広告 イタチ・ハクビシン・アライグマ対策 害獣・害鳥対策

ハクビシンのフンの見分け方|屋根裏のためフンとアライグマ・イタチ・ネズミの違い

※当サイトはアフィリエイトプログラムを利用しており、記事内に広告(PR)を含む場合があります。

天井の同じあたりから夜になると足音がする。ベランダの隅に、犬のものらしきフンがいつの間にか積み上がっている——見慣れないフンを前にすると、まず「何の動物なのか」が分からないまま、触ってよいのかどうかも決められません。

検索すると実物の写真が並ぶページが多く出てきますが、フンの色や太さは食べたものや乾き具合で変わります。実際に自治体が案内で重く扱っているのは、見た目そのものよりも「同じ場所に積もっているか」と「何が混ざっているか」という2つの手がかりです。

この記事では、板橋区・世田谷区・北区・西東京市・船橋市が公開する住民向けの案内と、東京都環境局の外来種対策マニュアル、農林水産省の被害防止マニュアル、環境省の法令解説をもとに、フンから動物を絞り込む手順と、片付け・封鎖・相談先までを整理しました。動物やフンの写真は使わず、線画の図解だけで進みます。

読者
屋根裏の一か所にフンがたまっていて、柿の種みたいなものが混ざっています。ハクビシンでしょうか。触っても平気ですか。
編集部
同じ場所に積もっていて種や殻が混ざっているなら、ハクビシンの可能性は高いと考えられます。ただし素手では扱わないでください。マスクと手袋を着けるところから始めましょう。

【一言でいうと】同じ場所に積もり、種や殻が混ざっていればハクビシンの可能性

書類の整理・保管の様子
写真はイメージです

世田谷区が公開するハクビシン・アライグマに関するQ&Aでは、ハクビシンのフンについて「糞は猫や犬のものと似ているが、柿の種や銀杏の殻などが混ざっている」と説明されています。東京都環境局のアライグマ・ハクビシン侵入チェックシートにも「天井裏に犬の糞のようなものが大量にあった」という確認項目が並んでおり、量がまとまっている点が特徴として扱われています。

屋根裏に住みつく動物はほかにもいます。まずは下の表で、たまり方・混ざり物・見つかった場所の3点から候補を絞ってみてください。

候補 ①たまり方 ②混ざり物・見た目 ③よく見つかる場所 通り抜けられる隙間
ハクビシン 同じ場所に何度もする「ためフン」 猫や犬のフンに似て、柿の種や銀杏の殻が混ざる 天井裏・ベランダ・庭 8cm四方程度
アライグマ ためフンの習性はないとする自治体が多い 果物・野菜のほか池の魚まで食べる雑食性 屋根裏(柱に5本指の爪あと) 10cm程度
イタチ 天井裏の巣のまわりに集中しやすい 細長い体つきに応じた細いフン・においが強い 天井裏・床下 3cm四方
ネズミ(クマネズミ) 決まった通り道に点々と落ちる 粒が明らかに小さく、通り道が黒く汚れる 天井裏など高く乾いた場所 1cm以上の穴をかじって拡大

※上の各項目は、板橋区・世田谷区・東京都環境局・西東京市・船橋市・大阪府・北九州市・台東区・千代田区が公開しているページ(2026年7月時点で確認)をもとに、当メディア編集部が一覧化しました。フンの見た目だけで種類を確定できるものではありません。

ハクビシンのフンの見分け方|①たまり方 ②混ざり物 ③見つけた場所

色や太さは食べたものと乾き具合で変わるため、そこから入ると迷いやすくなります。先に見るのは、たまり方・混ざり物・場所の3点です。下の線画で、順番に何を確かめるかを掴んでおきましょう。

図解
当メディア編集部作成

①同じ場所に積もっていれば「ためフン」の可能性

板橋区の環境政策課自然環境保全係が配布するアライグマ・ハクビシンでお困りの方へは、ハクビシンの特徴として「ため糞の習性があり、同じ場所に何度も糞をします」と記載しています。天井裏やベランダの一角だけにまとまって残っているなら、その動物が同じ場所を繰り返し使っていることになります。

