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ゴキブリ対策で最強といえる3層の組み合わせ|侵入経路をふさぐ・置き型・くん煙剤

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置き型の薬剤も買った、スプレーも常備している、掃除もしている——それなのに夜のキッチンで黒い影がよぎると、「結局いちばん効く対策って何なんだろう」と検索してしまいますよね。ゴキブリ対策は情報が多いぶん、何から手をつければいいのかが見えにくくなりがちです。

先に結論をお伝えすると、ひとつの商品だけで「これさえあれば大丈夫」と言い切れる方法は、公的機関やメーカーの公開情報を調べたかぎり見当たりません。効果が出やすいのは、侵入させない・寄せ付けない・駆除する、という性格の違う3つの対策を同時に回すやり方です。順番があるので、そこを外すと同じ手間でも結果が変わってきます。

この記事では、当メディア編集部が横浜市・さいたま市・東京都保健医療局(出典:東京都保健医療局公式サイト)といった公的機関の情報と、殺虫剤メーカーが公式に案内している使用上の注意を調べ、3層の対策として整理しました。一軒家とマンション・アパートで変わるポイント、置き型(ベイト剤)とくん煙剤の使い分けと併用時の注意、対策しても出てしまうときの見直し方、そして自分では手に負えないときの業者の費用相場まで順に見ていきます。

読者
置き型の薬剤を置いてスプレーも買ったんですが、それでも数か月に一度は出るんです。ゴキブリ対策で最強といえるやり方って、結局どれなんでしょうか。
編集部
ひとつの商品を「最強」と決めるより、①すき間をふさぐ ②エサと水分を断つ ③薬剤で駆除する、の3層を組み合わせるほうが結果が出やすいとされています。順番と、薬剤どうしの相性がポイントですよ。

【一言でいうと】ゴキブリ対策で最強といえるのは「3層の組み合わせ」

ゴキブリ対策は、「侵入させない(封鎖)」「寄せ付けない(清掃・水分・エサ)」「駆除する(ベイト剤・くん煙剤)」の3層をそろえたときに効果が出やすいとされています。どれかひとつだけでは、外から入ってくる個体や、室内に残ったエサ場を取りこぼしやすいためです。

横浜市の生活衛生のページでも、ゴキブリの防除は食べ物や生ごみを容器に保管する・食器を放置しない・すき間を塞ぐ・清掃を徹底するといった環境整備を土台に、粘着シートで生息を確認したうえで残効性スプレー、毒餌、くん煙法を活用する、という順で説明されています。薬剤が先ではなく、環境整備が先という考え方です。

やること 主な道具 手ごたえが出るまでの目安
①侵入させない 配管まわり・換気扇・ドレーンホースなどのすき間をふさぐ すき間用パテ・防虫キャップ・すき間テープ・目の細かいネット 作業したその日から(再侵入の減少)
②寄せ付けない 食べ物と水分を残さない、段ボールなど隠れ場所を減らす ふた付き容器・密閉ごみ箱・乾いた布・掃除機 数日〜数週間(習慣として続けるほど効く)
③駆除する 置き型のベイト剤(毒餌)を要所に設置し、必要ならくん煙剤を併用 ベイト剤・くん煙剤・粘着トラップ 設置後 数日〜数週間(製品により異なる)

この3層は、順番に並べると意味がはっきりします。まず入口を減らし、次に室内の魅力(エサ・水分・隠れ場所)を下げ、そのうえで残った個体に薬剤を効かせる、という流れです。逆に薬剤だけを増やしても、入口とエサが残っていれば新しい個体が入ってきます。

図解
当メディア編集部作成

なお「最強」と呼べる単一の商品や方法は、根拠を確認できる形では見当たりませんでした。以下では、3層それぞれで何をどこまでやるのかを具体的に見ていきます。

対策①ゴキブリを侵入させない|家のすき間をふさぐ

住宅の外観・住まいの様子
写真はイメージです

最初に手をつけたいのが、外から室内へつながる通り道です。さいたま市が公開している飲食店向けのゴキブリ対策のページでは、侵入口として排水溝、窓、出入口、排水管のすき間、冷房のドレーンホース、換気扇のすき間といった開口部が挙げられています。住宅でも構造は共通で、この6か所は最初に点検する価値があります。

