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フローリング掃除の正しい手順|洗剤の選び方と頻度・ワックスの注意点

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掃除機はかけているのに、裸足で歩くとなんとなくベタつく。テレビの前や食卓のまわりだけ黒ずんで見える——フローリングは、毎日目にする場所だからこそ、ちょっとした汚れが気になりやすい床材です。

ただ、フローリングは木を使った床材のため水気に弱く、「とりあえず水拭き」「話題の洗剤で一気に」といった掃除がかえって傷みにつながることがあります。実際、床材メーカーや工業会のお手入れ案内では、日常はから拭き中心・水拭きは固く絞る・洗剤は住居用の中性洗剤という共通の考え方が示されています。

この記事では、日本複合・防音床材工業会(出典:日本複合・防音床材工業会公式サイト)(JAFMA(出典:JAFMA公式サイト))やパナソニック株式会社(出典:パナソニック公式サイト)など床材側が公開しているお手入れ情報をもとに、フローリング掃除の道具・洗剤の選び方・手順・頻度を整理しました。重曹やセスキ炭酸ソーダ、スチームクリーナーの扱いといった迷いやすい論点も、条件つきで解説します。

読者
毎日クイックルワイパーはかけているんですが、夏になると床がベタベタして気持ち悪いんです。重曹水がいいと聞いたので試そうか迷っていて…。
編集部
ベタつきの正体は足の裏の皮脂であることが多いので、拭き掃除で落としやすくなります。ただ重曹やセスキはアルカリ性で、ワックス仕上げの床では白くなったり変色したりするおそれがあるため、まずは中性洗剤から試すのが安全です。順番に見ていきましょう。

【結論】フローリング掃除は「日常のから拭き」と「定期の水拭き」の使い分け

図解
当メディア編集部作成

フローリング掃除は、ホコリと髪の毛を毎日から拭きで取り除き、皮脂によるベタつきが気になってきたタイミングで固く絞った雑巾の水拭きを足す——この2段構えで考えると迷いません。日常の掃除でこすり落とそうとするより、汚れがたまる前に軽く取り除くほうが床への負担が小さくて済みます。

日本複合・防音床材工業会(JAFMA)の「毎日のお手入れ方法」でも、日常は乾いた雑巾やモップでゴミやホコリを取り除き、水拭きをする場合は固く絞った雑巾を使うこと、洗剤は住居用(中性)のものを使うことが案内されています。まずは頻度別の目安を早見表で確認してみましょう。

タイミング やること 使うもの ねらい
毎日〜週2〜3回 から拭き・掃除機がけ フロアワイパー(ドライシート)/掃除機 ホコリ・髪の毛・砂を取り除く
週1回〜月1回 固く絞った雑巾で水拭き+乾拭き 雑巾・フロアモップ 足裏の皮脂によるベタつきを抑える
ベタつき・黒ずみが残るとき 薄めた住居用中性洗剤で洗剤拭き→水拭き→乾拭き 住居用中性洗剤・雑巾2枚 皮脂汚れを浮かせて落としやすくする
半年〜1年に1回 ワックスがけ(塗る前提の床のみ) 水性樹脂ワックス 表面の保護・つや出し

※目安は執筆時点で公開されている床材メーカー・工業会のお手入れ情報を編集部が整理したものです。使用できる道具・洗剤は床材により異なります。

フローリングが汚れる原因|ホコリ・皮脂汚れ・べたつき・黒ずみ

部屋を片付ける様子
写真はイメージです

フローリングの汚れは、性質の違う3つが重なってできています。原因が分かると、どの掃除をどのタイミングで足せばよいかが判断しやすくなります。

ひとつめはホコリ・髪の毛・砂ぼこりです。乾いた汚れなので、から拭きや掃除機で取り除けます。ただし砂粒を踏んだまま歩いたりモップで引きずったりすると、細かな傷の原因になります。

ふたつめが、フローリング掃除でいちばん相談の多い皮脂汚れです。素足で歩く季節に増え、床の表面に薄い膜のように残ってベタつきとして感じられます。乾いたシートでは取りきれないため、水拭きや洗剤拭きの出番になります。

