです。

②間取りが広くなるほど相場も上がる(2LDKなど)

引越し侍が公開する間取り別の相場では、1LDK・2K・2DKで通常期平均60,000円・繁忙期平均90,000円、2LDK・3K・3DKで通常期平均71,000円・繁忙期平均113,000円です(利用ユーザーのアンケートから算出・2026年7月時点)。二人暮らしで多い1LDK〜2LDKの住み替えなら、通常期で6万〜7万円台が間取りから見た目安になります。

出典:引越し侍「引っ越し費用の相場料金」(間取り別の引越し料金相場・2026年7月時点)

③同棲スタートは「2か所からの搬出」になる

これから同棲を始めるカップルは、それぞれの旧居から新居へ、荷物の出発点が2か所になります。別々に業者を頼むと単純に2件分の料金がかかるため、後述する「立ち寄りプラン(2か所積み)」のような頼み方を知っているかどうかで、支払い総額が変わってきます。

距離別の二人暮らし引っ越し費用相場【通常期・繁忙期】

引越しトラック
写真はイメージです

同じ市内での住み替えと、県外への長距離とでは、2人世帯の相場は大きく違います。ここでも2系統の公開データを距離帯別に並べます。出典によって通常期・繁忙期の月の区切りが少し違うため、表の注記もあわせて確認してください。

SUUMO引越し見積もりの2人家族の距離別相場

移動距離 通常期(5月〜1月) 繁忙期(2月〜4月)
〜15km未満(同市区町村程度) 平均69,100円 平均83,998円
〜50km未満(同都道府県程度) 平均75,990円 平均95,803円
〜200km未満(同一地方程度) 平均92,051円 平均130,274円
〜500km未満(近隣地方程度) 平均119,246円 平均167,757円
500km以上(遠距離地方程度) 平均164,104円 平均231,778円

出典:SUUMO引越し見積もり「引越し料金相場」(2人家族の平均・2026年7月時点)

引越し侍の2人家族の距離別相場

移動距離 通常期(5月〜2月) 繁忙期(3月・4月)
全平均 平均70,000円 平均100,000円
〜15km未満(同市区町村程度) 平均60,000円 平均80,000円
〜50km未満(同都道府県程度) 平均66,000円 平均95,000円
〜200km未満(同一地方程度) 平均97,000円 平均145,000円
〜500km未満(近隣地方程度) 平均139,660円 平均198,000円
500km以上(遠距離地方程度) 平均180,000円 平均300,000円

出典:引越し侍「2人暮らしの夫婦やカップルの引っ越し費用相場と初期費用・総額料金の目安」(利用ユーザーのアンケート・過去4年分から算出。この出典では通常期=5月〜2月・繁忙期=3月と4月と定義。2026年7月時点)

2つのデータを合わせて読むと、同一都道府県内なら通常期6万〜7万円台、県外への長距離では通常期でも12万〜18万円前後が2人世帯のひとつの目安です。引越し侍も、ふたり暮らしの県内引越しは通常期6万〜7万円台、隣県以上の遠距離では通常期15万円前後・繁忙期15万〜20万円以上が必要としています。

同棲を始める引っ越し|2か所からの搬出は立ち寄りプランで

家の鍵を手渡す様子
写真はイメージです

同棲のスタートでは、ふたりがそれぞれの住まいから新居に移るため、引っ越しの頼み方は大きく2通りです。1つ目は、ふたりが別々に単身の引っ越しを依頼する方法。2つ目は、1台のトラックが2人の旧居を順に回って荷物を積み、新居へまとめて運ぶ「立ち寄りプラン(2か所積み)」を使う方法です。

引越し侍の解説では、同一都道府県内の想定で、2人がそれぞれ単身引っ越しをすると3万円×2人=6万円かかるところ、立ち寄りプランなら4.5万円という試算が示されています(単身料金を2倍・1.5倍して算出した目安・2026年7月時点)。トラックと作業スタッフを1組で済ませられるぶん、コストを抑えやすい仕組みです。ただし2か所を回る分だけ作業時間は延びるため、旧居同士が離れている場合に対応できるかは業者への確認が必要です。

出典:引越し侍「2人暮らしの夫婦やカップルの引っ越し費用相場と初期費用・総額料金の目安」(2026年7月時点)

片方の荷物が極端に少ない場合は、多いほうだけ業者に頼み、少ないほうは宅配便や自力で運ぶ組み合わせも選択肢になります。単身分の相場感や荷物量別の目安は、一人暮らしの費用記事が参考になります。