どのくらいの幅を気にすればよいのかも目安があります。大日本除虫菊株式会社(出典:大日本除虫菊株式会社公式サイト)(KINCHO)の解説では、成虫は約5mmのすき間があれば体をねじ込み、幼虫はさらに小さな1mm程度のすき間でも入ってくると説明されています。「これくらいなら大丈夫だろう」と感じる程度の細い隙間でも対象になる、と考えておくと見落としが減ります。

1シンク下と洗面台下の配管まわりを見る

シンクや洗面台の扉を開け、排水管が床や壁を貫通している部分を確認します。管と床のあいだにドーナツ状の空きがあれば、そこが典型的な通り道です。
ホームセンターで手に入るすき間用のパテを指で押し込むように詰めると、道具なしでふさげます。固まらないタイプを選ぶと、あとで管を動かすときにも外しやすくなります。

2エアコンのドレーンホースの先端にキャップを付ける

室外へ出ている排水ホースの先は、そのままだと開口部になります。市販の防虫キャップやストッキング状のネットをかぶせて、輪ゴムや結束バンドで留めます。
排水が流れることが前提なので、目詰まりしていないかを季節の変わり目に見ておくと安心です。水が逆流すると室内側から水漏れする原因にもなります。

3換気扇・通気口・給気口の網目を確認する

キッチンや浴室の換気扇、壁の給気口は、フィルターが外れていたり網目が破れていたりすることがあります。目の細かいフィルターに交換するだけでも入口はかなり減ります。
使っていない換気扇のシャッターが開きっぱなしになっていないかも合わせて見ておきましょう。

4玄関ドア・窓・郵便受けのすき間を埋める

ドア下と枠のすき間、網戸の破れ、サッシの立て付けのゆるみは、すき間テープや網戸用の補修シートで対応できます。郵便受けの投入口にブラシ状のカバーを付ける方法もあります。
賃貸で建具そのものに手を加えたい場合は、先に管理会社へ相談してください。

一軒家で優先したい場所

一軒家は接する地面が広いぶん、屋外からの経路が多くなります。基礎の通気口、床下点検口、勝手口、庭に置いた植木鉢やプランターの下、物置や外置きの段ボールなどが起点になりやすい場所です。

まずは家の外周をぐるりと歩き、壁を貫通している配管・配線・エアコンスリーブのまわりに空きがないかを見ていきます。屋外に段ボールや廃材を積んだままにしないことも、隠れ場所と産卵場所を減らすうえで効果的とされています。落ち葉が溜まった雨どいや、湿った土のある花壇の際も点検の対象です。

マンション・アパートで優先したい場所

集合住宅では、建物内の共用配管やパイプスペースを通って住戸間を移動することがあります。専有部分でできるのは、シンク下の配管貫通部、洗濯機の防水パンの排水口、ユニットバスの点検口の縁、そして玄関ドア下です。

排水口はふだん水が溜まって封になっていますが、長期の留守で水が蒸発すると通り道になることがあります。旅行や帰省の前に各排水口へコップ1杯ほどの水を流しておくと、封が切れにくくなります。共用部や隣戸が発生源とみられる場合は、自分の部屋の対策だけでは限界があるため、早めに管理会社や管理組合へ状況を伝えるほうが解決が早くなります。

対策②ゴキブリを寄せ付けない|エサ・水分・隠れ場所を減らす

スプレー洗剤とクロスでキッチンを掃除する様子
写真はイメージです

入口を減らしても、室内に食べ物と水分が残っていれば居着く条件は残ります。横浜市の解説によると、ゴキブリは温かく暗い場所、食べ物に近い場所、湿った場所、すき間のある場所を好み、調理台や冷蔵庫裏、配電盤、壁紙裏などにひそむとされています。昼間はすき間に隠れ、夜間に活動するという性質もあります。

つまり狙うべきは、「暗い・温かい・湿っている・食べ物が近い」の4条件が重なっている場所です。家じゅうを完璧にする必要はなく、この条件が集まるキッチンまわりから崩していくのが現実的です。

1夜のうちに水分を残さない

シンクの水滴を乾いた布で拭き、三角コーナーの生ごみは袋に入れて口を縛ります。洗い桶に水を張ったまま寝ない、というだけでも条件がひとつ減ります。
浴室は最後に入った人が壁と床の水気を軽く流し、換気扇を回しておくと湿気がこもりにくくなります。

