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引き出物や来客用でほとんど使わない食器がたまっていたり、実家じまい・引越し・遺品整理で大量の食器が出てきたりして、処分に困っていませんか。食器は「割れ物だから普通のごみに入れていいのか不安」「陶器とガラスとステンレスで分け方が違うの?」と、いざ捨てようとすると迷いやすいものです。まだ使えるきれいな食器やブランド食器なら、捨てるのはもったいないという気持ちもあるでしょう。
この記事では、食器(お皿・茶碗・コップ・カトラリーなど)の処分方法を「①自治体で処分する」「②売る・買取に出す」「③寄付・リユースする」「④不用品回収業者にまとめて頼む」の4つに整理し、横浜市・名古屋市など自治体の公式ルールをもとに、陶器・ガラス・金属など素材別の分け方や、割れた食器を安全に出す包み方、大量の食器を処分する費用の目安まで分かりやすく解説します。自分の食器と状況に合った処分方法が選べるようになります。


食器の処分方法4つの比較早見表

食器の処分方法は大きく分けて4つあります。まずは全体像を早見表で確認しましょう。食器の状態(まだ使えるか・割れているか)、量、急いでいるかどうかに合わせて選んでください。
| 処分方法 | 費用の目安 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①自治体で処分する | 無料〜数百円(粗大ごみは有料) | 分別・包む手間 | 数枚〜少量を安く処分したい人 |
| ②売る・買取に出す | 0円〜(値がつけばプラス) | 査定・発送の手間 | ブランド食器・未使用品がある人 |
| ③寄付・リユースする | 送料自己負担が中心 | 梱包・発送の手間 | まだ使える食器を役立てたい人 |
| ④不用品回収業者に頼む | 数千円〜数万円 | 依頼するだけ | 大量・急ぎ・引越しや遺品整理の人 |
ポイントは、陶器・磁器やガラスの食器は割れ物として包んで出す必要があり、金属食器やまだ使える食器は分別・売却・寄付でルートが変わるという点です。次の章で「食器は何ごみなのか」を、素材別に見ていきましょう。
【一言でいうと】食器は何ごみ?陶器・ガラス・金属で分別が違う

結論からいうと、陶器・磁器(茶碗・お皿など)やガラスの食器は多くの自治体で「燃えないごみ・不燃ごみ」、金属製の食器(ステンレス・アルミのカトラリーや皿)は「金属ごみ」や「資源ごみ」として扱われます。同じ「食器」でも素材によって分け方が変わるのが、迷いやすい理由です。
プラスチック製や木製の食器は、自治体によって「燃えるごみ(可燃ごみ)」だったり「プラスチックごみ」だったりと分かれます。まずは自分の食器がどの素材かを確認し、素材ごとの区分を押さえておきましょう。代表的な素材別の分別の目安は次のとおりです。
| 食器の素材 | 分別の目安(多くの自治体) | 注意点 |
|---|---|---|
| 陶器・磁器(茶碗・皿・湯のみ) | 燃えないごみ・不燃ごみ | 割れ物は包んで「陶器」などと表示 |
| ガラス(コップ・グラス・鉢) | 燃えないごみ・不燃ごみ | 割れ物は包んで「ガラス」などと表示 |
| 金属(ステンレス・アルミの皿・カトラリー) | 金属ごみ・資源ごみ(自治体差) | 資源回収の対象か自治体で確認 |
| プラスチック・木製 | 燃えるごみ・プラスチックごみ(自治体差) | 素材表示や自治体ルールを確認 |
実際に、横浜市ではガラス・陶器などの割れたもの(食器を含む)を「燃えないごみ」とし、名古屋市もガラス・陶磁器類(食器類・花びんなど)を「不燃ごみ」として収集しています(出典:横浜市・名古屋市公式サイト)。ただし、大きな大皿や壺などサイズが大きいものは「粗大ごみ」になる場合があり、素材の区分や粗大ごみの基準は自治体で異なります。まずはお住まいの自治体のごみ分別辞典で「食器」「陶器」「ガラス」を確認しましょう。
※分別区分は執筆時点の各自治体公式サイトの情報です。地域により異なるため、必ずお住まいの自治体で最新ルールをご確認ください。
方法①自治体で処分する(燃えないごみ・不燃ごみ/大きいものは粗大ごみ)