みっつめが、皮脂やキッチンの油煙にホコリが吸着して固まった黒ずみです。テレビ前・食卓まわり・部屋の出入口など、人がよく通る場所に帯状に出やすいのが特徴です。時間が経つほど落としにくくなるため、気づいた段階で早めに拭き取るほうが手間がかかりません。

なお、床の上に物が置きっぱなしになっていると、そもそも掃除の手が入りません。掃除の前に床置きの物を減らしておくと、掃除そのものが短時間で終わります。

フローリング掃除に用意するもの|掃除機・フロアワイパー・モップ・雑巾

掃除道具と洗剤
写真はイメージです

特別な道具をそろえる必要はありません。「乾いた汚れを取るもの」と「水気を扱うもの」が1つずつあれば十分で、そこに床材に合った洗剤を加える形が基本になります。

フロアワイパーと掃除シート

柄の先にシートを取り付けるフロアワイパーは、家具の下や壁ぎわのホコリを舞い上げずに取れるのが利点です。日常のから拭きにはドライシートを使い、ウェットシートは床材が対応しているかを確認してから使います。パナソニック株式会社の木質床材のお手入れページでも、日常は化学モップやぞうきんでのから拭きで十分とされ、推奨用品としてドライタイプのシートが挙げられています。

掃除機

砂粒や食べこぼしなど、粒のある汚れは掃除機のほうが確実です。フローリングでは回転ブラシの当たりが強すぎないか、ヘッドに砂をかみ込んでいないかを時々確認しておくと、細かな傷を防ぎやすくなります。から拭きで大きなホコリを集めてから掃除機をかけると、排気でホコリが舞い散りにくくなります。

雑巾・フロアモップ

水拭きには、固く絞れる薄手の雑巾か、着脱式のパッドが付いたフロアモップが向いています。洗剤拭きをする場合は、洗剤用と拭き取り用で雑巾を2枚用意しておくと作業がスムーズです。電動タイプのモップもありますが、水量が多いものは床に水分が残りやすいため、取扱説明書でフローリングへの使用可否を確認してから使ってください。

フローリング掃除の洗剤の選び方|中性洗剤・重曹・セスキ・クエン酸

クロスで拭き掃除をする手元
写真はイメージです

フローリング掃除で最も判断に迷うのが洗剤選びです。ネット上ではアルカリ性の重曹・セスキ炭酸ソーダを勧める情報も多く見られますが、床材側の案内では住居用の中性洗剤が指定されていることがほとんどという点を押さえておくと選択を誤りにくくなります。

基本は「住居用の中性洗剤」

JAFMAの「毎日のお手入れ方法」では、洗剤を使う場合は住居用洗剤(中性)を使い、それ以外の種類は使わないよう案内されています。パナソニックのお手入れページでも、汚れがひどいときはぞうきんを濡らして固く絞ってから拭き取り、それでも落ちない場合に水へ少量の中性洗剤を入れる、という順序が示されています。いきなり洗剤を使うのではなく、水拭きで足りなければ中性洗剤、という順番が床にやさしい進め方です。

重曹・セスキ炭酸ソーダはワックス仕上げの床では慎重に

重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらもアルカリ性で、皮脂や油の汚れに働きかける性質があります。ただしJAFMAはアルカリ性洗剤を使わないよう案内しており、ワックスを塗ったフローリングではワックス層に影響して白く曇ったり、まだらなムラになったりするおそれがあります。重曹は粒子による研磨作用もあるため、力を入れて擦ると表面に細かな傷が残ることがあります。

どうしても使いたい場合は、家具の下など目立たない場所で少量を試し、変化がないことを確かめてからにしてください。使ったあとは成分を残さないよう水拭きし、続けて乾拭きで水分を取ります。ノンワックスタイプや無垢材の床では、まず取扱説明書か施工業者の案内を確認するのが確実です。

