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洗濯物を干そうとベランダに出たら、手すりの下に白いフンが点々と落ちている。数日前から見かけるようになったハトが、いつのまにか室外機の上に座り込んでいる——追い払っても、こちらが部屋に戻ると数分でまた同じ場所にいる。そうなってからでは、手を打つのが一気に重くなります。
検索でよく使われる「二度と来ない」という言葉どおりに止められるかというと、それを保証できる方法は残念ながらありません。ただ、ハトがそのベランダを「安全な場所」として覚えきる前であれば、やるべきことはかなり具体的に絞れます。
この記事では、環境省とe-Gov法令検索で確認した法律のライン、東京都環境局・堺市・大阪市東成区・新宿区・北九州市・高知県が公開しているドバト対策、そして国土交通省が示すマンション標準管理規約をもとに、いまの段階の見分け方から自分でできる手順、ネットを張る前の確認事項、業者に頼むときの費用の幅までを順にまとめました。


【一言でいうと】鳩対策は「巣ができる前」で決まる|まずいまの段階を確かめる

ハト対策で最初にやることは、グッズを買いに行くことではなく、自分のベランダがどこまで進んでいるかを見極めることです。とまっているだけの段階と、卵がある段階とでは、法律上できることそのものが違います。
下の表は、ベランダで実際に見えるサインから段階を当てはめるためのものです。当てはまった行の「この段階でできること」だけを読めば、今日やることは決まります。
| 段階 | ベランダで見えるサイン | この段階でできること | 難しさ |
|---|---|---|---|
| 段階1 休憩(下見) | 手すりや室外機の上に短時間とまる。フンは数えられる程度 | フンを片付ける/手すりにテグスを張る | 自分で対処しやすい |
| 段階2 ねぐら(待機) | 同じ場所に長くとどまる。フンがたまり、羽が落ちている | 室外機の下や裏の隙間をふさぐ/剣山・忌避剤を足す | まだ間に合う |
| 段階3 巣づくり | 小枝やビニールひもが積まれ、2羽で出入りする | 卵がなければすぐ取り除き、同時に入れないようにする | 早さで決まる |
| 段階4 営巣(卵・ヒナ) | 巣の中に卵やヒナがあり、親鳥が離れない | 自分で撤去せず、自治体の窓口や専門業者へ相談する | 無許可では撤去できない |
※段階の区分は、環境省・東京都環境局・堺市・大阪市東成区・新宿区・北九州市・高知県が2026年7月時点で公開している説明をもとに、当メディア編集部で組み立てました。見え方には個体差があります。
鳩がベランダに居つくまでの4段階|進むほど打てる手が減る
ハトはいきなり巣を作るわけではありません。まず様子を見て、安全だと判断してから居場所を広げていきます。この順番を知っておくと、いま何をすれば足りるのかが見えてきます。

段階1 休憩(下見)|手すりにとまって様子を見ている
高知県が公開するドバトの生態と被害対策についてでは、ドバトは崖や断崖に営巣する習性から、マンションやビルなどの高いところを休憩場所やねぐらとすることが多いと説明されています。同ページには「ベランダの手すりに留まって周囲を窺ってから中へ入ることが多いようです」とも記されています。
東京都環境局の野生鳥獣との接し方についても、ドバトはベランダに入る際にいったん手すりなどに止まって周囲の安全を確認してから入る習性がある、として、止まるところにワイヤー等を張るのも有効だと案内しています。つまりこの段階では、手すりという「入口」を使いにくくするだけで足りることがあります。
段階2 ねぐら(待機)|同じ場所に長くとどまるようになる
安全だと判断されると、滞在時間が延びていきます。大阪市東成区のハト(ドバト)でお困りの方へは、ハトはフンのあるところが安全だと判断するようで、フンを放置するとますます集まってくる、と説明しています。フンが増えるほど呼び水になる、という悪循環がここで始まります。
この段階の見分け方として分かりやすいのが、フンがたまっているかどうかと、抜けた羽が落ちているかどうかです。室外機の下や裏をのぞいて羽が溜まっていたら、単なる通りすがりではなく、居場所として使われていると考えたほうがよいでしょう。