もっとも費用を抑えられるのが、自治体のごみとして処分する方法です。数枚〜少量の食器なら、この方法が基本になります。ただし割れた食器やガラスは、そのまま袋に入れると収集作業員や自分がけがをする危険があるため、包んで表示することが大切です。次の手順で出しましょう。
1食器の素材を確認する(陶器・ガラス・金属・プラ)
陶器・磁器やガラスの食器は「燃えないごみ・不燃ごみ」、ステンレス・アルミなど金属の食器は「金属ごみ・資源ごみ」が基本です。プラスチック・木製は自治体で区分が分かれます。まず自分の食器の素材を確認しましょう。
2割れた食器・ガラスは新聞紙や厚紙で包み「キケン」と表示する
横浜市は「新聞紙や厚紙などで包み『ガラス』『陶器』などと品物名を表示」、名古屋市は「刃物やガラスなど危険なごみは厚手の紙などに包み『キケン』と表示」するよう案内しています。割れていない食器も、念のため包んでおくと安全です(出典:横浜市・名古屋市公式サイト)。
3指定袋・収集日を確認して出す
名古屋市では家庭用不燃ごみ用の指定袋(10・20・45L)に入れ、片手で持てる重さにして月1回の不燃ごみの日に出します。横浜市は週2回の燃えないごみの日に出します。収集頻度・指定袋の有無は自治体で異なるため、お住まいの地域のルールを確認しましょう(出典:横浜市・名古屋市公式サイト)。
4大きい食器・大量の場合は粗大ごみの基準を確認する
横浜市は最長辺50cm以上、名古屋市は30cm角を超えるものを粗大ごみとして扱います。大皿や大鉢、まとめて処分する場合は、粗大ごみの基準と手数料・申込方法を確認してください。基準・手数料は執筆時点で自治体により異なります。
まとめると、食器は素材で分別し、割れ物は包んで表示、大きいものは粗大ごみへという流れです。自治体のごみ分別辞典(品目検索)で「食器」を調べると確実です。使えるきれいな食器やブランド食器は、捨てる前に次の「売る」「寄付」も検討しましょう。
方法②売る・買取に出す(ブランド食器・未使用品)

状態が良く、まだ使える食器であれば、捨てずに買取や売却でお金に換えられる可能性があります。特にブランド食器や未使用品は需要があり、処分費用をかけるどころかプラスになることもあります。
一般に、買取が期待できるのは「ノリタケ・ウェッジウッド・マイセン・ロイヤルコペンハーゲンなどの人気ブランド」「未使用・箱付き」「引き出物やギフトでもらった新品同様のもの」「セットでそろっている」「欠け・ひび・貫入(表面のヒビ)がない」といった条件を満たす食器です。逆に、使用感の強いノーブランド食器や、欠け・ひびのあるものは買取が難しい傾向があります。
売り先としては、食器の宅配買取に対応した専門店、リサイクルショップ、フリマアプリ・ネットオークションなどがあります。ブランド食器の買取価格は、同じブランドでもシリーズ・年代・状態で大きく変わるため、金額はあくまで目安と考え、複数の業者で査定を比べるのがおすすめです。買取業者を利用する際は、古物商許可を持つ正規の業者かを確認しましょう。割れ物は発送時の梱包が大切なので、宅配買取では緩衝材でしっかり包んでください。
方法③寄付・リユースする(支援団体・リサイクル)