逆に、広い範囲へばらばらに落ちている場合は別の動物を考えます。ただしこの手がかりだけで決めるのは早計で、理由は3つ目の見出しで触れます。

②柿や銀杏の種・殻が混ざっていないか

農林水産省の野生鳥獣被害防止マニュアル-ハクビシン-は、ハクビシンの食べ物について「雑食性で、果実やトウモロコシなどの野菜、小動物、昆虫、鳥類やその卵を食べる」とし、「好物は果実である」と明記しています。世田谷区のQ&Aも、都会のビワの実や銀杏の実を好むと説明しています。

そのため、消化されずに残った果実の種や殻が混ざっているかどうかは有力な手がかりになります。庭に柿やビワの木がある、近所に銀杏が落ちる並木があるといった条件が重なれば、可能性はさらに高まると考えられます。

③天井裏で見つかったか、庭やベランダで見つかったか

東京都環境局はアライグマ・ハクビシンについてのページで、両種とも昼間は樹上のうろや納屋、家屋、寺社仏閣の屋根裏などで休息すると説明し、糞尿による汚損は特に天井裏で問題が大きいとしています。船橋市も、ベランダにフンをされる被害と、天井裏や軒下、床下に住みつかれて物音がする被害を並べて挙げています。

屋外だけで見つかる場合は、通り道として敷地を使っているだけということもあります。天井裏で見つかったなら、すでにねぐらとして使われている前提で考えるほうが安全です。

イタチ・ネズミとの切り分け

大阪府の環境農林水産部動物愛護畜産課はイタチでお困りの方へで、イタチを「胴長、短足ですばしこく動き、わずか3cm足らずの隙間でもすり抜けてしまいます」と説明し、天井裏で子育てをしてフンや尿のにおいがひどいという相談内容を挙げています。北九州市の鳥獣被害対策課は体長を30〜40センチほどとしており、体格に応じてフンも細くなります。

ネズミの場合は粒の大きさがまったく違います。千代田保健所生活衛生課環境衛生係のねずみの種類・特徴と対策は、天井や屋根裏を生活範囲とするクマネズミについて「クマネズミのとおり道は黒く汚れている(ラットサインと呼びます)」と記しており、新宿区保健所も壁の汚れ・糞・かじり跡をまとめてラットサインと呼んで確認するよう案内しています。

「ためフンの有無」だけで決めないほうがよい理由

アライグマについては、自治体の説明が一致していません。板橋区のリーフレットはアライグマの特徴として「ため糞の習性はありません」と明記する一方、西東京市の環境政策課はハクビシン・アライグマのページで「ハクビシン、アライグマ共に同じ場所にフンをする習性があり」と説明しています。

どちらが誤りということではなく、地域や個体によって観察のされ方が違うのだと考えられます。たまり方は入口の手がかりであって、決め手にはしない——この姿勢で、混ざり物や足跡、爪あとといった別の材料を重ねていくのが安全です。

写真での自己判断には限界がある

「フンの写真と見比べたい」という気持ちは自然ですが、乾燥の度合いや食べたものによって見た目は大きく変わります。当メディアが写真を載せないのは読者への配慮に加えて、写真1枚での断定が誤りにつながりやすいためです。

世田谷区のQ&Aでも、天井裏の動物がネズミかハクビシンか分からないときは家の外周を回って足跡を見ると区別できると案内されています。フン単体ではなく、足跡・爪あと・物音・においを合わせて見るのが実際的です。

フンを見つけたときの清掃と消毒|素手で扱わないところから

ゴム手袋をはめて便器のフチをスポンジで拭く様子
写真はイメージです

片付けは「触らない準備」から始めます。板橋区はベランダや庭にフンをされて困る場合の対応として、手袋とマスクを着けたうえで清掃・消毒し、木酢液などで通り道にさせない対策をとるよう案内しています。

1片付ける前に、場所と量を記録する

どこに、どのくらいたまっていたかは、あとで相談するときの説明材料になります。天井にシミが出ているか、物音がする時間帯はいつかも一緒にメモしておくと、自治体や業者とのやりとりが早く進みます。掃除を始めると痕跡は消えてしまうため、記録は先に済ませてください。

2不織布マスクとゴム手袋を着けてから近づく

世田谷区の講習会での質疑応答では、ためフンの清掃で感染する恐れはほぼ無いとしたうえで、不織布マスクとゴム手袋を着けて片付けるよう回答されています。長袖・長ズボンにして、肌が触れない状態をつくってから作業に入りましょう。