段階3 巣づくり|小枝やビニールひもを運び始める
堺市のカワラバト(ドバト)でお困りの方へによると、カワラバトは雨のかからないベランダの室外機の下や裏などに巣を作り、早春から初冬まで何度も子育てをするとされています。年に一度きりの出来事ではない、というのがこの鳥の厄介なところです。
大阪市東成区も、巣を作り始めたらすぐ取り除きましょう、と呼びかけています。小枝やビニールひもが数本置かれている程度なら、まだ掃除の延長で片付けられます。この段階で気づけるかどうかが、その後の手間を大きく左右します。
段階4 営巣|卵やヒナがいる状態
卵が産まれると、話は「掃除」から「法律」に移ります。堺市は、卵は約16日から18日でかえり、ヒナは約30日で巣立つと案内しており、東京都環境局も巣立つまでは1か月ほどかかると説明しています。
この段階でできることは、自分で片付けることではなく、相談することです。詳しくは次の章で扱います。
ハトが選ぶのは「幅5センチの足場」だという指摘
公益社団法人ロングライフビル推進協会(BELCA)が会員向け説明会「建築物を取り巻く有害生物・鳥の生態と対策の最新事例」の資料として公開しているドバトの生態・被害・対策には、ドバトについて「狭い場所でも着地可能(幅50mmもあればねぐらになる)」と書かれています。金属等の場合は45度の角度未満、コンクリートは60度の角度未満であれば止まることが可能、という具体的な数値も示されています。
同じ資料には、屋上から下層部に営巣可能かどうかの判断を行っており、営巣可能と判断したら下層に止まり始める、という記述もあります。ベランダのハトは、建物全体を見たうえで降りてきている、という見方ができます。
卵やヒナがある巣は撤去できない|鳥獣保護管理法のラインと相談先

ここが、この記事でいちばん外せない部分です。ドバトは野生鳥獣であり、巣の中身によって、自分でしてよいことの範囲がはっきり分かれます。
法律が禁じているのは「捕獲」と「卵の採取・損傷」
鳥獣保護管理法という呼び名は略称で、正式には鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律といいます。環境省自然環境局による法律の概要によれば、守られる「鳥獣」とは鳥類又は哺乳類に属する野生動物を指します。ドバトは鳥類ですから、当然ここに含まれます。
条文そのものを見ると、e-Gov法令検索に掲載された同法の第八条は「鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取等(採取又は損傷をいう。以下同じ。)をしてはならない」と定めています。第八十三条第一項では、これに違反した場合の法定刑が一年以下の拘禁刑又は百万円以下の罰金と定められています。「巣を捨てただけ」のつもりでも、中に卵があれば採取等に当たり得る、というのがこの条文の意味するところです。
中身が空の巣であれば撤去できる
一方で、卵もヒナもない巣まで手を出せないわけではありません。東京都環境局は「巣のみを撤去することについては特別な許可は必要ありませんが、卵またはヒナを含めた野生鳥獣は許可なく捕獲・殺傷することができません」と明記しています。
北九州市のよくある相談と対策【ドバト(カワラバト)】も、空の巣はどなたでも自由に撤去できるとしたうえで、卵やヒナがある場合は市役所に相談するよう案内しています。堺市は、撤去した巣はごみとして処分し、巣の撤去は原則としてその敷地の管理者が行う、とも説明しています。
卵やヒナがあったときの進み方
東京都環境局は、卵を産んでしまっている場合は許可なく撤去することはできないとしたうえで、巣の撤去はヒナが巣立つのを待ってからにしましょう、と案内しています。卵を見つけた時点から数えるなら、16日から18日と約30日を足した1か月半ほどが目安になります。
待てない事情がある場合は、お住まいの市区町村の鳥獣担当窓口に状況を伝えるところから始めます。大阪市東成区は、捕獲許可の申請について「その土地の所有者か管理者あるいは依頼を受けた業者が行い、申請者が捕獲することになります」と説明しており、賃貸や分譲の集合住宅では管理会社・管理組合との調整が前提になります。