「売るほどではないけれど、まだ使えるので捨てるのはもったいない」という食器は、NPOなどの支援団体に寄付してリユースしてもらう方法もあります。寄付された食器は、国内外の必要としている人や施設で再利用されます。
食器の寄付を受け付けている団体には、NPO法人グッドライフが運営するセカンドライフや、NPO法人ワールドギフトなどがあります。日常使いの茶碗・お皿・グラスのほか、引き出物や未使用の食器を受け付けている団体もあります。寄付は段ボールに詰めて送る形が一般的です。
ただし、送料は寄付する側の自己負担となることが多く、割れ・欠けのある食器や受付対象外の品目は寄付できないのが一般的です。受付品目・送り方・費用は団体によって異なるため、送る前に必ず各団体の公式サイトで最新の条件を確認しましょう。近くのリサイクルショップや、地域のフリーマーケット・譲渡掲示板を使って必要な人に譲る方法もあります。
方法④不用品回収業者にまとめて頼む(大量・引越し・遺品整理)

引越しや実家じまい、遺品整理で食器棚ごと大量の食器が出た、割れ物を自分で梱包して運ぶのが大変、他の不用品もまとめて片付けたい——そんなときに現実的なのが不用品回収業者への依頼です。食器は割れ物で数が多いと梱包・運搬の負担が大きいため、食器棚や他の家具と一緒にまとめて引き取ってもらえるのは大きなメリットです。
ただし業者選びには注意が必要です。不用品回収を適正に行うには「一般廃棄物収集運搬業許可」(または市町村の委託・提携)が必要で、この確認が取れない無許可業者は、不法投棄や高額請求などのトラブルの原因になります。「無料回収」をうたって回ってくるトラックや、極端に安い業者には特に注意し、依頼前に必ず許可の有無を確認しましょう。複数社を比較できる一括見積もりサービスを使うと、料金や対応エリアを見比べやすく、相場からかけ離れた業者を避けやすくなります。食器棚など大型の家具も一緒に頼む場合は、搬出作業や階段料金などの追加費用の有無も見積もり時に確認しておくと安心です。
一括見積もりサービスの利用者については、Web上では「引越しで大量に出た食器や食器棚をまとめて運んでもらえて助かった」という声が見られます。一方で「品目や量の伝え方で見積もりに差が出た」という指摘もあり、依頼前に量と品目をできるだけ正確に伝えておくと安心です。
割れた食器を安全に捨てる包み方・大量処分のコツ

食器を処分するときは、割れ物によるけがと、一度に大量に出すときの出し方に気をつけたい点があります。次のポイントを確認しておきましょう。
特に注意したいのが割れた食器やガラスの破片によるけがです。袋の中で割れると、収集時に袋が破れて作業員がけがをするおそれがあります。横浜市・名古屋市とも、割れ物は紙などに包んで品名や「キケン」を表示するよう案内しています。面倒でもひと手間かけて包み、表示しておきましょう。
また、引越しや遺品整理で食器棚ごと大量の食器が出る場合、自治体のごみは1回に出せる量が決まっていることが多く、何回にも分けて出す必要が出てきます。急いでいる・量が多い・食器棚もまとめて処分したいときは、粗大ごみの申込や不用品回収業者の利用も含めて、無理のない方法を選びましょう。
食器の処分でよくある質問(FAQ)
※料金・手数料・自治体の区分等は執筆時点の各公式サイト・自治体情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
まとめ
食器の処分は、まず「素材(陶器・ガラス・金属)」と「まだ使えるかどうか」を見極めることが出発点です。陶器・ガラスは割れ物として包んで「キケン」を表示し、自治体の燃えないごみ・不燃ごみへ。まだ使えるものは売る・寄付するルートも検討できます。改めて4つの方法を振り返ります。
| 処分方法 | こんな人に |
|---|---|
| ①自治体で処分する | 数枚〜少量を安く処分したい人 |
| ②売る・買取に出す | ブランド食器・未使用品がある人 |
| ③寄付・リユースする | まだ使える食器を役立てたい人 |
| ④不用品回収業者に頼む | 大量・急ぎ・引越しや遺品整理の人 |
割れた食器はけがのないよう包んで表示し、大量にあるときは無理をせず計画的に進めることが大切です。自治体で出しきれない・食器棚もまとめて処分したいといった場合は、許可(一般廃棄物収集運搬業許可または市の委託・提携)を確認したうえで不用品回収業者に依頼するとスムーズです。自分の食器と状況に合った方法を選び、気持ちよく片付けましょう。