二人暮らしの引っ越し費用の総額|賃貸の初期費用と家具・家電

入居前の空室
写真はイメージです

ふたりの新生活では、業者に払う引っ越し代金のほかに、賃貸物件の契約費用と家具・家電の買い足しが重なります。引越し侍は、東京都内・通常期・1LDK〜2DKの間取りという想定で、次の総額例を公開しています。

費目 金額の目安
引越し代金 7.3万円
賃貸物件の初期費用 50万円
家具・家電の購入費用 5万円
合計 62.3万円

出典:引越し侍「2人暮らしの夫婦やカップルの引っ越し費用相場と初期費用・総額料金の目安」(東京都内・通常期・1LDK〜2DK想定の一例。2026年7月時点)

この試算のとおり、総額では賃貸の初期費用(敷金・礼金・仲介手数料など)が引っ越し代金より大きな割合を占めるのが二人暮らしの特徴です。賃料や契約条件は物件と地域で大きく変わり、家具・家電をどれだけ持ち込めるかでも購入費は変わるため、あくまでケタ感の目安として、実際はふたりの物件の見積書で確認してください。すでに持っている家財を活かすほど、この購入費と引っ越し代金の両方を圧縮できます。

ふたりの引っ越し費用を安く抑える5つの方法

調べ物をして検討する女性
写真はイメージです

2人世帯の費用も、決まる仕組みは距離・荷物量・時期の掛け合わせです。ふたりだからこそ効きやすい打ち手を含めて、5つに整理しました。

1時期・曜日・時間帯をふたりの都合で調整する

繁忙期(おおむね2月〜4月)を外せるなら、平均ベースで数万円規模の差になります。引越し侍の解説では、依頼が集中する土日・祝日や午前開始を避け、平日や午後、作業時間を指定しないフリー便を選ぶと料金を抑えやすいとされています。共働きでも、ふたりで休みを合わせやすい平日を候補に入れてみましょう。

2だぶる家具・家電を運ぶ前に整理する

同棲・結婚では冷蔵庫や洗濯機、ベッドが2つずつになりがちです。運ぶ荷物が減ればトラックのサイズと作業人数を小さくでき、料金の土台から下がります。だぶった家財の扱いは後述の見出しで詳しく解説します。

3同じ条件をそろえて2〜3社で相見積もりする

ふたりの荷物リスト・希望日・作業範囲を共有のメモにまとめ、各社に同じ条件を伝えて見積書を並べましょう。引越し料金には定価がなく、業者間の差が出やすいためです。金額だけでなく、追加料金の条件がそろって書かれているかも見比べます。

4立ち寄りプラン・単身向けサービスを検討する

同棲スタートなら前述の立ち寄りプラン(2か所積み)が候補です。荷物が少ない側だけ、コンテナボックス単位の単身向け定額サービスを使う手もありますが、ボックスに入りきらない家財は運べないか別扱いになるため、大型家具がある場合は事前に可否を確認しましょう。

5オプション作業をふたりで分担して減らす

荷造り・荷ほどきを業者に任せる範囲を狭めるほど実費は下がります。ふたりで作業を分担できるのは2人世帯の強みです。エアコン移設などの工事系オプションは、引っ越し業者経由と専門業者依頼の両方の金額を見てから決めても遅くありません。

相見積もりの手間を省ける一括見積もりサービスを使う場合は、送信するとその日のうちに、依頼が届いた各社からの案内電話やメールが立て続けに届くのが通常だと知っておいてください。ふたりのどちらが窓口になるかを先に決めておき、依頼先は気になる2〜3社にとどめる、フォームの備考欄に「日中は電話に出られないためメール希望」と書き添える、依頼先が決まったら残りの会社へ断りの連絡を早めに入れる——この3点で連絡の負担は現実的に減らせます。

また、費用を抑えたい一心で、SNSやフリマアプリで見かける「格安で運びます」といった個人の請け負いに頼むのは避けましょう。荷物を有償でトラック運送するには貨物自動車運送事業法にもとづく許可や届出が必要で、それが確認できない相手だと、ふたりの家財が壊れたときの補償の取り決めがないままトラブルを抱えることになりかねません。