2食品と食器を出しっぱなしにしない

粉類・乾麺・ペットフード・調味料の袋は、ふた付きの密閉容器に移します。食べかけの菓子袋をクリップで留めただけの状態は、においが漏れやすくなります。
洗い終わった食器は伏せて乾かし、水切りかごに一晩置く回数を減らしていくと、周辺の湿り気も抑えられます。

3冷蔵庫の下と裏、コンロまわりの油汚れを落とす

冷蔵庫の背面や下は温かく、こぼれた食品カスが残りやすい場所です。年に数回でも掃除機をかけ、届く範囲を拭いておきます。
コンロまわりの油汚れは、住居用の中性洗剤を含ませた布でふき取ります。油はにおいの元にもなるため、レンジフードのフィルターも合わせて交換すると効果が持続しやすくなります。

4段ボールと紙袋をため込まない

段ボールは温度が保たれやすく、波型の内部がすき間になります。通販の空き箱をキッチンや玄関に積んでおく習慣は、隠れ場所を自分で用意しているのと同じ状態になりがちです。
届いたその日にたたんで、次の資源回収まで屋外またはベランダにまとめておくと室内から隠れ場所が減ります。

ハーブ・ハッカ油などの忌避グッズはどう位置づけるか

「ゴキブリ対策 最強 ハーブ」で調べる方も多く、ハッカ油やミント、クローブなどの香りを利用した忌避グッズが数多く売られています。これらは香りで近寄りにくくすることをねらった製品で、殺虫剤のように駆除するものではありません

Web上では「置いた場所には来なくなった気がする」という声がある一方、「効果を感じられなかった」という指摘も見られます。香りは時間とともに弱まるため、効果の持続にも幅があると考えるのが自然です。位置づけとしては、封鎖と清掃を済ませたうえでの補助と考え、これだけに頼らないほうが安全です。

なお、精油(エッセンシャルオイル)を薄めて自作スプレーにする方法が紹介されることもありますが、原液は刺激が強く、ペットのいる家庭では種類によって注意が必要とされています。小さなお子さんや動物がいる場合は、家庭用として市販されている製品を表示どおりに使うほうが確実です。ゴキブリの幼虫を見かけたときは、すでに室内で繁殖している可能性があるため、対策の優先順位が変わってきます。

対策③ゴキブリを駆除する|置き型ベイト剤とくん煙剤の使い分け

ゴム手袋をはめてスプレー洗剤を持つ様子
写真はイメージです

3層目が薬剤です。市販品は性格がはっきり分かれているので、「今どの状況か」で選ぶと迷いません。まずはタイプ別の違いを整理します。

タイプ 効き方 向いている場面 使うときの注意
置き型ベイト剤(毒餌) 食べた個体に作用する。設置後は長期間置いておける製品が多い 継続的な備え・見かける前からの予防 小児・ペットが触れない場所へ。周囲にスプレーをかけない
くん煙剤・くん蒸剤 部屋全体に薬剤を行き渡らせる すでに複数見かけている・引っ越し直後の一斉処理 火災警報器や食品・精密機器の養生、使用後の換気が必要
直接噴射スプレー その場の個体に速やかに作用する 目の前に出たときの緊急対応 火気に注意。ベイト剤の近くでは使わない
待ち伏せ(残効性)スプレー 噴霧した面を通った個体に作用する 通り道や侵入口まわりの線引き 使える面材の指定を確認する。食品にかからないように
粘着トラップ 捕まえる。生息の有無や場所の確認にも使える まず状況を知りたいとき 捕獲後の処理まで想定して置き場所を決める

置き型ベイト剤は「数と場所」で決まる

置き型は、成分を食べた個体に作用するしくみです。アース製薬株式会社(出典:アース製薬株式会社公式サイト)は自社のベイト剤について、エサを食べた個体だけでなく、そのフンや死骸を食べた個体にも効くと説明しています。効果の範囲や持続は製品ごとに異なるため、パッケージの記載を基準にしてください。