3乾いた状態で舞い上げず、袋に入れて口を閉じる

乾いたフンをほうきで勢いよく掃くと粉じんが立ちます。作業中は窓を開けて風を通し、ごみ袋に入れたら口をしっかり縛って、お住まいの自治体の分別ルールに従って処分してください。

4取り除いたあとの床面を消毒する

板橋区も世田谷区も、清掃とセットで消毒を案内しています。消毒剤は用途と対象面が製品ごとに決まっているため、必ず容器の表示にある使用方法・希釈のしかた・使える素材を確認してから使い、複数の薬剤を混ぜないでください。

5作業後は手を洗い、体調に不安があれば医療機関へ

使った手袋は作業後に処分し、手と顔を洗います。東京都環境局の外来種対策マニュアルには参考資料として人獣共通感染症の一覧が収められていますが、症状の判断は当メディアでできることではありません。作業のあとで体調に不安を感じたときは、自己判断せず医療機関にご相談ください。

なお、自治体が清掃まで引き受けてくれるとは限りません。北区の環境政策課地域環境係は「汚れた場所の清掃・消毒、侵入口の補修などは行っていません」と明記しており、世田谷区も糞尿等の清掃のみの依頼は受けていないと案内しています。

なぜ入ってくるのか|侵入口とエサになっているもの

屋根裏・小屋裏の様子
写真はイメージです

片付けても、入口と食べ物が残っていれば同じことが繰り返されます。ここからは原因側を見ていきます。

頭が入る隙間があれば通り抜けられる

船橋市の環境政策課自然環境係はハクビシンについて知りたいで、「ハクビシンは頭が入る隙間(8cm四方程度)さえあれば侵入してしまいます」と説明しています。東京都環境局も8センチメートル四方の隙間に入り込むとしており、世田谷区と西東京市は「タバコの箱くらい」という言い方で同じ趣旨を伝えています。

農林水産省のマニュアルは、ハクビシンについて頭が入れば狭い隙間を自由自在に通り抜けるが、自ら穴を掘ることはしないと記しています。つまり、新しく穴を開けられるというより、もともとある隙間が使われていると考えるほうが実態に近いといえます。

木や電線を伝って屋根まで上がってくる

西東京市は、ハクビシンが木登りだけでなく垂直のトイも登り、電線の上も歩くと説明しています。農林水産省のマニュアルも完全な夜行性で木登りが得意だとしており、地上から順に登ってくるとは限りません。

北区の環境政策課地域環境係はアライグマ・ハクビシンの被害を防ぐためにで、侵入口になりやすい場所として壁や軒下の穴、床下通気口、天井・軒下の換気口、戸袋の下を挙げ、屋根へ伸びる庭木の枝はこまめに切るよう案内しています。屋根に近い高さの点検が抜けやすいところです。

庭の果実・生ごみ・ペットのエサが定着の理由になる

世田谷区のQ&Aは、庭などにいる場合の対策として、餌となる生ごみやペットの餌を外に放置しないこと、敷地内の果物の実は早めに収穫するか網などをかけることを挙げています。農林水産省のマニュアルは、収穫しない果実や落下した果実を残さず処理することに加え、糖分を含む空き缶を水で洗って処分するといった細かな点まで挙げています。

板橋区もエサを与えない工夫として、果実の早期収穫やネットがけ、ペットフードを屋外に放置しないこと、ゴミ出しを夜間に行わないことを案内しています。食べ物が絶えない敷地は、ねぐらとしても選ばれやすくなります。

再発を防ぐ|追い出してからふさぐ順番と庭・ベランダの環境改善

処分予定の古い家具
写真はイメージです

順番を間違えると状況が悪くなります。中にいるまま出入口をふさげば、閉じ込められた動物が別の場所を壊す、あるいは内部で死んでしまうといった二次被害につながります。

いなくなったことを確かめてからふさぐ

世田谷区と板橋区は、燻煙剤や木酢液など動物が嫌うにおいで追い払う方法を案内しています。世田谷区は煙が出るため火事と間違われないよう注意が必要だと添えており、市販品を使う場合は製品の表示にある使用方法と使用場所の指定を必ず守ってください。効果の出方は状況によって差があり、これで確実に出ていくと言い切れるものではありません。