クエン酸・アルカリ電解水の考え方

クエン酸は酸性で、水垢のようなアルカリ性の汚れに向く一方、皮脂が中心のフローリングでは相性がよいとは言えません。木部や金属部分に残ると変色の原因になることもあるため、床掃除では基本的に出番が少ない洗剤です。アルカリ電解水も名前のとおりアルカリ性なので、重曹・セスキと同じ注意が当てはまります。

また、洗剤は種類の違うものを混ぜないでください。とくに塩素系の製品と酸性の製品を混ぜたり、続けて使ったりすると有毒なガスが発生するおそれがあります。「まぜるな危険」の表示がある製品は表示に従い、掃除中は窓を開けて換気しましょう。

市販の住宅用クリーナーを使う場合

パナソニックのお手入れページでは、推奨用品として「かんたんマイペット」や「ウタマロクリーナー」といった住宅用クリーナーが挙げられています。ウタマロクリーナーは公式サイトで液性が中性と案内され、水拭きできる床や家具に使える一方、水拭きできない床など一部使えないものがあるとも明記されています。

スプレータイプを使うときは、床へ直接吹きかけない点に注意してください。花王の製品Q&Aでも、かんたんマイペットは直接スプレーするとシミになることがあるため布などにスプレーして拭き取ることが案内されています。洗剤は布に含ませてから床に当てるのが、どの製品でも共通して失敗の少ない使い方です。

フローリング掃除の手順|日常と定期の5ステップ

モップで床を掃除する様子
写真はイメージです

ここからは実際の手順です。ステップ1〜2が日常の掃除、ステップ3〜5が週1回〜月1回の定期の掃除にあたります。水気を残さないことが全体を通しての要点です。

1床置きの物をどかし、乾いた汚れを取る

掃除の前に、床に置いた物やラグを移動させます。フロアワイパーのドライシートや掃除機で、ホコリ・髪の毛・砂を先に取り除きます。砂粒が残ったまま水拭きに進むと、粒を引きずって傷をつけやすくなります。

2部屋の奥から出入口に向かって進める

掃除は部屋の奥から始め、出入口に向かって後退しながら進めます。木目に沿って動かすと、板の継ぎ目にたまった細かなホコリを拾いやすくなります。ここまでが日常のお手入れで、ベタつきが気にならなければ終了で構いません。

3雑巾を固く絞って水拭きする

水拭きをする場合は、雑巾を水に浸したあと、しずくが落ちないところまで固く絞ります。フローリングは水気に弱いため、濡れた雑巾をそのまま使うと表面の傷みや白化の原因になります。広い部屋はフロアモップのパッドを使うと絞る手間を減らせます。

4落ちない汚れは薄めた中性洗剤で拭く

水拭きで落ちないベタつきには、水に少量の住居用中性洗剤を入れ、雑巾に含ませて固く絞ってから拭きます。スプレータイプは床に直接吹きかけず、布に含ませてください。洗剤を使ったあとは、洗剤分が残らないよう固く絞った雑巾でもう一度水拭きします。

5乾いた布ですぐに乾拭きし、乾かす

最後に、乾いた布で水分を拭き取ります。拭いたあとに水気が残っていると、シミやふくれにつながることがあります。窓を開けたり換気扇を回したりして、床が乾いてから家具やラグを戻しましょう。

「固く絞る」「すぐ乾拭き」の2つを守るだけでも、床の傷みは抑えやすくなります。時間がない日は、ステップ1と2だけでも十分に意味があります。

皮脂汚れ・べたつき・黒ずみが気になるときの落とし方

モップで床を掃除する様子
写真はイメージです

ベタつきや黒ずみは、力任せに擦るほど床を傷めます。洗剤で汚れをゆるめる時間をつくり、そのあと軽い力で拭き取ると、床への負担を抑えながら落としやすくなります。

手順は、薄めた住居用中性洗剤を含ませて固く絞った雑巾で汚れの部分を拭き、少し置いてから同じ場所をもう一度拭く形です。1回で落ちきらないときは、強くこすらずに同じ工程を2〜3回に分けるほうが結果的に早く済むことが多くなります。仕上げに水拭きと乾拭きを必ず入れて、洗剤分と水分を残さないようにしてください。