清掃するときの一般的な注意
巣立ちを待つ間も、落ちたフンの処理は必要になります。東京都環境局は、野鳥はさまざまな細菌や寄生虫を持っているおそれがあるとして、清掃の際は使い捨てのビニール手袋やマスクを着用するなど、フンに直接触れないよう注意を促しています。
堺市は具体的な手順として、ハトのフンはまず水で流すか、流せない場合でも一度水に濡らして、飛散しないようにして片付けるよう案内しています。乾いた状態でこすると粉になって舞い上がるため、濡らしてから、が基本です。なお、堺市には病気に関する不安の相談も寄せられていると記されています。体調に不安を感じたときは、当メディアで判断できることではありませんので、医療機関にご相談ください。
自分でできるベランダの鳩対策|清掃から始める5つの手順

段階1から段階3であれば、順番どおりに進めることで手を打てます。グッズから入らず、清掃から始めるのが遠回りに見えて近道です。
1フンと羽を濡らしてから片付ける
使い捨てのビニール手袋とマスクを着けて作業します。堺市が案内しているとおり、水で流すか、流せない場合は一度水に濡らしてから、飛散しないように集めてください。
フンが残っていると、ハトにとって「ここは安全だった」という目印が残り続けます。東京都環境局は市販の木酢液やクレゾール石けんなどで清掃する方法も挙げています。使う製品があれば、表示された用法・用量と使用場所の指定に従ってください。
2室外機の下・裏と物陰の隙間をふさぐ
東京都環境局は、ベランダの風通しをよくして植木鉢などの物を置かないこと、洗濯機やエアコンの室外機などの隙間をふさぐことを挙げています。新宿区も、エアコンの室外機や洗濯機などによってできる隙間を塞ぐことを対策としています。
使わない家具やタイヤなどをベランダに置いておくのはやめましょう、という東大阪市のハトの被害にお困りの方への呼びかけも同じ趣旨です。まず「隠れられる場所」をなくすのが土台になります。
3手すりにテグスを張って入口をふさぐ
大阪市東成区は、釣用テグス(3〜8号)や20番程度のステンレスワイヤを、木片やL型金具などを利用して手すり上面から5〜6センチの位置に張る方法を紹介しています。鳥の重さで弛むようでは効果がないためしっかり張ること、幅の広い手すりでは約5センチ間隔で並列に張ることも添えられています。
堺市は、手すりに穴を開けたり釘を打ち付けたりできない場合の工夫として、割り箸を3本程度重ねた太さの木片を手すりにくくりつけ、その上方5〜6センチにテグスを張る方法を案内しています。高知県は、手すりの上の全周に平行にテグスを張って効果をあげている事例があると記しています。
4剣山や忌避剤を足す(製品表示に従う)
堺市は、巣を作る場所や夜にずっといる場所にプラスチック製の剣山を置く方法を挙げ、ハトは止まる前に危険を感知して避けるので傷をつけることはないと説明しています。あわせて、木酢液を雑巾や古タオルに浸して置く方法や、市販の動物忌避剤にも触れています。
薬剤や忌避剤は、対象と使える場所が製品ごとに決められています。ラベルに書かれていない使い方をしない、ほかの薬剤と混ぜない、火気と換気の注意を飛ばさない。この3つは省かないでください。どの製品であっても、これで来なくなると保証されるものではありません。
5人の出入りを増やして「人の気配」を残す
新宿区は、人が毎日ベランダに出入りして、ハトに人がいることを認識させることも対策の一つになると案内しています。堺市も、ベランダや庭などには頻繁に出て人間がいることをアピールしましょう、と呼びかけています。
東大阪市によれば、ハトは「人気がない」「猫やカラスがこない」「雨がかからない」など、安心してヒナを育てられる場所に巣をつくるとされています。このうち自分で変えられるのは「人気がない」の一点です。洗濯物を干すついでに手すりまわりを見る習慣をつけるだけでも、条件は変わります。
ベランダの床や排水口の掃除そのものについては、手順をまとめた記事があります。フンの処理と一緒に済ませたい方はこちらもどうぞ。
防鳥ネットを張る前に確認すること|賃貸・分譲での手続き

物理的にふさぐという意味では、ネットはもっとも確実な部類に入ります。ただし集合住宅では、買ってすぐ取り付けてよいとは限りません。