置き場所は、ゴキブリが移動する「隅と縁」に沿ったところが基本です。冷蔵庫の下や裏、シンク下、コンロ脇、洗濯機の下、食器棚の裏、玄関の下駄箱の中など、暗くて壁沿いの場所を選びます。部屋の真ん中に置いても通り道から外れやすく、数が少ない・置き場所が的外れという2点が、効かないと感じる主な理由になりがちです。

使用にあたっては、アース製薬株式会社の製品ページに「設置した本品やその周辺には、スプレー等の薬剤をかけないでください」「子供や第三者の監督が必要な方、ペット等がもて遊ばない場所に置いてください」と明記されています。スプレーとベイト剤は場所を分ける、というのが併用の基本ルールです。

くん煙剤は準備が9割|火災警報器の養生を忘れずに

くん煙剤は部屋を閉め切って一気に処理する方法です。さいたま市の案内では、使用時に引き出しや食器棚などの扉を開けて逃げ場を減らし、そのうえで毒餌剤や捕獲器で駆除すると効果的だと説明されています。くん煙剤だけで終わらせず、置き型と組み合わせる形です。

準備で最も忘れやすいのが火災警報器です。ホーチキ株式会社のFAQでは、取り付けた状態のまま警報器全体をビニール袋で覆い、根元を輪ゴムなどで止め、終了後には必ず袋を外してテストを行う手順が案内されています。高所での作業になるため、足場にも注意してください。

もうひとつ知っておきたいのが、卵への効き方です。レック株式会社(出典:レック株式会社公式サイト)は「バルサン」のFAQで、卵には効果がないため卵が孵化する頃、約2週間後にもう一度使用するよう案内しています。使用後は30分ほど換気し、掃除機をかけるとも記載されています。1回で終わらせず、2回目までを1セットと考えておくと取りこぼしが減ります。

薬剤を使う前に必ず守ること
  • 製品の表示・使用方法・注意事項に必ず従う。用量を超えて使ったり、指定外の場所に使ったりしない
  • 東京都保健医療局の「くらしの安全シリーズ 殺虫剤正しく使って安全な暮らし」では、乳幼児・高齢者・病気の方・ペットがいる場所での使用を避けること、口・眼・皮膚への付着やガスの吸入を防ぐこと、必要以上に使わないことが呼びかけられています
  • 食品・食器・調理器具・寝具・精密機器は、くん煙前にビニールなどで覆う
  • 保管は子どもやペットの手の届かない場所へ。飲食物の容器に移し替えない
  • 誤って飲み込んだ・目や皮膚に付いたなどの場合は、製品名と量、行った応急処置を伝えて医師に相談する
  • 引火性のある製品は火気のそばで使わない。使用後は十分に換気する

駆除できた後に残るのが死骸の処理です。放置すると他の個体を呼ぶ原因になるといわれているため、早めに片付けたいところですが、触るのに抵抗がある方も多いはずです。処理の手順は別記事にまとめています。

ゴキブリ対策の効果が出にくいのはなぜ?見直したい5つのポイント

散らかった部屋を片付ける様子
写真はイメージです

3層をひととおりやったのに出る、という場合は、たいてい原因が絞り込めます。よくある5つを順に確認してみてください。

  • 卵が残っている——薬剤は卵に届きにくいとされ、孵化した個体が新たに出てくる。くん煙剤は2週間ほど空けて2回目を行う
  • ベイト剤の数が足りない・置き場所が通り道から外れている——壁沿いと家電の下を優先し、部屋ごとに複数置く
  • スプレーとベイト剤が近すぎる——噴霧した成分がかかった場所ではベイト剤が食べられにくくなる。使う場所を分ける
  • 発生源が自室の外にある——共用配管、ごみ置き場、隣戸、庭の物置など。管理会社や大家さんへの相談が近道になる
  • エサが残っている——ペットフードの置きっぱなし、観葉植物の受け皿の水、ごみ袋の口が開いたままなど

もうひとつ多いのが、「本当にいるのか分からないまま対策している」というケースです。横浜市の解説でも、薬剤による駆除の前に粘着シートで生息を確認する手順が示されています。まずどこにいるのかを把握してから薬剤を配置するほうが、同じ手間でも結果につながりやすくなります。フンらしきものや独特のにおいなど、生活のなかで気づけるサインもあります。