皮脂汚れは、部屋全体より通り道や座る場所など一部に集中しているのが普通です。部屋全体を一度に洗剤拭きするのではなく、気になる範囲に絞るほうが、乾拭きも行き届き、ムラも出にくくなります。

なお、家具の跡や、長年の紫外線による色の変化は掃除では戻りません。落ちない汚れを無理に落とそうとして表面を削ってしまうと、かえって元に戻せなくなります。落ち切らない汚れがある場合は、次の章のワックスや、後半で触れる業者への相談も選択肢として考えてみてください。

フローリングのワックスがけは必要?頻度と注意点

部屋を片付ける様子
写真はイメージです

ワックスがけは「すべてのフローリングに必要な作業」ではありません。まず自宅の床がワックスを塗ってよいタイプかどうかを確認するところから始めてください。

ワックスを塗る前提の床の場合

ワックスを塗る前提のフローリングでは、JAFMAが半年に1回程度のワックスがけで表面の保護とつや出しの効果が保てると案内しています。パナソニックのお手入れページでも半年〜1年ごとが目安とされ、汚れを乾いたモップで除去したうえで水性樹脂ワックスを木目に沿って薄くムラなく塗り、完全に乾かす(乾燥の目安は夏場約30分・冬場約60分)という手順が示されています。

塗る前に汚れが残っていると仕上がりのムラや剥がれにつながるため、下地の掃除と乾燥がワックスがけの成否を分けます。作業中と乾燥中は換気を行い、乾くまで人やペットが立ち入らないようにしてください。

ワックスを塗らない前提の床もある

近年は、表面加工によってワックスを必要としないノンワックスタイプのフローリングが増えています。こうした床にワックスを塗ると、床材本来の性能が発揮されにくくなることがあります。朝日ウッドテック株式会社(出典:朝日ウッドテック公式サイト)も、サニタリー用のフローリングについてはワックスの塗布を勧めておらず、表面性能を損なうことがあること、水がかかると塗ったワックスにシミが発生するおそれがあることを案内しています。

無垢材やオイル仕上げの床も、一般的な水性樹脂ワックスとは相性が異なります。判断に迷う場合は、取扱説明書やメーカー・施工業者への確認を優先してください。ワックス不要の床に塗ってしまうと、あとから剥離作業が必要になり、かえって費用と手間が増えることがあります。

賃貸住宅で床の状態が気になる場合は、原状回復の扱いに関わることがあります。ワックスの塗布や剥離、床材の張り替えを検討する前に、管理会社や大家さんへ相談しておくと安心です。

フローリング掃除でやってはいけないこと

モップで床を掃除する様子
写真はイメージです

ここでは、良かれと思ってやりがちな行為のうち、床材側が注意を呼びかけているものをまとめます。一度傷めると掃除では戻せないものが多いので、事前に知っておくと安心です。

  • スチームクリーナー・スチームモップを当てる:JAFMAは、スチーム洗浄機を使用するとフローリングの突き上げ・ふくれ・ひび割れ・カビ・変色・白化などの不具合が発生する可能性があると案内しています。パナソニックのお手入れページでもスチームモップの使用は禁止事項に挙げられています。床材によって可否が異なるため、使う前に必ず取扱説明書を確認してください。
  • アルカリ性洗剤や、指定外の洗剤を使う:JAFMAはアルカリ性洗剤やロウタイプワックスを避けるよう案内しています。住居用の中性洗剤以外は、床材の表面やワックス層に影響することがあります。
  • 濡れた雑巾をそのまま使う・水を流して洗う:濡れ雑巾を頻繁に使うと表面のひび割れを招く可能性があります。水を撒いて洗い流す掃除はフローリングには向きません。
  • 洗剤を床へ直接スプレーする:シミの原因になることがあります。布に含ませてから拭き取ってください。
  • ラグやマットを粘着テープで固定する:JAFMAは粘着テープの使用を避けるよう案内しています。剥がすときに表面を傷めたり、裏面材の成分が移って落とせなくなったりすることがあります。
  • 洗剤を混ぜて使う:とくに塩素系と酸性の製品の同時使用・連続使用は危険です。製品表示に従い、1種類ずつ使って換気してください。