そのうえで、出入りが止まったことを数日かけて確かめてから封鎖に進みます。世田谷区は、どうしても穴をふさぎきれない場合に金網を張ったりプランターで障害物を作ったりする方法にも触れ、壊されないようしっかり固定するよう案内しています。

封鎖する場所を一巡して洗い出す

  • 壁や軒下の穴、破損して隙間が空いている部分
  • 床下通気口、天井や軒下の換気口
  • 戸袋の下、雨どいや配管が壁を貫通しているまわり
  • 屋根に届く高さまで伸びた庭木の枝(切って登れなくする)
  • 物置や倉庫の扉・通気部分(見回って人の気配を残す)

板橋区は、物置や倉庫を見回って人間の気配をさせることも「住まいを与えない」対策として挙げています。ふさぐ作業と、使わせない環境づくりは両輪で考えてください。

ベランダと庭は「置かない・残さない」に寄せる

ベランダに置いた鉢植えや段ボール、庭の隅に積んだ資材は、身を隠す場所にもなります。フンを片付けたあとは、そこが落ち着ける場所でなくなるよう、物を減らして見通しをよくしておくと再発しにくくなります。

屋外に出しているペットのエサや水、収穫し忘れた果実、ふたのないごみ容器は、この機会に見直しておきましょう。

自分で捕まえてはいけない理由と相談先|鳥獣保護管理法とアライグマの扱い

書類の整理・保管の様子
写真はイメージです

フンの主が分かっても、そこから先に「捕まえる」という選択肢は基本的にありません。理由は法律にあります。

ハクビシン・アライグマ・イタチは許可なく捕獲できない

環境省自然環境局が解説する鳥獣保護管理法の概要を読むと、保護管理の対象になる「鳥獣」とは、鳥類または哺乳類に属する野生の動物を指すと整理されています。ハクビシンもアライグマもイタチもこの範囲に入るため、板橋区が案内するとおり、鳥獣保護管理法に該当する生き物を許可なく捕獲することはできません

船橋市も「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により原則として許可なく捕獲することが禁止されていると明記し、許可の相談先として県の地域振興事務所を案内しています。大阪府はイタチについて、捕獲には市町村長の捕獲許可が必要だとしています。

「狩猟鳥獣」に指定されていることと、家庭で捕まえられることは別

環境省の狩猟制度の概要を見ると、狩猟鳥獣の獣類20種の中にハクビシン、アライグマ、イタチ(雄)が挙げられています。ここだけを読むと自由に捕獲できそうに見えますが、狩猟は猟法に応じた狩猟免許と都道府県への狩猟者登録があって初めて行えるもので、狩猟期間も北海道以外は毎年11月15日から翌年2月15日までと定められています。

つまり、屋根裏に住みついた個体をその場で捕まえてよいという話にはなりません。西東京市も、ハクビシンの捕獲には狩猟捕獲許可または有害鳥獣捕獲許可が必要だと説明しています。

アライグマは特定外来生物で、防除の枠組みが別にある

アライグマは鳥獣保護管理法の対象であると同時に、外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)の特定外来生物にも指定されています。環境省のアライグマ資料集には、同法に基づく防除の手引きや防除の公示一覧が掲載されており、自治体が計画を立てて防除を進める仕組みが用意されています。

西東京市は、この枠組みがあることでアライグマには予防的な捕獲ができると説明しています。ただしこれは行政の防除事業としての話であり、住民が個人の判断で捕獲してよいという意味ではありません。実際に板橋区や世田谷区は、区の被害対策事業として箱わなを設置する際の協力事項を定めたうえで運用しています。

ネズミだった場合は扱いが変わる

同じ環境省の解説では、いえねずみ類3種は環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす鳥獣として鳥獣保護管理法の対象外とされています。天井裏のフンがネズミのものだった場合、法律上の位置づけも、有効な対策も別物になります。

粒が小さく通り道が黒く汚れているようなら、ネズミを前提とした対策に切り替えてください。屋根裏の害獣という点では共通するコウモリも、追い出しと封鎖が基本になる相手です。

どこへ相談すればよいか

最初の窓口は、お住まいの市区町村で野生動物を担当する部署です。東京都環境局の侵入チェックシートも、当てはまる項目があれば区市町村の担当課や地域の担当者と相談して早めに対策をとるよう促しています。自治体によって捕獲事業の有無も条件も異なるため、被害の場所と状況を具体的に伝えてください。

賃貸住宅や社宅、事務所を兼ねた建物では、まず建物の所有者または管理者へ連絡するのが順序です。世田谷区もこの点を明記しています。清掃・消毒や侵入口をふさぐ施工そのものは有償の専門業者の領域です。板橋区は、糞尿の撤去や清掃、侵入口をふさぐ作業について、公益社団法人東京都ペストコントロール協会の電話番号をリーフレットに載せています。

ハクビシンのフンについてよくある質問(FAQ)

Qフンのにおいがあまりしません。ハクビシンではないのでしょうか?