ゴキブリ対策を続けるための季節の目安とチェックリスト

浴室・水回りを掃除する様子
写真はイメージです

ゴキブリは気温が上がる時期に活動が活発になります。横浜市によると幼虫は脱皮を繰り返して1年程度(チャバネゴキブリは2〜3か月)で成虫になるとされ、放っておけば世代が入れ替わって数が戻ります。だからこそ、年に一度の大掛かりな対策より、季節ごとの短い点検を繰り返すほうが続けやすいといえます。

時期 やること ねらい
春(3〜5月) ベイト剤を新しいものに入れ替える/すき間の点検 活動が始まる前に3層を整える
初夏(6〜7月) 複数見かけたらくん煙剤+2週間後にもう一度 数が増える前に一度リセットする
夏(7〜9月) ごみ・水分の管理を強化/粘着トラップで様子を見る ピーク期の発生を早く察知する
秋(10〜11月) ドレーンホース・換気扇・玄関まわりの再点検 屋内へ移動してくる時期の入口を減らす
冬(12〜2月) 冷蔵庫裏・配電盤まわりなど温かい場所の掃除 越冬場所をなくす

月に一度なら、5分ほどのチェックで十分です。シンク下のパテに欠けがないか、ベイト剤が汚れて古くなっていないか、段ボールがたまっていないか、排水口の水が乾いていないか——この4点を見るだけでも、3層の状態はかなり保てます。

自分では手に負えないときの相談先と費用の目安

作業員が住宅で作業する様子
写真はイメージです

毎日のように見かける、飲食店が入る建物に住んでいる、天井裏や床下から出てくるといった状況では、市販品だけで抑えるのが難しくなります。相談先は3つに分けて考えると選びやすくなります。

1まず自分でできる範囲を試す(費用は数百円〜数千円)

ベイト剤・くん煙剤・パテ・防虫キャップはいずれも市販されており、3層をひととおり整えても数千円程度で収まることが多いです。まずはここから始めるのが基本です。

2賃貸・分譲なら管理会社や大家さん、自治体の相談窓口へ

共用部や隣戸が発生源とみられる場合、個人の対策では限界があります。管理会社や管理組合に状況を伝えると、建物全体での対応につながることがあります。
また、多くの自治体では保健所や生活衛生の担当課が衛生害虫の相談を受け付けており、防除の方法について助言を得られる場合があります。お住まいの自治体の窓口を調べてみてください。

3専門業者に駆除を依頼する

生息状況の調査から、薬剤の選定・施工、侵入経路の処理までをまとめて任せられます。単発(スポット)で1回だけ頼む形と、定期的に点検・処理を受ける形があり、料金の考え方が変わります。

費用の目安(執筆時点)

「くらしのマーケット」(運営=みんなのマーケット株式会社)の害虫駆除、ゴキブリ駆除・居住住宅用のページでは、間取り別の料金として1R・1Kで10,000円〜23,000円、1LDK・2DKで12,700円〜39,000円、3LDK・4K・4DKで22,000円〜45,000円、4LDKで26,000円〜55,000円(税表記は出典に記載なし)が案内されています(執筆時点)。作業内容には、作業内容の説明、養生、ベイト方式によるゴキブリ駆除、作業場所の簡易清掃が含まれると記載されています。

一方、株式会社ダスキン(出典:ダスキン公式サイト)の「ターミニックス」ゴキブリ駆除では、1回ごとのスポットサービスが27,500円〜(税込)、定期駆除が初回16,500円〜・定期5,500円〜、侵入予防サービスが戸建で初回13,200円〜・定期6,600円〜と案内されています(執筆時点)。単発で一度きれいにするか、定期で維持するかで総額の考え方が変わります。

建物の広さ、被害の程度、施工回数、保証の有無で金額は動きます。見積もりを取るときは、作業範囲(部屋数・共用部を含むか)と、再発したときの再施工の条件を書面で確認しておくと、あとで認識のずれが起きにくくなります。

依頼前に知っておきたい料金トラブルのこと

害虫・害獣の駆除サービスをめぐっては、公的機関からも注意が呼びかけられています。独立行政法人国民生活センター(出典:国民生活センター公式サイト)が2024年4月24日に公表した報道発表では、全国の消費生活センター等に寄せられるこの分野の相談が増加傾向にあり、2023年度は前年度の同じ時期と比べて約1.5倍になっていることが示されています。