掃除機の使い方にも注意点があります。ヘッドの車輪やブラシに硬い異物をかみ込んだまま動かすと、床に線状の傷が残ります。掃除機のヘッドは定期的に裏返して確認しておくと、こうした傷を防ぎやすくなります。

フローリング掃除の頻度の目安|ペット・小さなお子さんがいる場合

部屋を片付ける様子
写真はイメージです

頻度に絶対の正解はありませんが、から拭きは毎日〜週2〜3回、水拭きは週1回〜月1回を基準にして、暮らし方に合わせて増減させるのが現実的です。素足で過ごす夏場は水拭きの間隔を短く、乾燥する冬場は長めにする、といった調整で十分に対応できます。

ラグの下、ソファやベッドの下、キッチンの足元は汚れがたまりやすい一方で見落としやすい場所です。月に一度は家具の下も含めて掃除する日を決めておくと、黒ずみが定着しにくくなります。

ペットがいる場合

JAFMAは、ペットの排泄物を放置すると変色などでフローリングの美観品質を損なうため、すぐに固く絞った雑巾で拭き取ることを案内しています。唾液も固まると取り除きにくくなるため、中性洗剤を使って早めに対処します。ツメによる傷も生じやすいので、よく走る場所にはマットを敷くなどの工夫が有効です。

洗剤を使ったあとは、成分が床に残らないよう水拭きと乾拭きを必ず行ってください。ペットは床に直接触れ、体をなめる習性があるためです。市販の洗剤にはペットがいる環境での使用について注意書きがあるものもあるので、製品の表示を確認しておくと安心です。

小さなお子さんがいる場合

ハイハイの時期のお子さんがいるご家庭でも、考え方は同じです。洗剤の拭き残しを避けること、掃除中と乾燥中は部屋に入らないようにすること、洗剤や掃除用品は手の届かない場所に保管することの3点を守れば、日常の掃除で過度に心配する必要はありません。掃除の中心をから拭きと水拭きに置き、洗剤は汚れが気になる範囲だけに使うと、拭き残しのリスクそのものを減らせます。

自分で落ちないときは?業者に頼む判断基準と料金の目安

スマホ・パソコンを操作する様子
写真はイメージです

日常の掃除で対応しきれない状態になったら、ハウスクリーニング業者に相談するのも一つの方法です。次のような状態は、自力での作業が床を傷めるリスクと隣り合わせになります。

  • 中性洗剤で拭いても黒ずみが帯状に残り、範囲が部屋全体に広がっている
  • 古いワックスが黄ばんだりまだらに剥がれたりして、上から塗っても直らない
  • 家具を動かさないと掃除できないが、自分では動かせない
  • 賃貸の退去前で、原状回復の観点から仕上がりをそろえたい

料金は業者や広さ、作業内容によって幅があります。参考として、公開されている料金の例を挙げます。

サービス名 内容 公開料金(執筆時点) 出典
ダスキン フロアクリーニング 汚れの除去+ワックス仕上げ(約10㎡) 11,425円(税抜10,387円)〜/地域により10,081円(税抜9,165円)〜 株式会社ダスキン公式サイト
ダスキン フロアクリーニング 同上(約25㎡) 26,413円(税抜24,012円)〜/地域により23,305円(税抜21,187円)〜 株式会社ダスキン公式サイト
おそうじ本舗 フローリング洗浄ワックス 洗浄+ワックス2回塗布(10帖以下一律・約2時間) 13,200円(税込)/10帖超は1帖あたり1,320円(税込) おそうじ本舗公式サイト
おそうじ本舗 フローリングハクリ&ワックス 古いワックスの剥離+ワックス(10帖以下一律・約7時間) 46,200円(税込)/10帖超は1帖あたり4,620円(税込) おそうじ本舗公式サイト