Aにおいの強さだけで判断はできません。農林水産省のマニュアルは、生活環境被害として尿が天井にシミ汚れを作り異臭を発すると説明しており、においの元は尿である場合もあります。イタチについては大阪府がフンや尿のにおいがひどいという相談を挙げていますので、においが強いか弱いかは他の手がかりと合わせて見てください。

Q片付けても同じ場所にまたされます。頻度を減らせますか?

Aためフンは同じ場所を繰り返し使う習性によるものなので、その場所へ来られなくすることが対策になります。板橋区は清掃・消毒のあとに木酢液などで通り道にさせない対策をとるよう案内しています。あわせて、屋根へ伸びた枝を切る、侵入口をふさぐといった経路側の対策を進めるのが本筋です。

Q庭やベランダだけでフンを見つけました。家の中は調べなくてよいですか?

A屋外だけなら通り道として使われている段階の可能性もありますが、確認はしておくほうが安心です。東京都環境局のチェックシートには、天井にシミができる、雨もりのように水滴が落ちる、天井裏から聞いたことのない大きな足音がする、といった項目が並んでいます。これらに心当たりがあれば、屋内側もすでに使われていると考えて動いてください。

Q小さな子どもやペットがいます。どのくらい気をつければよいですか?

Aフンのある区画に立ち入らせない、片付けが済むまで近づけないという運用が現実的です。板橋区は野外で見かけた場合について、攻撃せず動物には近づかないよう案内しています。エサを与える行為は人の食べ物を覚えさせることにつながるため、避けるよう複数の自治体が呼びかけています。

Q写真を撮って業者に送れば種類は分かりますか?

A判断の材料にはなりますが、写真だけで確定できるとは限りません。フンの場所と量、天井のシミの有無、物音の時間帯、外周の足跡や爪あとをあわせて伝えるほうが精度は上がります。最終的な判定は、現地を確認できる自治体の担当課や専門業者に委ねてください。

※本記事は、2026年7月の時点で公開されていた各機関のページを当メディア編集部が確認し、要点をまとめたものです。確認したのは環境省自然環境局・農林水産省・東京都環境局と、板橋区・世田谷区・北区・西東京市・船橋市・台東区・千代田区・新宿区・大阪府・北九州市・東大阪市の各ページになります。フンの種類の最終的な判断は、現地を確認できる自治体の担当課や専門業者にご相談ください。忌避剤・燻煙剤・消毒剤をお使いになる場合は、各製品に表示された使用方法と使用場所の指定を守ってお使いください。清掃後に体調の変化を感じた場合は、医療機関へご相談ください。

まとめ

見慣れないフンを見つけたら、色や太さより先に、たまり方・混ざり物・見つけた場所の3点を確認してください。同じ場所に積み重なっていて、柿の種や銀杏の殻が混ざっており、天井裏やベランダで見つかったのなら、ハクビシンの可能性が高いと考えられます。粒が小さく通り道が黒く汚れているならネズミ、細長くにおいが強いならイタチという当たりのつけ方になります。

片付けは素手で行わず、不織布マスクとゴム手袋を着けてから。清掃と消毒をセットにし、消毒剤は表示された使用方法に従って使います。自治体は清掃までは行わないことが多いため、そこは自分で行うか専門業者に依頼するかを先に決めておくと迷いません。

そして、フンの主を自分で捕まえることはできません。ハクビシン・アライグマ・イタチはいずれも鳥獣保護管理法の対象で、捕獲には許可が要ります。できるのは、侵入口をふさぐこと、エサ場をなくすこと、そして市区町村の担当課や建物の管理者、専門業者へ相談することです。この順番で進めれば、繰り返される被害から手を離せます。

-イタチ・ハクビシン・アライグマ対策, 害獣・害鳥対策
-