バルコニーは「共用部分」として扱われるのが一般的
国土交通省が公表しているマンション標準管理規約の令和7年改正・単棟型では、別表第2「共用部分の範囲」に、バルコニー等専有部分に属さない「建物の部分」が挙げられています。そのうえで第14条が、区分所有者はバルコニー等について専用使用権を有すると定めています。
つまりバルコニーは、自分だけが使える場所ではあっても、所有しているのは自分ではない、という位置づけです。第21条は、敷地及び共用部分等の管理は管理組合が責任と負担において行うとしたうえで、バルコニー等の保存行為のうち通常の使用に伴うものは専用使用権を有する者が行うと定め、それ以外の保存行為はあらかじめ理事長に申請して書面等による承認を受けた場合を除きできないとしています。
実際の規約はマンションごとに違う
この標準管理規約は、国土交通省が管理規約を作成・改正する際の参考として示しているひな型です。実際の規約は各マンションで定められているため、ネットの取り付け方法(穴を開けるのか、接着や突っ張りで留めるのか)と色・素材まで含めて、管理会社または管理組合に確認してから進めてください。賃貸であれば、貸主または管理会社が窓口になります。
手すりへの固定を避けたい場合の代替として、堺市が紹介している木片にくくりつけるテグスの方法や、置くだけの剣山があります。原状回復のしやすさで選ぶなら、まずこちらから試すのが穏当です。
避難の妨げと、他の鳥への配慮
集合住宅のベランダには、隣戸との仕切り板や避難ハッチが設けられていることがあります。これらは非常時の通り道ですから、ネットや資材でふさがないように設計する必要があります。相談の場でこの点も一緒に見てもらうと、後戻りがありません。
東京都環境局は、手すりにワイヤー等を張る方法について、他の野鳥が絡まらないよう取扱いに十分気を付けるよう注意を添えています。張りっぱなしにせず、たるみや切れがないかをときどき見ておきましょう。
対策したのに鳩が戻ってくるときに疑う5つのこと

グッズを付けたのに変わらない、という相談は珍しくありません。原因はだいたい決まっていて、次のどれかに当てはまります。
- 剣山の高さが足りず、その上や隙間に乗られている
- テグスがたるんでいて、体重をかけても沈まない張り方になっていない
- フンや羽が残ったままで、「安全な場所」の目印が消えていない
- 室外機の裏など、ふさぎ忘れた隙間が1か所だけ残っている
- ベランダは守れたが、同じ建物の別の場所へ移っただけになっている
剣山やテグスは「寸法」で効き方が変わる
前掲のBELCAの公開資料には、ハトの足よりも短い剣山では効果がない、という指摘があります。幅50ミリもあればねぐらになるという記述とあわせて読むと、少しでも平らな面が残っていればそこに立つ、ということになります。
テグスについても、大阪市東成区が鳥の重さで弛むようでは効果がないと明記しています。設置してから数か月経つと張りが緩むことがあるため、季節の変わり目に触って確かめておくと安心です。
建物ごと狙われていることもある
同じ資料には、一度営巣をすると、被害部にネットを張るなどの対策をしても同じ建物の別の場所に移動する、という記述もあります。根付いてしまうと有効な対策が取りにくくなる、ともまとめられています。
新宿区のハトに棲みつかれないためにも、巣を撤去しても対策を講じなければ再度同じ場所に棲みついてしまう可能性が高い、と注意しています。自室だけで解決しない気配があるときは、管理組合の議題に上げて建物全体で考えたほうが、結果的に早く収まります。
なお、同じ「害鳥」でもカラスは体格も行動範囲も違い、有効な手立てが変わります。両方に悩んでいる場合は、それぞれの記事を分けて読んでみてください。
専門業者に相談する目安と費用の幅

自分でやるか、頼むかの線引きは、作業の危険度と段階で決まります。次の3段で考えると迷いません。
1自分でできる範囲(数百円〜数千円)
清掃用品、テグス、剣山、忌避剤はいずれも市販されています。段階1から段階2で、床に立ったまま手の届く範囲であれば、ここで収まることが多い領域です。
屋根や軒下、ベランダの外側に身を乗り出す作業は含めないでください。高い場所での作業は、ハトの被害よりも大きなけがにつながります。