※各社公式サイトに掲載された執筆時点の料金です。地域・床材・家具の移動範囲などにより変動する場合があります。

依頼先には、①自分で掃除する、②ハウスクリーニング業者や家事代行に頼む、③複数の事業者を比較できるマッチングサービスを使う、という3つの方向があります。金額だけで選ばず、作業範囲と、作業中の事故に備えた損害賠償保険への加入を見積もり時に確認しておくと安心です。

もう一点、床材によってはワックスを塗布できない場合があります。おそうじ本舗の公式サイトにも同様の注意が記載されています。見積もりの段階で自宅の床材の種類を伝え、作業できる範囲と仕上がりの見込みをすり合わせておきましょう。

フローリング掃除のよくある質問(FAQ)

Qフローリング掃除にウタマロクリーナーは使えますか?

Aウタマロクリーナーは公式サイトで液性が中性と案内されており、水拭きできる床や家具に使えるとされています。一方で「水拭きできない家具・床・壁紙など一部使えないものもある」とも明記されているため、自宅の床が水拭きに対応しているかを先に確認してください。使うときは床へ直接スプレーせず、布に含ませてから拭き、そのあと水拭きと乾拭きで洗剤分と水分を残さないようにします。

Q重曹とクエン酸はどちらがフローリング向きですか?

Aどちらも積極的におすすめできる洗剤ではありません。重曹はアルカリ性で研磨作用があり、クエン酸は酸性です。JAFMAのお手入れ案内では住居用の中性洗剤を使うこととされており、ワックス仕上げの床ではアルカリ性・酸性のどちらも表面に影響するおそれがあります。皮脂によるベタつきが目的なら、まず中性洗剤で試すほうが安全です。

Q掃除機とフロアワイパーはどちらを先にかけますか?

Aドライシートのフロアワイパーを先にかけ、そのあとで掃除機を使うと、排気でホコリが舞い上がりにくくなります。砂粒や食べこぼしが多い日は掃除機を先にしても構いません。いずれの場合も、乾いた汚れを取り除いてから水拭きに進む順番は変えないでください。

Q電動モップやウェットシートを使ってもよいですか?

A床材が対応していれば使えますが、水分量が多いものは床に水気が残りやすくなります。フローリングは水気に弱いため、使用の可否は取扱説明書で確認し、使ったあとは乾拭きで水分を取ってください。無垢材やノンワックスタイプの床では、メーカーが使用を想定していない場合もあります。

Qワックスは自分で塗ったほうが安いですか?

A材料費だけを比べれば自分で塗るほうが安く済みますが、下地の掃除・乾燥・塗りムラの管理が仕上がりを左右します。古いワックスが劣化している場合は剥離作業が必要になり、手間も難易度も上がります。そもそもワックスを塗らない前提の床もあるため、まずは自宅の床材のタイプを確認したうえで、自分で行うか依頼するかを判断してください。

※お手入れの可否は床材の種類・表面加工・施工方法により異なります。本記事は執筆時点で公開されている工業会・床材メーカー・清掃サービス各社の情報を編集部が整理したもので、実際のお手入れは各ご家庭のフローリングの取扱説明書および施工業者の案内を優先してください。掲載した料金は各社公式サイトの公開料金(執筆時点)です。

まとめ

フローリング掃除は、日常のから拭きでホコリを取り、ベタつきが気になったときに固く絞った雑巾の水拭きを足す——この使い分けが基本です。落ちないときだけ薄めた住居用中性洗剤を使い、そのあとの水拭きと乾拭きで洗剤分と水分を残さないようにします。

重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸・アルカリ電解水は、床材やワックスに影響するおそれがあるため、使うなら目立たない場所で試してからにしてください。スチームクリーナーや濡れ雑巾の多用は、床材側が注意を呼びかけている行為です。ワックスがけも一律に必要なわけではなく、ノンワックスタイプや無垢材では取扱説明書・施工業者の案内が優先されます。

黒ずみが広範囲に残る場合や、古いワックスの劣化が進んでいる場合は、ハウスクリーニング業者への相談も現実的な選択肢です。無理に擦って床を傷めてしまう前に、自宅の床材に合った方法を選んでいきましょう。

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