あわせて、インターネットに表示された格安料金を見て呼んだところ、表示とかけ離れた高額な料金を提示される事例が目立つこと、10〜20歳代が契約当事者となるケースが急増していることも指摘されています。同センターは、契約前に作業内容と総額の説明を受けること、複数の事業者から見積もりを取って比べることを呼びかけています。

したがって、電話やチャットで即決せず、現地を見たうえでの総額の提示を受けてから決めるのが安全です。困ったときは消費者ホットライン「188(いやや!)」から最寄りの消費生活センターへ相談できます。複数社の料金と作業範囲を並べて比べたい場合は、事業者ごとの内容が一覧できるサービスから当たってみるのが手早い方法です。

\ 無料見積もり・詳細は公式サイトから /

くらしのマーケット 公式サイトはこちら

最新の料金・対応エリアは公式サイトでご確認ください

ゴキブリ対策のよくある質問(FAQ)

Q置き型のベイト剤は1部屋に何個くらい置けばいいですか?

A製品ごとに「〇畳あたり〇個」といった目安が表示されているため、まずはその記載に合わせてください。共通して言えるのは、部屋の中央ではなく壁沿いや家電の下といった暗い場所に分散して置くことです。キッチンだけに集中させず、洗面所・浴室脇・玄関の下駄箱など、水と暗がりのある場所にも配置すると取りこぼしが減ります。

Qくん煙剤とスプレー、置き型を同時に使っても大丈夫ですか?

A同じ場所での重ねがけは避けてください。アース製薬株式会社は自社のベイト剤について、設置した製品やその周辺にスプレー等の薬剤をかけないよう案内しています。順番としては、くん煙剤で一度処理してから置き型を設置する形がさいたま市の案内にも沿っています。異なる種類のくん煙剤を同じ部屋で同時に使うことも、メーカーが控えるよう案内しています。

Qハッカ油スプレーを自作して使ってもいいですか?

A香りで近寄りにくくすることをねらう使い方はできますが、駆除の効果を期待する製品ではありません。精油の原液は刺激が強く、素材によっては変色することもあります。小さなお子さんやペットがいる家庭では、家庭用として市販されている製品を表示どおりに使うほうが安全です。

Qネットの「おすすめ」や口コミは、どこを見て判断すればいいですか?

A順位そのものより、有効成分・想定する使用場所・持続の目安・使用上の注意がメーカーの公式情報で確認できるかを見ると比較しやすくなります。口コミは住まいの条件で結果が大きく変わるため、良い評価と悪い評価の両方に目を通し、自分の間取りや家族構成に近い条件のものを参考にするのが現実的です。

Q賃貸で駆除を頼む場合、費用は誰が負担しますか?

A契約内容や発生原因によって扱いが変わるため、一律には決まっていません。建物側の構造や共用部が原因とみられる場合は、管理会社や大家さんが対応するケースもあります。自己判断で依頼する前に、まず状況を伝えて相談し、負担の考え方を確認しておくと行き違いを防げます。

※料金・サービス内容等は執筆時点で確認した各社・各機関の公開情報です。薬剤の使用方法や注意事項は製品ごとに異なるため、必ずパッケージの表示に従ってください。体調に変化があった場合は医療機関にご相談ください。

まとめ|ゴキブリ対策の「最強」は3層を止めずに回し続けること

ゴキブリ対策は、ひとつの商品で決着させるものではなく、侵入させない・寄せ付けない・駆除するという性格の違う3層をそろえたときに効果が出やすいとされています。順番は、すき間をふさぐ→エサと水分を断つ→薬剤で仕留める、が基本です。

すき間は成虫で約5mm、幼虫では1mm程度が目安になります。ベイト剤は壁沿いと家電の下に分散して置き、くん煙剤は火災警報器や食品を養生したうえで、約2週間後の2回目までを1セットと考えます。スプレーとベイト剤は場所を分ける、という併用ルールも忘れずに。

それでも毎日見かける、共用部が発生源らしいという場合は、管理会社や自治体の窓口、専門業者という選択肢があります。費用はおおむね1万円台から数万円の幅で、間取りと施工回数によって変わります。まずは今日、シンク下のすき間をのぞくところから始めてみてください。

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