2自治体の窓口・管理会社に相談する(無料)
巣に卵やヒナがある場合、捕獲や卵の採取には鳥獣保護管理法に基づく許可が必要です。堺市は、捕獲申請者から状況を聞いたうえで必要と判断される場合に捕獲許可証を交付すると案内しています。窓口や運用は自治体ごとに異なります。
集合住宅であれば、管理会社・管理組合への連絡も同時に進めます。共用廊下側や屋上が発生源だった場合、住戸単位では手が出せないためです。
3専門業者に依頼する(数万円〜)
高所、範囲が広い、フンの量が多い、ネットを本格的に張りたい——このいずれかに当てはまるなら、業者に見てもらう段階です。葛飾区が巣の撤去を実施している民間事業者の紹介先として公益社団法人東京都ペストコントロール協会を、高石市が駆除処理業者の紹介について一般社団法人大阪府ペストコントロール協会を挙げているように、地域のペストコントロール協会から事業者にたどり着く道もあります。
依頼するときは、現場を見てもらったうえで作業範囲と総額を書面にしてもらい、それから返事をしてください。金額と作業の中身を並べて見たいときは、事業者ごとの条件が一覧になっているサービスから当たると進みが早くなります。
かかる費用の幅(2026年7月時点)
くらしのマーケット(運営はみんなのマーケット株式会社)の鳩駆除・鳩よけのページでは、被害場所別の料金相場としてベランダ・バルコニーが13,000円〜41,000円、出窓と配管・手すりがそれぞれ6,000円〜22,000円という幅が示されています(2026年7月時点)。作業の中身として挙がっているのは、鳩の追い出し、鳩のフン・巣跡の清掃、鳩の侵入防止対策の3つで、ベランダ・バルコニーは10平米まで追加料金なしとされています。
一方、株式会社ダスキンのハト飛来防止サービスは、1回あたり63,800円(税抜58,000円)以上で承るとしたうえで、ネット費用が20平米まで23,100円、施工費用が5平米まで13,200円、簡易清掃・除菌費用が汚れの度合い(軽度)で床面積5平米まで27,500円といった内訳を公開しています(いずれも税込・執筆時点)。清掃と除菌をどこまで含めるかで総額が動く、という構造が見えてきます。
同社は注意書きとして、巣に卵やヒナがいる場合は対応できないことがある、とも記しています。業者に頼めば段階4も解決する、とは限らないという点は、依頼を検討する前に押さえておきたいところです。
鳩を寄せつけない対策のよくある質問(FAQ)
※この記事の内容は、執筆時点(2026年7月)に各機関・各社が示していた説明を当メディア編集部で読み合わせ、構成しなおしたものです。あたったのは環境省自然環境局、e-Gov法令検索、東京都環境局、堺市、大阪市東成区、新宿区、北九州市、東大阪市、葛飾区、高石市、高知県、国土交通省、公益社団法人ロングライフビル推進協会、みんなのマーケット株式会社、株式会社ダスキンの各ページです。料金・制度・窓口は変更されることがあります。忌避剤や薬剤は、製品ごとに定められた用法・用量と、使ってよい場所の範囲内でご使用ください。巣の中に卵やヒナがある場合の扱いは、お住まいの市区町村の鳥獣担当窓口の案内に従ってください。
まとめ
ハト対策は、いまの段階を見極めるところから始まります。手すりにとまるだけの段階1、同じ場所に長くとどまる段階2、小枝を運び始める段階3、そして卵やヒナがいる段階4。前の段階ほど、清掃とテグスという軽い手で足ります。
段階4に入ると、鳥獣保護管理法により、卵やヒナのある巣を自分で撤去することはできません。空の巣であれば許可なく片付けられますが、中身があるなら自治体の窓口や専門業者に相談するのが正しい進み方です。待つ長さは、卵を見つけた時点からならおよそ1か月半、ヒナがかえったあとからならおよそ1か月が目安です。
自分でできるのは、フンと羽を濡らしてから片付ける、室外機の下や裏の隙間をふさぐ、手すりの上方5〜6センチにテグスを張る、剣山や忌避剤を表示どおりに使う、そして人の出入りを増やす——この5つです。ネットを張るなら、その前に管理会社や管理組合への確認を挟んでください。今日のうちにできるのは、ベランダに出てフンの量を数えることと、室外機の裏をのぞくことの2つです。