家具・家電がだぶったら?運ぶ・処分の判断

洗濯機と洗濯物
写真はイメージです

ふたりの家財を1つの新居に集めると、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・ベッドといった大物がほぼ確実にだぶります。「とりあえず両方運ぶ」はトラックのサイズを上げて費用を押し上げるうえ、新居の収納も圧迫するため、引っ越し前にどちらを残すか決めておくのが費用面でも一番の近道です。

  • 容量・サイズが新居の間取りと世帯人数に合っているほうを残す
  • 製造年が新しく、消費電力や機能面で有利なほうを残す
  • 新居の搬入経路(廊下・階段・設置スペース)に収まるかを先に測る
  • 手放す側は「売る・譲る・処分する」のどれにするか退去日から逆算して決める

手放すと決めた家電のうち、家庭用エアコン・テレビ・電気冷蔵庫/電気冷凍庫・電気洗濯機/衣類乾燥機の4品目は家電リサイクル法の対象で、廃棄する際は排出者が収集運搬料金とリサイクル料金を負担する仕組みです(環境省「家電リサイクル法の概要」より)。また、家具などを自治体の粗大ごみに出す場合は、申し込みから収集日まで日数が空くことが多く、退去日直前では間に合わないことがあります。引っ越し日が決まったら、家財の整理は荷造りより先に着手するのが安全です。

出典:環境省「家電リサイクル法の概要」(2026年7月時点)

家電を品目ごとにどう手放すか、家具の処分ルートと費用の考え方は、それぞれ次の記事で詳しく解説しています。


二人暮らしの引っ越し費用についてよくある質問(FAQ)

Q同じ市内での二人暮らしの引っ越し費用はいくらですか。

A移動距離15km未満(同市区町村程度)の2人世帯の平均は、SUUMO引越し見積もりで通常期69,100円・繁忙期83,998円、引越し侍の2人暮らし向けデータで通常期60,000円・繁忙期80,000円です(2026年7月時点)。おおむね6万〜8万円台が目安ですが、エレベーターの有無や駐車スペースなど建物の条件でも変わります。

Q同棲の引っ越し費用はどちらが払うべきですか。

A決まったルールはなく、カップルごとの取り決めになります。総額を折半する、収入の比率で分ける、引っ越し代金と家具・家電の購入費を項目ごとに分担するなどの方法が一般的です。あとで揉めないよう、見積書と購入費の一覧をふたりで共有してから決めるのがおすすめです。

Q2LDKへの引っ越しの相場はいくらですか。

A引越し侍が公開する間取り別の相場では、2LDK・3K・3DKで通常期平均71,000円・繁忙期平均113,000円です(2026年7月時点)。間取りはあくまで荷物量の目安なので、実際の金額は荷物の量と移動距離、時期の組み合わせで前後します。

Q3月・4月の二人暮らしの引っ越しはどのくらい高くなりますか。

A引越し侍の2人暮らし向けデータでは、3月・4月の全平均が100,000円と、通常期(5月〜2月)の70,000円より4割ほど高い水準です。500km以上の長距離では平均300,000円に達します(2026年7月時点)。この時期は予約自体も取りにくいため、日程が決まり次第早めに見積もりを取りましょう。

Q二人暮らしの引っ越しで段ボールは何箱必要ですか。

A引越し侍の解説では、ふたり暮らしの引っ越しで使う段ボールは合計20箱〜30箱が平均的とされています(単身は10個〜15個前後)。荷物を減らして箱数を絞れれば、トラックのサイズダウンにつながり費用も抑えやすくなります。

※本記事に記載した相場・料金は、執筆時点(2026年7月)に各出典ページへ掲載されていた金額(税込・税抜の区分は出典に記載なし)です。実際の見積もり額は距離・荷物量・時期・建物条件・オプションにより変動します。最新の金額は各公式サイトとふたりの見積書でご確認ください。

まとめ

二人暮らしの引っ越し費用は、公開データの平均で通常期8万〜9万円前後・繁忙期10万〜13万円前後、同一都道府県内なら通常期6万〜7万円台が目安です。単身の2倍にはならない一方、間取りと荷物量しだいで上下します。

同棲スタートは立ち寄りプラン(2か所積み)で1台にまとめる、だぶった家具・家電は運ぶ前に整理する、同じ条件で2〜3社を見比べる——この3つが2人世帯ならではの節約の柱です。総額では賃貸の初期費用が最も大きいことも忘れずに予算を組みましょう。

距離・荷物量・時期で相場を読む基本の物差しは、費用相場の記事もあわせてどうぞ。

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